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逆風続くMRJ 今年は?

18.01.04

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愛知で進む
ビッグプロジェクトの一つ
「MRJ」。

相次ぐ逆風の中、
2018年はどうなるのか?

キーマンの
三菱航空機社長に
見通しを聞きました。

ニッポンの航空機産業の
拠点を目指す愛知県。

その中核をなすのが、
三菱航空機が開発を
進めている国産初の
ジェット旅客機、
MRJだ。

2015年、
試験機の初飛行に成功し、
現在、アメリカで、
量産化に必要な、
型式証明の取得に向けた
飛行試験を続けている。

ところが2017年初め、
機体の配線に問題が見つかり、
計画延期を発表。

さらに年末にも、
ショッキングな
ニュースが飛び込んだ。

エンブラエルとは、
ブラジルの機体メーカーで、
小型機市場でのMRJの
最大のライバルと言われている。

もうひとつのライバル、
ボンバルディアも、
すでにエアバスとの
提携話が進んでいることから、
MRJは、ボーイング、
エアバスという世界の
2大航空機メーカーと
小型機市場の覇権を争うことになる。

このニュースに対しては、
愛知県の大村知事も重大視している。

「MRJの開発・販売・
 アフターサービスは
 ボーイングのネットワークを
 使う事になっている
 重大な関心を持って
 注視していきたい」
(愛知県 大村秀章知事)

多難なMRJの開発計画。

はたして2018年は
明るい兆しが見えるのか?

三菱航空機の
水谷久和社長に話を聞いた。

「(2018年は)受注に
 結び付く開発は難しい
 まずは開発をきっちり仕上げる」
(三菱航空機 水谷久和社長)

機体が完成していない現状では、
新たなセールスは難しそうだ。

しかし機体の開発については
「見通しがつき始めている」と、
水谷社長は話す。

「(2017年は)設計の見直し作業を
 やってきたが2018年はその成果を
 踏まえた機体の製作が一番の課題。
 2018年後半までに機体を仕上げる。
 この機体が最終的な
 TC(型式証明)取得につながる」
(三菱航空機 水谷久和社長)

問題となっていた配線の
設計変更も目途が付き、年内に、
型式証明の認証試験を受けるための、
「テスト機」が完成するのでは
との見通しを明らかにした。

2018年は、「MRJ完成」の
年になりそうだ。

水谷社長によりますと
アメリカでの試験飛行も
1500時間を超えていて、
2020年半ばの量産開始に
手ごたえを感じている
ということです。