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緊急出動! ドクターヘリ密着

17.08.18

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こちらは「ドクターヘリ」と呼ばれる
救急専用のヘリコプターです。

現在、全国41の都道府県で
51機が配備されていて、このうち、
岐阜県は唯一、岐阜大学病院で
運行されています。

出来るだけ早く現場へ。

救急車では間に合わない重症患者のもとへ
医師らが搭乗し、
現場へ向かう『ドクターヘリ』
救急治療の最前線に密着。

岐阜市にある岐阜大学病院。

この高度救命救急センターには
外科や内科などの専門知識を持つ
28人の救急医が勤務している。

「通信センターから各局、加茂消防管内。
熱中症ホットライン入電中、ホットライン入電中。」
(通信センター)

「エンジンスタートナース了解です」
(看護士)

「ドクター了解」
(医師)

出動要請から3分。

最高速度250キロの『ドクターヘリ』が飛び立った。

この日のフライトドクターは、
指導医も務めるベテランの橋本孝治医師。

どこまでも早さにこだわりたいと言う。

患者は30代男性、
熱中症で倒れ意識がないとの報告だ。

着陸した白川町の広場に救急車が滑り込んできた。

「岐阜大学の救命の者ですけど
ちょっと診させてもらいますね」
(医師)

この男性、どうやら熱中症ではない様子。

「首と胸のケガをしたみたいだから
ヘリコプターで大学病院に行きますね」
(医師)

伐採中に誤って木の下敷きになってしまったとのこと。

硬膜外血腫の恐れがあるため、
へりに乗せ病院へ戻り、
緊急手術することになった。

「岐阜ドクターヘリ、岐阜大学です」
(通信センター)
休む間もなく次の出動要請が・・・

東白川村で80代女性が
家の中で転んで動けないとのこと。

骨盤骨折の疑いもあるため、出動となった。

「バイタル情報が今きました。
安定している模様」
(消防無線)

岐阜大学病院のドクターヘリは県内全域をカバー。

遠隔地の飛騨地方でも離陸から約30分で到着できる。

「午前8時ぐらいに転倒されまして、
その後しばらく歩いていた」
(消防無線)

「ここ痛いね(大腿骨)頚部骨折やな
深呼吸してみて吐いてもう1回吸って」
(医師)

この女性、骨盤ではなく
足の付け根の大腿骨頚部の骨折で、
このあと地元の病院へ搬送された。

この橋本医師が身に着けているツナギのユニホーム。

実は特別なものだ。

追求したのは使い勝手だ。

「ヘリの中で座って作業する
太もものポケットが使いやすいですね
ここは座ってしまうと完全につぶれてしまう
ここのポケットとふくらはぎのポケットが役に立つ」
(橋本孝治医師)

翌日、この日のフライトドクターは三宅喬人医師。

関市の交通事故現場にいたところ。

無線センターには別の通報が-。
「別案件、アナフィラキシーショック」

この知らせは、すぐに三宅医師にも。

「これからランディングポイント(場外離着陸場)に
戻ってアナフィラキシーの患者に行きます」
(医師)

アナフィラキシーショックを起こしたのは
関市に住む70代の男性 蜂に耳を刺されたようだ。

「息ぐるしいとかあった
今は大丈夫なのね、大きく息して」
(医師)

一時はシュック状態だったというこの男性。

三宅医師の診断で落ち着きを取り戻し、
大事に至らずにすんだ。

「ヘリコプターの起動力を生かして
より早く医療に到達することが可能になりますので、
救命率を上げることができるということ」
(高次救命救急センタードクターヘリ部門 山田法顕医師)

「救命救急の最前線」で働くフライトドクターたち。

多くの命を救うため、
これからもより早く患者のもとへ駆けつける。

岐阜大学病院によりますと、
2016年1年間のドクターヘリの
出動回数は392回あったということで、
経験豊富な医師や看護師らが、
チームを組み、朝8時半から日没まで、
年中無休で出動に備えています。