Dr.JIN
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STORY

第11話

2016年11月2日(水)

大妃毒殺未遂の疑いで逮捕されたジン・ヒョクとヨンレは拷問を受け、興宣君が黒幕だと言うよう自白を強要されるが、ギョンタクの働きで、毒を盛ったのは女官であったことが分かる。しかし左相キム・ビョンヒの差し金だったことを知ったギョンタクはひそかに女官を始末してしまう。おかげでジン・ヒョクとヨンレは潔白が証明され釈放されるが、ウソの供述によって黒幕とされた興宣君は、地方に島流しにされる。
一方 ヨンフィは、寺で勉学に専念するとの手紙を残して家を出てしまったため、ヨンレはブンニムとともに後を追うことに。
妓生チュノンの「ねじれを正さなければ未来へ戻れない」という言葉を聞いたジン・ヒョクは、本来ならば死なないはずの興宣君が殺されかけていると知り興宣君を追う。だが王命により自害を迫られた興宣君は死ぬ運命を受け入れようとしていた。

CAST

韓国屈指の天才医師として脚光を浴びる若き神経外科医。子どもの頃、両親を交通事故で亡くし、たった一人の家族となった妹のミナを大切に守りながら生きてきた。医師はあくまで仕事で、救えない命もあると割り切るクールな一面も持っていたが、朝鮮王朝時代にタイムスリップし、病気やケガで苦しむ人々を次々と助けていくうちに変わっていく。はじめは自分の手で過去を変えることに葛藤するが、結果を恐れず目の前の命を全力で救うことが医師の使命だと決意し、これは自分に与えられた第2の人生だと考え始める。ミナに生き写しのヨンレを見て動揺するが、二人の間に存在する不思議な絆に現代に戻れる秘密があると気付く。


父がコレラで亡くなり、没落してしまった両班の令嬢。正義感が強く弱い立場にいる人間を見ると放ってはおけない心優しい女性。裁縫仕事で家計を支えるしっかり者でもある。母のたっての願いでギョンタクと婚約するが、親しい友人以上の感情は持てないでいる。ジン・ヒョクの助手として医療活動に関わっていくうちに、医学への向学心がわき出し、いつかは医師になりたいと夢を抱くようになる。また、貧富の差なく人を助けるジン・ヒョクの人柄に惹かれていく。


大韓大学病院の研修生でジン・ヒョクの妹。患者の命を第1に考えて行動することをモットーにしている。たとえ敬愛する兄が相手でも、間違ったことは正さずにはいられない、思ったことはハッキリ口にする激しい性格。


捕盗庁の従事官。政権を掌握する一族・安東金氏のなかでも最高権力者である父ビョンヒに認められることを切望し、武術の腕を磨いている。しかし、庶子であるために父からは冷たく扱われ、正室の長男である兄からは見下されている。心を閉ざして生きてきたために、感情を表に出さない物静かでストイックな性格だが、幼なじみで許嫁のヨンレと彼女の兄のヨンフィにだけは心を開いている。本来、庶子の境遇では両班の娘のヨンレとは結婚できないが、ヨンレの家が父の死で困窮したため縁談がまとまる。一途に愛するヨンレがジン・ヒョクに惹かれていく姿を見て心を乱され、悪政を続ける父と民衆を救おうとするヨンレに挟まれ思い悩む。


由緒正しい王族の血を継ぐ男。まだ明るいうちから酒に溺れ、呼ばれてもいない宴席に乱入し、賭けごとに興じているろくでなしだが、これは世を忍ぶ仮の姿で、本当は安東金氏の粛清から逃れるためにアウトローを装っている。偶然出会ったジン・ヒョクが、人々を助けて世の中を変えていこうとする姿に、自らの志と野望を重ね合わせ、新しい王朝時代を築く決意をする。情に厚くおおらかな性格で、人の上に立つ才覚を秘めている。宮廷内の悪事を暴きながら、安東金氏を打倒する機会を狙い策略を立てる。ゆくゆくは自分の息子ミョンボクを王位に就かせたいと考えている。


艶やかな色気と神秘的なまなざしで男を虜にする都一の人気妓生。男の扱いには手慣れているが、これまで本気で愛した男は一人もいない。占いが得意で未来を予言することが特技。川で溺れて意識を失った時に命を救ってくれたジン・ヒョクを慕うが、なかなか振り向いてもらえない。ジン・ヒョクがコレラに感染したときにも看病したいと申し出るが、ヨンレから頑に拒否される。過去も未来も全てを見通すような彼女の意味深な言葉が、物語を動かすカギになっている。



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