テレビ愛知

FEAUTURE特 集

旬撮24時

三河湾伝統の"まんが漁"に密着

17.10.27

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三河湾では今、
底引き網で漁獲する
三河湾伝統の
「まんが漁」が
行われていて、
漁船に乗っている
2人は親子なんです。

旬撮24時は、
この"親子船"の漁に
密着しました。

漁の準備をしているのは、
漁師の壁谷辰己さんと息子の太耀さん。
この親子は、2017年の春から2人そろって
漁に出かけている。

三河湾に向け出発した壁谷親子。
海の状態をたずねると...。

「風もないため(船は)あまり揺れない
 そこそこ(魚は)取れるよ」
(漁師 壁谷辰己さん)

期待が膨らむ、この日の漁。

出航から40分、ポイントに到着すると
親子が手際よく網の準備を進める。

(Q.どんな漁なのか)
「三河湾の伝統的な昔からの
 まんが漁という漁で
"けた"の後ろに網が付いていて
 これを海に入れてそこの歯で
 (海底を)耕しながら漁をします」
(漁師 壁谷辰己さん)

この5センチ間隔で付いている
くし状の金具を「まんが」と
呼ぶことから、その名がついたという。

父の背中を見て中学3年生の時から
漁師になろうと決めていた太耀さん。

漁での役割は、主に網の出し入れの
手伝いや取れた魚などの選別を担当している。

(Q.漁師になるきっかけは)
「初めて父親と沖に出た時に
 これがよかったからとか
 あれがよかったから漁師やろう
 というのではなくて(沖に出た時に)
 面白かったと思った」
(漁師 壁谷太耀さん)

そんな時、

「(網が)ひっくり返ったかも」
(漁師 壁谷太耀さん)

網の状態を心配する太耀さん。

船のスピードが上がりすぎて、
網がひっくり返ったかも
しれないというのだ。

「大丈夫、このまま走って、
 ニュートラルで」
(漁師 壁谷太耀さん)

どうやら、異常はなかったみたいだ。

いよいよ網の引き揚げだ。

30センチの黒鯛に5キロ超えの大ヒラメ、
手のひらほどのワタリガニも。

思わぬ大漁に壁谷さんも興奮気味だ。

最初の網揚げで
手ごたえをつかんだ壁谷さん。

次のポイントへ。

ここでもシャコやエビが捕れた。

ただ、壁谷さんは
長年の経験から最近、
海の様子がちょっと違うと言う
それは今、シャコの数が多いこと。

「シャコはお盆前後が一番旬だが
 海の水温が今も高いので
 本来はこの時期カニがメインで
 シャコはほとんどとれない」
(漁師 壁谷辰己さん)

2人が乗るこの船、
親子二代での活動を願って
2016年11月に約5,400万円
かけて造った。
太耀さんという若い漁師が現れたからだ。

「僕が先に出て行って
 ここがいいぞっていうと
 そこに来てやっているので
 それを自分で見つけるようになって
 ・・・ということですよね」
(漁師 壁谷辰己さん)

「ひとつの船で父と一緒に出ると
 いうよりは、お互いに一人の漁師として
 三河湾で、この先も長く仕事が
 できたらいいなとは思っていますね」
(漁師 壁谷太耀さん)

父の想いは子へと...。
三河湾伝統の漁は受け継がれていく。