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インタビュー第1弾 久保翔&川田祐スペシャルトーク

『レスキューファイアー』ファンのみなさん、お待ちかねのキャストインタビュー第1弾です。

最初はやはり、このお二人。タツヤ役の久保翔さんとユウマ役の川田祐さんに直撃!
Webならではのロングバージョンでお届けします。
本編のタツヤとユウマさながらの、息のあったやりとりで、ご自身が演じるキャラクターのことや撮影中のこぼれ話をたくさん披露して下さってます。

──撮影も進んできたところで、クランクインした直後の頃と現在とで心境の変化のようなものはありますか?

【久保】僕は、ヒーローというものに馴染んできました。撮影を始めた頃よりも、しっくり来てますね。何かが変わったと言うよりは、声の出し方とか動きだとかがしっくり来てます。多分、もっと撮影が進めばもっとしっくりくると思いますよ。
【川田】その気持ちは、オレもすごく分かる。実際に衣装を着て着装のポーズを取って変身すると──外見から作っていくというわけではないですけど──身が引き締まるというのはありますよね。実際にスーツなどを着てみて、「あ(自分は)ヒーローなんだな」と再認識したところがあります。

──役のキャラクターが自分の分身のようになってきているカンジですか?

【川田】そうですね。だんだんなんじんできて……普通に生活している時でも「ユウマだったら、こういう時どうするかな?」とか考えたりして、少しずつ近づいていけるよう努力してます。
【久保】僕もそんな感じです(笑)。

──久保さんから見てのユウマの、川田さんから見てのタツヤの印象をお聞かせください

【川田】本読みの段階では(久保くんは)タツヤっぽい感じがしなかったですけど、実際に演じてみると猪突猛進さとかが見えて、すごく納得したような部分があります。
【久保】難しい質問ですね(笑)。違和感みたいなものはないというか、川田祐くんがユウマを演じているということを意識してないですからね。川田祐くんが演じるユウマが、その人物だと思ってるので。僕の中ではユウマは“川田祐くんが演じるユウマ”というキャラクターとして成立してるんで。

──最初からイコールの存在である、ということですね?

【久保】はい。
【川田】ああ、なんかそれは判るかも。
【久保】なので、リツカさんやタマちゃんも同じです。僕にとっては、リツカさんは中村優さんの演じるリツカさん、タマちゃんは中村静香さんの演じるタマちゃんというキャラクターですからね。
【川田】リツカさんやタマちゃん、隊長も、その人のある部分がピックアップされてそのキャラクターが出来上がっていると思うんですね。例えばリツカさんはすごくクールなキャラですけど、普段の中村優ちゃんが全部クールかっていったら、そうじゃない部分もあるわけですよ。劇中ではその人の一部分に焦点が当たっている感じがするので、僕が見ると、いつでも中村優ちゃんはリツカさんだし、藤重政孝さんは隊長なんですね。
【久保】あ、最初は確か、自分の中で作ったユウマ先輩のイメージがあったんです。でも撮影が進んでいくうちにそのイメージは自然に消えて、今はユウマといえば川田くんってなってるんですよ。

──それぞれからご覧になっての、役者さんの印象を伺えますか?

【久保】ユウマ先輩(川田くん)は、最初見た時「背がデケェな!」って(笑)。それで話をしてみると「優しいな」って……基本的に怒らない人なので。
【川田】照れるネェ~(笑)。
【久保】僕のブログにも書いたんですけど、器が大きいですよね。リツカさん(中村優さん)は意外に無邪気ですね。子供っぽいっていうか、僕より年上ですけど、妹みたいな感じです。タマちゃん(中村静香さん)は意外としっかりしてるんですよ。
【川田】そうだね。
【久保】たぶん、役での第一印象のせいもあるんですよ。リツカさんは役ではしっかりしてるけど、普段は意外とそうじゃない。タマちゃんはその逆で、役よりもしっかりしているところがあるので、しっかりした人っていう印象が強くなってると思うんですよ。で、僕は隊長(藤重さん)については、尊敬してます。頼りにしているので、何かあったら隊長(藤重さん)に相談しようって思ってます。
【川田】隊長(藤重さん)は、そうだね。隊長(藤重さん)と一緒に帰った時、最近の芝居についての悩みとかを色々しゃべってますし。リツカさん(中村優ちゃん)はしっかりしてはいるんですけど、意外と面白い顔をしておどけてみたりとか、ちょっと変わった愉快な人みたいな匂いがありますね(笑)。そこが自分に案外と似てるかな? とか(笑)。
【久保】似てる、似てる。
【川田】タマちゃんは、キャラクターとして僕が彼女に一目惚れするじゃないですか。で、彼女本人(中村静香ちゃん)も普通に可愛いので、逆に普段はあまり接しないようにしています。というのは、素の状態でも仲良くしているよりも、ユウマを演じた時にやり易いかなと──その方が演技の上でよりドキドキ感がより出せるかな? と思って、ちょっと離れているようにしてます。
【久保】でも、普段仲良くしていても本番ではドキドキ感を出せるのが役者なんだけどね!……なんちゃって(笑)
【川田】それは、オレの役者のレベルが低いと?(笑) まぁ、でも出来る努力はしているということですよ。

──対タマちゃん以外で演じる上で気をつけていることなどはありますか?

【川田】出来るだけ縮こまらないようにというか、アクションをする時でもちょっとダイナミックな立ち回りを意識するようなことを常に考えてます。監督さんからも「もっと大きな感じで」って良く言われるんですよ。ユウマというキャラが大きくてどっしりしてて包容力があってっていうイメージらしいので、普段もどうしたらそう出来るかを考えてます。

──久保さんは、タツヤを演じる上で気をつけていることはありますか

【久保】視点をタツヤにする、ということですね。芝居にはいる時は、普段僕が見ている視点での祐くんではなくて、タツヤの視点から見たユウマ先輩になるようにしてます。気の持ちようではあるんですけど。上手く言えないんですけど、努力するとかではなくて、そうやって意識を変えることで、スッと役に入り込むようにしてます。

──いわば“タツヤに着装する”ような感じですか?

【久保】そうです、そうです。そんな感じですね。

──タツヤのセリフは、語尾に「~っス」というのが特徴ですが、それは慣れましたか?

【久保】どうなんですかね? 普通に言えてますかね?
【川田】言えてるんじゃない?
【久保】じゃあ慣れました(笑)。こういうのは、周りの人に訊いてもらうのが一番ですから。
【川田】そうだね、オレらがいつも聞いてるからね。
【久保】そういえば、「スミマセンでしたっス」っていうセリフがあったんですけど、普通は絶対にいわないですよ(笑)。そういう言い方するのは、タツヤだけですよ。
【川田】オレ、実生活で語尾に「っス」って敬語的につけることがあるけど……。
【久保】「スミマセンでしたっス」っていう?
【川田】言わないね!(笑) でも、(久保くんは)最初からすんなり使ってたと思いますよ。
【久保】僕も、普段「っス」って使うことありますからね。全然使ったことのない口調ではないですけどね。

──ユウマの実家はもんじゃ焼き屋さんという設定ですが、川田さんご自身はもんじゃはお好きなのですか?

【久保】実はキライで~す!(笑)
【川田】そんなこと言ってないでしょ!(笑) 実は、もんじゃ焼きそのものに馴染みがなかったんですよ。お好み焼き屋さんにも、メニューにもんじゃ焼きってありますけど、値段がだいたい同じなのに、お好み焼きに比べるともんじゃってお腹に貯まらないじゃないですか。なので、ついついお好み焼きを頼んでしまうんですよ(苦笑)。
【久保】ユウマくん(川田くん)、ケチだもんね~~~(笑)。
【川田】ケチって言うな!(笑) それで、ユウマの役が決まって、実家がもんじゃ焼き屋の設定だったので実際に食べに行って、その美味しさとか楽しみ方を知ったという感じですね。

──久保さんはもんじゃはどうなんですか?

【久保】僕は好きですね。元々、父親が関西出身で自分もお好み焼きが好きで、それで関東に来て同じ系列の食べ物のもんじゃも好きになって……っていう感じです。

──ユウマの実家となっているもんじゃ焼き屋はロケしたものですか?

【久保】お店でロケしました。どこでしたっけ?
【川田】月島です。本場です。

──『レスキューファイアー』の3人の監督、岩本晶さん、おかひできさん、舞原賢三さんの印象などを伺えますか?

【久保】岩本監督は、面白いところにこだわるんですよ。汗とか。ほとばしる汗の美しさみたいな感じで。そういう視点がCGもやられている監督さんなんだなって思います。あと、リツカさんやタマちゃんが可愛らしい衣装に着替えた瞬間に、テンションがバリ上がるんですよ!
【川田】うん、バリ上がりだね~(笑)。
【久保】なんていうか、カブトムシを捕まえた小学生みたいな感じですよ(笑)。
【川田】岩本監督は、本当に楽しんで撮影しているなっていうのが、もの凄く判りますね。自分が楽しいものを作るんだ! っていう感じですかね。おか監督や舞原監督は、落ち着いて良いものを作っていくという感じが、僕はしますね。
【久保】おか監督は熱い人です。『レスキューファイアー』『レスキューフォース』が大好きですよね! この番組をすごく愛してるなって思います。僕も監督の期待に応えるために、タツヤや『レスキューファイアー』だけじゃなく、『レスキューフォース』や『リュウケンドー』も愛するようになりました(笑)。舞原監督は、すごく安定感があります。燻銀という感じですね。人柄も渋いですし、演出とかも流石という感じですね。

──渋い演出というのは、どの辺に感じられますか?

【久保】舞原監督の話は、色んな要素を取り入れてますよね。コメディも入れるし厳かな雰囲気もありますし、バランスが良いですよね。
【川田】まだオレは舞原監督の回ではあんまり出番がないんですよ。今のところオレがメインだったのはおか監督の回なんですけど、おか監督の熱さっていうのも判るし、自分が考えて「こうしたいんです」っていった演技についても、きちんと考えて下さったし。なので、おか監督への信頼みたいな気持ちもありますね。

──スーツアクターさんとの連携みたいな部分について、話し合ったりはされているのですか?

【久保】話をして絆を深めあったりとか、スーツアクターさんの撮影現場を見学したりもしてますね。着装していない時やメットオフした時の演技に反映出来るように、それで動きの形とかを見ていたりしてます。
【川田】オレも同じような感じですね。メイクの時間であったり着替えている最中だったりとか、どうしても自分の都合がつかない時以外は、必ず見るようにしています。それで、どういう風な立ち振る舞いをしているのかを、絶対チェックしてます。また「このシーンではこういう気持ちだと思うんだけど、どう?」みたいに話もよくしてますよ。

──撮影時の苦労やこぼれ話などをお願いします

【久保】僕が覚えているのは、食堂でメッチャ飯を食わされたことですね(笑)。
【川田】あったね~。
【久保】あれは、喉が詰まるかと思って……。苦労というわけではないですけど、面白い経験でした。お腹一杯よりも喉に詰まる方が苦しくて。
【川田】こっちは見てただけですけど、「大変だナァ~!」って思いましたよ(笑)。そのシーンはおいしそうに食べると言うよりも、真剣に考えながら食べるシーンだったので、本当に一所懸命食べてて、「苦しそうだなぁ……あ、喉に詰まったよ!」って傍目には面白かったですけど。自分が印象深いのは、食堂で塩を被るシーンがあって、身体中に塩を被った状態でスタンバイしていた時が厳しかったですね~。「手、チョー痛いよ!」って(笑)。
【久保】あったね~。あれも印象深いね。
【川田】でも、辛いって言うことは全くなくて、すごく楽しく撮影してます。

──劇中のタマちゃんの料理は、実際の味はどうなのですか?

【久保】2話の激辛カレーとかは、見た目真っ赤ですけど、実際は辛くないです。逆に美味しいくらいです。
【川田】本当に結構美味しいです。普通に食べたいと思うくらい。

──2月末くらいに、1クール中場のエピソードを撮影されていたそうですが、劇中では5月頃なので、撮影時は寒かったのではないですか?

【川田】寒かったデス! 僕のやったシーンで言うと、ビルの屋上で風がピューッと吹いているところでの撮影があったんですけど、凄くガタガタ震えながらやってました。やっぱり1月2月頃ですからね。

──劇中で普段着用している制服は割合と防寒性もありそうに見えるのですが、それほどではないのですか?

【川田】そんなにはないですね。下にもう一枚着込んだりしてます。
【久保】この衣装の素晴らしいところは、冬は寒く、夏はとても暑いということなんですよ!(笑) でも僕は寒さには強いですから、大丈夫でした。とっておきの秘策を持ってるんで。
【川田】秘策って何?
【久保】寒さ対策の秘策──それは気にしないことです。寒さを無視してますから。僕、シカト得意なんで(笑)。

──(笑)それは凄い! 逆に暑いのはどうなんですか?

【久保】暑さもシカトです! でも汗は止められないじゃないですか。その分寒さの方がシカトしやすいですね。

──この作品は子供がメインターゲットなのですが、そこで意識することなどを伺えますか?

【久保】子供に悪い影響を与えることだけはしたくないですね。この番組を預かっている以上、そこだけはハッキリして一年間演じ通せたらなと思ってます。

【川田】……なんか、凄いマジメな意見だけど……オレ、そういう風にパッと切り替えられないから、羨ましいワ~。(気を取り直して)子供番組のヒーローなので、若干デフォルメしている部分というのがあって、ちょっと大きめに芝居をしているつもりなんですよ。それが逆に変になるといけないので、そこのバランスが難しいなと思いつつ演じてますね。どこまでオーバーにしても大丈夫なのか? というのを考えつつやっていたりもして。

──では、ファンの方へメッセージをお願いします

【久保】キャストさんスタッフさん、みんなで一所懸命作っています。ぜひ楽しんでみて下さい!
【川田】アリガチ!(笑)
【久保】「アリガチ」? じゃあもっと良いのを期待してるからね。
【川田】任せてよ!
【久保】では、みんなが感動して涙してしまうメッセージ、どうぞ!
【川田】え!? ハードル上がってない?(真顔になって)……この作品には、レスキューという──
【久保】はい、カット!(笑)
【川田】ええ~~!?(笑)

──お二人の名コンビぶりが判ったところで、川田さん、改めてバッチリ締めて下さい!(笑)

【川田】みんな全力を尽くして頑張って作ってます。凄く王道的なパターンの話もあれば、ギャグの話もあります。アクションも凄いですし──。普通に見て楽しめる作品だと思います。また色々な視点でも楽しめる作品ですので、自分なりの楽しみ方、自分なりのポイントを見つけて「ここが面白い!」というような感想も頂けると嬉しいです。

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