モンドリアン展

開催趣旨

ピート・モンドリアン ピート・モンドリアン《大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション》 / 1921年 油彩・カンヴァス 59.5×59.5cm / デン・ハーグ美術館 Kunstmuseum Den Haag

20世紀を代表する画家のひとりピート・モンドリアン(1872-1944)。その名とともに知られる垂直水平の線と、三原色、無彩色で描かれた〈コンポジション〉シリーズは、絵画史の転換点として画家の誕生から150年を迎える現在も重要であり続けています。
こんにちでは抽象絵画の先駆者として知られるモンドリアンですが、初期には多くの風景画を手掛けており、風車や砂丘、教会や花などの描き方には豊かなヴァリエーションが見られます。オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点を中心とした本展では、最初期の風景画にはじまり〈コンポジション〉へと至る作風の変遷を辿ります。

開催概要

会期 2021年7月10日[土]-9月20日[月・祝]
会場 豊田市美術館
休館日 月曜日[8月9日、9月20日は開館]
開館時間 10:00-17:30[入場は17:00まで]
主催 豊田市美術館、日本経済新聞社、テレビ愛知
共催 中日新聞社
協賛 野崎印刷紙業
後援 オランダ王国大使館、FM AICHI、ZIP-FM
協力 KLMオランダ航空
企画協力 NTVヨーロッパ

観覧料

チケット情報
当日券

一 般1,400円

高校・大学生1,000円

※中学生以下無料

前売券

一 般1,200円

高校・大学生800円

※中学生以下無料

※20名以上の団体は、当日美術館にて前売料金でご購入いただけます。
※障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)、豊田市内在住又は在学の高校生及び豊田市内在住の75歳以上は無料(要証明)。
※その他、観覧料の減免対象者及び割引等については豊田市美術館ウェブサイトをご確認いただくか、豊田市美術館へお問い合わせください。

前売券販売場所及び期間:
豊田市美術館

販売期間:6月20日[日]まで

T-FACE B館2階インフォメーション

販売期間:7月9日[金]まで

ローソンチケット

お求めはこちら
[Lコード43232]
販売期間:7月9日[金]まで

ご来館の際はマスクの着用、手指の消毒など感染症対策にご協力をお願いします。
状況により開館日の変更や入場の制限等を行う可能性がございます。最新情報を当館ウェブサイトでご確認のうえご来館ください。

みどころ

≪乳牛のいる牧草地≫
1902-05年 油彩、紙、厚紙 デン・ハーグ美術館
Kunstmuseum Den Haag

オランダの風景

ピート・モンドリアンは1872年オランダ中部のアメルスフォルトに生まれました。教師でアマチュア画家でもあった父や、風景画を多く描いたハーグ派の画家であった叔父の影響を受けながら、17歳(1889年)で図画教師免許を取得、25歳(1897年)まで美術アカデミーで学びます。その後は川辺の木々や農家を描いた風景画を多く描きます。こうした作品にはハーグ派や印象派などの影響を見てとれます。

ドンブルグでの出会いとパリでの制作

36歳(1908年)のときに旅行で訪れた海辺の町ドンブルグで画家ヤン・トーロップに出会ってからは、塔や砂丘を描いた作品に象徴主義の影響を色濃くにじませています。1911年、39歳の頃にはオランダを出てパリでの生活をはじめた時期にはさらに画風を変化させます。ピカソやブラックの作品からキュビスムの技法を取り入れ、抽象化を加速させていきました。

《砂丘 III》
1909年 油彩、厚紙 デン・ハーグ美術館
Kunstmuseum Den Haag
《色面の楕円コンポジション 2》
1914年 油彩、カンヴァス デン・ハーグ美術館
Kunstmuseum Den Haag

デ・ステイルの活動

1914年に始まった第一次世界大戦の影響で一時期オランダへの帰国を余儀なくされるものの他の作家との交流を続けながら研究を深め独自の絵画理論を完成させていきます。1917年(45歳)には、自身の理論をまとめた「絵画における新しい造形」を『デ・ステイル』創刊号に発表し、代表作〈コンポジション〉シリーズを描き始めます。 デ・ステイルは、テオ・ファン・ドゥースブルフが主導者となってモンドリアンら他の作家とともに発足したグループの名前であり、その名を冠した機関誌には多くの芸術家が絵画や建築などについて盛んに意見を表明しています。モンドリアンはその理論と作品とで当初からこのグループの中心的存在でしたが、ドゥースブルフとの意見の相違を感じ、1925年(53歳)にデ・ステイルを離れます。

《大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション》
1921年 油彩、カンヴァス デン・ハーグ美術館
Kunstmuseum Den Haag
《赤、青、黒、黄、灰色のコンポジション》
1921年 油彩、カンヴァス デン・ハーグ美術館
Kunstmuseum Den Haag

晩年

その後も制作、執筆ともに精力的に活動を続けますが、第二次世界大戦の戦火がパリに迫り、1938年(66歳)にロンドン、1940年(68歳)にはニューヨークに移り住みます。二度の大戦に見舞われ生涯転居を繰り返したモンドリアンでしたが、制作の手をとめることはなく、自身の描き方を深め続けました。最晩年は≪ヴィクトリー・ブギウギ≫と題された作品を手がけるも、未完のまま、72歳(1944年)でこの世を去りました。

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