テレビ愛知

FEAUTURE特 集

小さな驚きカンパニー

食べられる食器 開発のワケは?

17.10.19

1.1.jpg 1.3.jpg 1.2.jpg

まるごと食べられる、
というちょっと変わった食器を
碧南市のお菓子メーカーが作っています。

半田市で5年に1度行われる
「半田山車祭り」。

豪華絢爛な山車31台がずらりと並んだ。

屋台のグルメが楽しめるのもお祭りならでは。

そんな中、
ちょっと変わった器に盛られた焼きそばが!

お客さんを見ていると・・・なんと
お皿をばりばりと食べはじめた!

さらに!箸まで!

こちらが食べられる食器を
作っている「丸繁製菓」。

「こんにちは。
よろしくおねがいします」
(岡田アナ)

出迎えてくれたのは榊原繁彦社長。

この会社は30年以上、
アイスクリーム用のモナカ
を作ってきた。

食べられるお皿は、
金型で焼いて作る。

材料を混ぜ合わせ、金型に入れ、
180度の高温で焼く。

約3分で完成だ。

おどろきは、
その耐水性にある、という。

実験してみた。

普通のもなかだと約15分で水が溢れ出すが・・・

「食べられるお皿」は、
なんと2時間以上たっても水が漏れない!

その秘密は材料にあるという。

最初はモナカの材料である
小麦粉で作ってみたが
うまくいかなかった。

えびせんべいをヒントに
小麦粉よりもねばりけのある
じゃがいものでんぷんに
生のエビを加えることで
表面の密度が高くなり
耐水性がぐんとアップした。

さらに食べられる硬さと、
お皿として使えるだけの
丈夫さを兼ね備えた
絶妙なバランスを実現するため、
加える水の量を調整した。

焼き方にも社長の工夫がある。

よく見るとふたを開ける前に
少しずつレバーを緩めている。

これはなぜなのか?

「蒸気も少しずつ
抜きながら微調整します」
(丸繁製菓 榊原繁彦社長)

「一気に開けたらダメなんですか?」
(岡田アナ)

「金型を急に開けると外に出るはずの
水蒸気が皿の底に入ってふくらんでしまう」
(丸繁製菓 榊原繁彦社長)

ところで、いったいなぜ
こんなお皿をつくったんだろうか??

「たまたまイベントに行った時に、
ゴミの量が多く(いろんなゴミが)混ざっていた
ゴミを出さないためには
食べてしまえばいちばん良いと考えた」
(丸繁製菓 榊原繁彦社長)

さらに、7月に出た新商品がこれ。

「食べられる箸」だ。

「何でできているんですか?」
(岡田アナ)

「畳の原料のい草なんですよ」
(丸繁製菓 榊原繁彦社長)

食べられる箸は、
イグサの産地である
熊本県の業者からの依頼で開発。

いぐさは畳だけでなく
食物繊維が豊富な「食材」でもある。

「い草の心地よい香りが
ふわっと口の中に広がります」
(岡田アナ)

丸繁製菓の製品は
ゴミを減らす効果があると認められ、
食べられるお皿は、
現在ハワイの有名な
かき氷屋でも使われている。

「次のステップとして
スプーンやフォークに
チャレンジしてみたい」

食べられるお皿は、
年間で約6万個作っていて
お祭りのほかリゾート施設などでも
使われているということです。