FEAUTURE特 集

ニュースWHY?

女性の"価値観の変化"

17.04.07

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7日から始まった新企画
「ニュースWHY?」
気になるニュースのWHY?、
なぜ?に迫るコーナーです。

今回は、このほど愛知県がまとめた
人口動向調査から、
気になるデータに注目しました。

人口が増えている愛知県ですが、
東京など首都圏へは
「出て行く」方が多いんですね。

中でも、20?24歳の女性の転出が
際立っているんです。
さらに、その数、
この5年間で倍増しているんです。

そこで、今回の『WHY?』はこちら!

20-24歳という世代で
考えられるのが「就職」。

そこで、3月、岡崎市で
開かれた就職セミナーを取材
、 若い女性たちに話を聞いてみると、、、

「県外に出てみたい
地元でとどまってないで
違うところもみたい!」
(女性)

このセミナーは、
県内の企業を対象にしていたが、
それでも、「地元就職にこだわらない」
との声が多く聞かれた。

友達とかは東京って言っている子が多い
人気は東京など首都圏だ。

女子学生の割合が多い
地元私立の南山大学によると、
東京の会社に内定した
女子学生の割合は
この5年間で5ポイント
上昇したという。

女子学生が就職先に
首都圏を選ぶ理由の1つは、
製造業が多い
愛知県の産業構造にあると、
専門家は話す。

メーカー(製造業)は
男性の職場というイメージがあって、
男女を比較すると
サービス業で働く女性の方が多い
サービス業でキャリアアップ
していこうという場合
もちろん愛知県にもあるが
東京の方がサービス業の企業が多い」
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 
          鈴木明彦調査部長)

若い女性が東京を目指すのは、
そこに求める仕事が
あることが理由のようだが、
今、その動きが
加速しているのはなぜなのか?

記者は、実際に就職で愛知から
出て行った女性の生の声を聞くため、
東京に向かった。

前田朱見(まえだ・あけみ)さんは、
愛知で大学院まで進んだあと、
自分の力を試したいと
東京のベンチャー企業に就職。

今は、まさに企業の採用を助ける
仕事をしているということで、
若い女性の首都圏流出の現状を
自身の経験を踏まえ、分析してもらった。

「私はもう価値観の変化
だとしか思えなくて、
(ひと昔前は)大手企業に
事務として入社して、
そこで働く男性社員と結婚し、
ある意味「腰掛け」でそこにいて
辞めて専業主婦になって子育てをする
それが幸せだった
リーマンがあり、
1個の画一的な産業だけとか
結婚に依存するとか、
今までの愛知の女性が持っていた
(幸せ)概念が崩された
自分が力をつけて
生きていかないと、
これからの時代は
本当に大変なことになると思った。」
(前田朱美さん)

なぜ、若い女性が
今、首都圏に出て行くのか?
その答えとして見えたのが、
女性たちの「価値観の変化」です。

男性の所得も下がる中、
「自分で何とかしなければ」
と考える若い女性が増えています。


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