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FEAUTURE特 集

旬撮24時

~アユ誕生の瞬間!巨大養殖場に密着~

17.11.23

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アユといえば初夏の風物詩ですが、
そのアユが生まれるのは
秋から冬にかけての
「今」の季節なんです。

アユ誕生の瞬間をとらえるため
巨大アユ工場に密着しました。

豊川市にある巨大なアユの養殖場。
ここで、「見るなら今しかない!」
というものがあると聞き、
カメラが向かいました。

兼升養魚漁業生産組合は、
年間約600トンの出荷量を誇る
日本一のアユの養殖場です。

夏の風物詩として知られるアユ。

でも今は、鮎が産卵、ふ化する季節です。

工場の一角で何か作業をしていました。
       
出てきたのは卵。

1匹から約15万個の卵が
とれるそうです。

そこに取り出したのは、白色の液体。

「精子と卵を掛け合わせて軽く混ぜます。」

まるで料理教室のようです。

先ほどの受精卵をバケツで運び、
手動のポンプで人工ふ化器に
流し込みます。

卵の数は120万個あまり。

水流でかき混ぜているのは、
底にたまった卵どうしが
押しつぶされないように
するためです。

「先ほど入れた卵はだいたい
 4日ほどで発眼します。
 黒い目が確認できるぐらいになります。」
(御津本場・場長 谷上佳挙さん)

その卵がこちら。
すでに細胞が分裂し始めています。

黒く見えるのは目。

どくどくと動いているのが心臓です。

さらに動きが激しくなり、
体の形もできてきました。

12日目。
工場から連絡があり、
カメラが向かいました。

「今夜がふ化になりますので、
 今夜全部卵からふ化して
 鮎として出てくる。」
(兼升養漁業生産組合 井澤靖管理部長)

いよいよふ化の瞬間がやってきました。
しかし撮影には問題が...

「卵からふ化した時に外敵の
 要因もありますので、
 安全なところで見えない
 時間帯にふ化する。
 夜中のうちなので
 ライトがつけれないので」
(兼升養漁業生産組合 井澤靖管理部長)

試しにカメラを向けてみましたが、
やはり見えません。

「暗すぎるのかなぁ。」
(カメラマン)

工場に許可をもらい、
明かりをつけて撮影をすることに。

無事卵がふ化できればいいのですが...

しばらくすると...
卵の動きが...
止まってしまいました。

やはり明るいところでは
ふ化しないのでしょうか。

さらに様子を見ていると・・・

動いた!

撮影開始から1時間
卵の動きが激しくなり、
尾のようなものが
卵の殻を破り始めました。

この養殖場ではふ化のようすを
動画で撮影したことはなく、
非常に貴重な映像だということです。

この日ふ化したのは約70万匹。
半年かけて成魚まで育てられ、
2018年5月ごろ全国に出荷されます。