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FEAUTURE特 集

ザ・追跡!

愛知の花を中国に売れ!

17.09.29

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花の生産が日本一を誇る愛知県ですが、
国内市場は縮小を続けています。

そんな中、中国に活路を見出そうとする
取り組みをカメラが追いました。

豊明市の「愛知豊明花き市場」。

54年連続で花の生産が日本一を誇る
愛知の流通の拠点だが、
今、厳しい現実に直面している。

豊明市場の永田理事長は、、、

「今、売り上げが徐々に落ちている状況です。
国内需要がこれだけ冷え込んでくると、
花をやめる生産者も出てきた」
(愛知豊明花き市場 永田晶彦理事長)

豊明花き市場の取扱額は、1998年がピークで、
ギフト需要や婚礼宴会の落ち込みなどで、
減少を続けている。

国内需要の回復が見込めない中、
永田さんが目をつけたのは、"海外"。

向かった先は・・・
巨大市場、中国。
首都・北京は、愛知県のおよそ3倍の人が暮らし、
日本とは異なる花の文化も。

「中国の七夕では伝統的に花を贈る習慣があります」
(北京の花き業者)

贈る花の定番は、赤いバラだ。

その中国で、今、日本の花に
注目が集まっているという。

この家庭にも日本のツバキが、

「これとこれが日本のものですね」
(北京の消費者)   
          
輸出に経費がかかり、
価格は中国産の3倍もするが、
それでも人気なのだという―

北京最大の花きグループの
代表・林(リン)さんは、こう語る。

「以前輸入した時に、こちらの人に
日本の花をプレゼントしたら、
花が咲く期間が長くて驚いてました。
中国の同じ品種だと半月しか
もたないのが、日本のものは2か月以上も
花をつけていました。
すごいと思います。」
(北京花郷花木集団 林巧玲代表)

高い栽培技術によって長持ちするうえ、
品種も多いことが日本の花の人気の理由なのだ。

永田さんは、中国・北京で、
今年4月、アンテナショップを開設。

わずか10平方メートルの広さだが、
間借りした園芸店全体の売り上げの
半分以上を占めるまでに。

「(ターゲットは)下位中間所得層。
ものすごく人口が増えている。
距離が近ければ近いほど、
良い状態で良い品を届けられる。
中国は隣の国。輸出できるのは良い事。」
(愛知豊明花き市場 永田晶彦理事長)

「この線に沿ってください」
「わかりました」

永田さんは、さらに販売を増やすため、
北京に住む中国人たちの
生の声を聞くことにした。

その方法とは?

ショッピングセンターを訪れる
買い物客から、日本の花についての
アンケートを集めようというのだ。

アンケートに答えてくれた人には、
愛知の渥美産のアルストロメリアを渡す。
"インカのユリ"とも呼ばれ、中国では珍しい花だ。

調査を始めると、たちまち人だかりが!

「Q.人が増えてきたが?」
「想像以上です。今ちょっとあせってます。」
(愛知豊明花き市場 永田晶彦理事長)

人々のお目当ては、やはりアルストロメリア。
見慣れない花に、どんな印象を持ったのだろうか?

「今回はイベントですが、売り場があれば買いたいですね」
「日本の花と中国の花は違うと思う。
品種とか色が違って上品です。」
(アンケートに協力した中国人)

用意した1000本のアルストロメリアをすべて配り終え、
予定より早く調査は終了した。

「(花き業界の)全体が中国に向かって、
取り引きを始める時が遠からず来ると思う
巨大な国なので、北京が拠点になるが、
どんどん色々な地域に広げて行く必要がある。」
(愛知豊明花き市場 永田晶彦理事長)

アンケートの結果、75%の人が日本の花を
買ってもよいと答えたそうで
永田さんは、次の一手の検討に入りました。