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<経済特集>竹島水族館ブームに乗れるか

16.08.26

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特集です。


深海生物に特化した
斬新な展示で人気となった
蒲郡市の竹島水族館。

この水族館の人気が
地域に新たな
ビジネスチャンスを
もたらしています。



子どもたちが大きな水槽で
触っているのは深海の生き物だ。

この夏休み、
連日大賑わいの竹島水族館。

一時は廃館の危機に追い込まれたが、
5年前に展示内容を一新。

奇跡のV字回復を果たした。

「イタチウオ、夜型なので
夜のイベントの時だけがんばります」

100種類以上の深海の生き物、
ユーモアたっぷりの解説が
人気の理由だ。

「今では生き物を見るよりも
解説を読んでくれるお客さんの方が多い」
(竹島水族館 小林龍二館長)

そんな竹島水族館で、
気になるものを見つけた。

「グソクムシせんべい」!?

センベイにオオグソクムシの
粉末をまぶした商品だ。

「多いときで100個くらい売れますよ」
(飼育員)


センベイを作ったのは、
豊橋市の和菓子メーカー、童庵だ。

オオグソクムシは、
三河湾で大量にとれる深海生物で、
そのグロテスクな風貌から、
一躍水族館の人気者になった。

そんなオオグソクムシで、
何かみやげ物を作れないか?

そこで生まれたのがこの商品だった。

しかし問題は、臭いだった。

「最初は何パターンか作りました。
結構くさいのもありましたよ。
本当にくさい。においます?」
(童庵 安藤チヒロ社長)

「くさい!」

炒ったグソクムシの身を
細かく粉末状にすることで
独特のにおいがむしろ癖になる風味に
変わったという。

「カニの殻を食べたような。
味はちょっと香ばしくておいしい」

外箱は
地元のパッケージ会社が担当した。

グロテスクなグソクムシの姿を
そのままデザインに取り入れた。

「白い箱が最初の企画だったんですけど
それじゃちょっと面白くないだろうということで
提案をさせてもらったんですね
館長に見せたところ
乗り気になっていただいたので
最終的にこの形になりました。」
(箱秀紙器製作所 富田委千弘社長)


2016年4月から水族館で
販売を始めたところ、
商品はすぐに完売。
今では月に約800個売れる
ヒット商品だという。

「他では売ってない」
「おもしろいなと思って」
「ちょっと怖いもの見たさみたいな感じ」
(買い物客)


「自社だけではできないという会社が
たくさんあるので
そこが寄り集まって
1つの大きなことをしよう
これが地域の活性化にもなるし
その地域を盛り上げていく。
今はそれを重視しています。」
(竹島水族館 小林龍二館長)


童庵では、現在ウツボを使った
第二弾の商品を開発中だ。

水族館とのコラボに
商機を見出す企業は
ここだけではない。

水族館で展示している
深海魚を使った名物料理の開発を
進めている会社もあるという。

「少しずついろんな企業と
コラボして進めていくことが
水面下でいろいろ始まっています。
どんどんそういうことをやって
みんなが良くなるようにというのを
目指しています」
(竹島水族館 小林龍二館長)


廃館寸前だった小さな水族館が
今や地域に活力を与える存在に
なりつつあるようだ。


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