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<経済特集>女子力が日本の農業を変える!?

16.09.16

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特集です。

農業経営に
活躍の場を見つける女性、
いわゆる農業女子が
増えています。

農業女子の「女子力」で
ニッポンの農業は変わるのか?
取材しました。


トラクターを乗りこなす
吉川文さんは、
5年前に会社員から転身。

しばらく使っていなかった
実家の農地で、農業を始めた。

「すごく楽しいです。
食卓がぱっと見て明るくなるような
野菜を作っていきたい」
(吉川文さん)

吉川さんが作るのは、
直径2センチほどの
"マイクロきゅうり"や
"花オクラ"など、
女性好みのかわいくて珍しい野菜。

レストランなどから
取引のオファーが相次ぐ
人気の理由は、
素材の良さと、
女性ならではの提案だ。

「パプリカは全体的に
色がついているのが普通。
黄色と緑色が混在している状態を
マーブルカラーのパプリカということで
輪切りにした時に黄色から緑色に
変わっていく2色が楽しめる
と提案している」
(吉川文さん)

吉川さんのような
女性農業者の活躍を
広く発信しようと、
農林水産省は3年前に
「農業女子プロジェクト」をスタート。

農業女子と企業を結び、
新しい商品やサービスを
生み出している。

吉川さんは現在、
野菜のタネや苗の開発を行う
企業のプロジェクトに参加。

他のメンバーと意見を交わす中で、
経営のヒントをもらったという。

「販売の戦略や
新しい品種のことを情報交換して
県外の農業者、特に女性と
会うことがほとんどなかったので
すごくいい機会になった」
(吉川文さん)

生産だけでなく、
加工や販売もする6次産業化にも、
女性目線は欠かせない。

「うちは女性がいないと
回らない現場になっている」
(萬秀フルーツ 大崎秀樹さん)

美浜町でフルーツ園を営む
大崎さん夫妻は5年前、
自家製の堆肥を使った
「国産グレープフルーツ」の
生産を開始したが、
価格は1個400円と通常の約2倍!

消費者を振り向かせようと、
奥さんの佳子さんが始めたのが、
ジャムの販売だ。

「朝食べてみようかなとか
お土産にしてみようかなというので
手に取りやすい」
(萬秀フルーツ 大崎佳子さん)

"取っ手"がついた容器も
佳子さんのアイデア。

「商品を選ぶときに、
パッケージで選ぶ人が多い。
台所に置いてもかわいい」
(萬秀フルーツ 大崎佳子さん)

ジャムは販売数を伸ばし、
国産グレーフルーツそのものも
今では年間2000万円を
売り上げるまでになった。

収益力を高める6次産業化を、
国も補助金制度などを設け、
支援している。

愛知県は8月、
「あいち農業女子交流会」を
初めて開催。

県内の農林高校などの
生徒にも参加を促し、
次世代を担う女性の就農の
後押しを始めた。

農林水産省の調査によると
40歳未満の女性の新規就農者数は
近年伸びつつある。

更なる増加に向け、
東海農政局は、
県との連携に期待を寄せる。

「 農村社会は閉鎖的で
いまだに指導的地位や経営主の多数を
男性が占めている状況にある。
今後一層女性が活躍できる
環境の整備を進めて、
女性農業者が経営者やリーダーとして
活躍していくことになれば、
農業の成長産業化に大きく寄与する」
(東海農政局 経営支援課 伊東誉維さん)

女性のやる気とアイデアが
日本の農業を変えることになりそうだ。


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