テレビ愛知

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月曜日

「狐雨」2017/04/17

秋山大治郎(山口馬木也)と幼いころ剣の稽古をした杉本又太郎(大鶴義丹)は、奉公先の旗本屋敷を辞め、殿の側室にされるのを嫌がった奥女中の小枝(吉本多香美)を助けて農家にかくまった。
屋敷に雇われた浪人たちが小枝を捜す。小枝は「逃げよう」と弱気な又太郎に、正式な妻にして欲しいと言う。
そして自分はかつて、捕らえられて毛皮として売られそうになった白い狐を助けたことがある。その狐が守ってくれるから大丈夫と言う。やがて又太郎の夢に白狐が出て、「小枝を守れば天下無双の剣士になれる」と言った。
死んだ又太郎の父親と秋山小兵衛(藤田まこと)は剣客仲間。小兵衛は又太郎のために一肌脱ぐ。
【出演者】藤田まこと、山口馬木也、寺島しのぶ、小林綾子

火曜日

「消えた女」2017/04/18

秋山小兵衛(藤田まこと)が親しくしていた南町奉行所同心が殺された。小兵衛と弥七(三浦浩一)は、下手人と思われる浪人の山口為五郎(野崎海太郎)を追って北千住に行き、ある旅籠を見張った。
旅籠には、おみつ(前田愛)という17、8歳の奉公人がいた。おみつは山口の娘で、彼女を見張っていれば山口が姿を見せるはずだと弥七は言う。小兵衛はおみつの顔を見てぼうぜんとなった。
20年前、四谷で道場を開いていた小兵衛は、住み込みで働いていたおたみ(前田愛)という女と男女の仲になった。その後おたみは小兵衛のところを去ったが、おたみと瓜二つのおみつを見て小兵衛は一瞬、自分の子供ではと疑った。
小兵衛がおみつを見る目が尋常でないことに気づいた弥七は、おみつの出生を調べた。母親はおたみという名だった。小兵衛はいたたまれず、その旅籠に泊まる。
おみつは素朴な娘で、板前の修業をする庄太(草野康太)という若者と将来を約束しているらしい。

【出演者】藤田まこと、山口馬木也、寺島しのぶ、小林綾子

水曜日

「その日の三冬」2017/04/19

三冬(寺島しのぶ)は母の墓参りに行った寺で、5年ぶりに岩田勘助(本田博太郎)を見かけ、言葉を交わした。勘助はかつて三冬と同じ道場で腕を磨き、なかなかの腕だったが、身分は足軽で、気の毒なほどに醜い容姿の男である。門人たちは勘助を見下したが、三冬だけは差別せずに稽古をつけていた。
勘助は、今は角倉伊織(勝部演之)という旗本に仕えている。角倉家では一人娘のお絹(匠ひびき)に縁談が持ち上がっていた。
後添えだが相手は大身の旗本。だがお絹には青木丹三郎(鷲生功)という若い侍の恋人がいた。未練のあるお絹は、勘助に手引きをさせて青木と会う。別れ話に青木は、一緒に逃げようと言う。その気はないお絹が帰ろうとすると、青木が襲いかかる。止めに入った勘助に青木が斬りつけた。逆上した勘助は刀を奪い取って青木の肩口を斬る。正気に戻り青ざめる勘助である。

【出演者】藤田まこと、山口馬木也、寺島しのぶ、小林綾子

木曜日

「新妻」2017/04/20

秋山小兵衛(藤田まこと)と大治郎(山口馬木也)父子は、恩ある人の葬儀に参列するために大阪への旅に出た。その帰路、小兵衛は寄り道をし、大治郎は先を急いだ。ある宿で大治郎は、「手紙が届いている」と主人に言われる。「宿はずれの寺で待つ。潔く出向くが良い」と書かれている。覚えのないことだが、剣客として知らぬ間に恨まれているのかも知れないと、大治郎は寺へ行った。
境内には数人の侍が待ち伏せをし、大治郎に斬りかかってきたが、人違いと分かり動揺した。この夜の泊まり客で侍は鳥居小四郎(増沢望)という浪人一人だけ。大治郎と年恰好が似ているという。

【出演者】藤田まこと、山口馬木也、寺島しのぶ、小林綾子

金曜日

「鰻坊主」2017/04/21

秋山大治郎(山口馬木也)が一人で不二楼で飲んでいると、中年の旅の僧・善空(平田満)が入ってきた。善空は、拾った五十両の落とし主を探しているらしい。入れ違いに三人の浪人が勘定を済ませて店を出た。しばらくすると、落とし主の武士・井上伝蔵(草見潤平)が店に現れ、礼金五両を財布から出して善空に渡した。
店を出た井上は、「あの坊主、ころりとだまされやがった」と上機嫌で、グルだった浪人たちに分け前を渡すが…。

【出演者】藤田まこと、山口馬木也、小林綾子、三浦浩一

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