無実の罪により処刑された忠臣ペク・サグェンの息子。
手足に障害を持って生まれたが、困難を乗り越え、王の護衛隊「壮勇衛」に選ばれる。"剣仙"グァンテクの弟子となり、武術を体得、朝鮮最高の剣士に成長する。のちに、正祖の護衛武官となり、ライバルのウンと対立することに。偶然出会ったジソンに一途な恋心を抱き、彼女を守ることを誓う。
人を殺めてしまう不吉な相、"殺星"を持って生まれ、父からも疎まれて育つ。
幼い頃から剣の魅力に取りつかれ、闇の刺客集団「黒紗燭籠」の頭目、天〈チョン〉との出会いにより、彼のもとで刺客となる道を選ぶ。天〈チョン〉の指示により「壮勇衛」に入りこみ、ドンスの良きライバルとなるが、のちに「黒紗燭籠」に戻り、ドンスと対立。友情と運命の狭間で葛藤する。
優れた剣の腕を持ち、朝鮮の武芸を高めた誉れにより、英祖から"剣仙"の称号を与えられた。
思悼世子に仕えたが、地位や名誉に欲がなく、武術を極めることに生涯を捧げる。盟友サグェンの落とし子ドンスの命を守るため、左手を失った後、東洋三国の武芸を網羅した教範「武芸新譜」を書き上げる。のちにドンスの師匠となり、武術を伝授する。
清と繋がる闇の刺客集団「黒紗燭籠」の頭目。"剣仙"として名を轟かせるグァンテクと互角の武術を持つ唯一の人物。
思悼世子の暗殺を目論む老論派のホン・デジュの思惑にはまることはなく、刺客としての独自の美学を貫く。"殺星"の相を持ち、孤独に生きていた少年ウンを見出し、「黒紗燭籠」の跡継ぎとして育てていく。本名はワン・ヨン。
考宗が残した「北伐之計」(清を征伐するための策が記された秘密の兵法書)を守り続ける家系に生まれた娘。
「北伐之計」を守ろうとする父の判断により、背中に「北伐之計」が刺青され、誰にも知られぬよう心を閉ざして生きている。考宗の盟約により思悼世子の許嫁という運命を背負うが、聡明で美しく、ドンスとウンの2人から愛されるようになる。
盗賊集団を率いる父ジンギのもと、明るく真っ直ぐに育つ。
少女時代のある期間、一緒に過ごしたドンスに恋心を抱き、将来結婚すると心に決める。
男だろうと負けずに立ち向かう腕力と正義感の持ち主で、怖い者知らず。のちにドンスと再会し、一途に愛するように。実の母親が地〈チ〉/カオクと知り、恋しさと捨てられた悲しみで心が揺れる。