テレビ愛知

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2015年5月25日~5月28日放送

月曜日

「一寸の虫」2015/05/25

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵仁三郎(火野正平)は、盗賊一味との立ち回りの時に、平蔵を狙う短銃の前に身を投げ出して平蔵を守り、負傷した。それほど平蔵に恩義を感じていたのだ。
仁三郎にはもう一人、生涯恩を忘れられない男がいた。船影の忠兵衛(高橋昌也)という盗賊で十五年前、押し込み先で女を犯そうとした仁三郎に五十叩きの罰を与え、追放した。
うらんでもいい相手だったが、仁三郎はそのおかげで自分が凶悪な盗賊にならずに済んだと感謝していた。
仁三郎に昔の仲間鹿谷の伴助(高橋長英)が近づき、忠兵衛の下でまた盗みをするように誘う。しかも、盗みが終わったら忠兵衛を殺そうという計画だ。
断れば仁三郎の一人娘のおみの(虎谷綾乃)に危害を加えそうだった。平蔵にすべてを話せば、恩人の忠兵衛が捕らえられる。仁三郎は進退きわまった。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、尾美としのり、真田健一郎
【監督】小野田嘉幹

火曜日

「男の隠れ家」2015/05/26 

錠前はずしの名人、玉村の弥吉(地井武男)を見かけた相模の彦十(江戸家猫八)は、おまさ(梶芽衣子)と後をつけ家を突き止めた。
木村忠吾(尾美としのり)も加わり監視を続ける。やがて弥吉の家から、立派な服装をした深編笠の侍が出て来た。
忠吾が尾行したが、侍は悠然とあちこちを歩き回ったあげく、どこにも寄らずに弥吉の家に戻った。
この中年男、侍ではなく吉野屋清兵衛(小野武彦)という裕福な小間物屋の主人だった。婿養子で、女房子供から奉公人にまで馬鹿にされていた。
弥吉が、「一度でいいから威張ってみたい」と嘆く清兵衛のために、芝居小屋から衣装を借りてきたのだ。
こうやって清兵衛に取り入り、吉野屋の絵図面を手に入れようという算段だったのだが…。

【出演者】中村吉右衛門、中村歌昇、尾美としのり、梶芽衣子、江戸家猫八
【監督】吉田啓一郎

水曜日

「一本饂飩」2015/05/27

火付盗賊改メ同心の木村忠吾(尾美としのり)が、一本うどんと呼ばれる太打ちうどんで一杯やっている店に、寺内武兵衛(石橋蓮司)という男が入ってくる。
この店は初めてという武兵衛に忠吾は一本うどんを勧め、あれこれ話しかける。続いて与市(山西惇)という男が来て武兵衛と話す。
忠吾は、「通りがかりに入った店になぜ後から人が来るのか」と武兵衛を問い詰める。店を出た忠吾は、何者かに棍棒で殴られて気絶した。
武兵衛は盗賊。与市はその手下で、二人は男色関係にあった。忠吾は武兵衛一味の隠れ家の穴蔵に投げ込まれた。
その日忠吾は、長谷川平蔵(中村吉右衛門)に食事に誘われていた。食いしん坊の忠吾が忘れる訳がない。
翌朝になっても帰らない忠吾に平蔵は「何かあった」と直感。全力で探すように部下に命じた。

【出演者】中村吉右衛門、勝野洋、尾美としのり、真田健一郎、中村吉之助
【監督】小野田嘉幹

木曜日

「闇の果て」※最終回2015/05/28

大川を小舟で行く密偵の小房の粂八(蟹江敬三)は、下ってくる舟に知り合いの浪人藤田彦七(船越英一郎)が冷酷で凶悪な盗賊の渡辺八郎(岡崎二朗)と乗っているのを見て、長谷川平蔵(中村吉右衛門)に報告した。
彦七は、神田の裕福な袋物問屋和泉屋に手習いの出稽古をして生計を立てていた。平蔵は、渡辺が彦七を使って和泉屋に押し込む計画だと確信した。
彦七にはおりつ(野村真美)という女房と10歳の娘お弓(池本愛彩)がいたが、おりつは貧しさを嫌って男と上方へ逃げた。
そのおりつが再び彦七の許へ戻ってきた。しかし、彦七の喜びも束の間、渡辺がおりつを連れ去り、和泉屋へ押し込む手引きをすればおりつを返してやると言う。

【出演者】中村吉右衛門、勝野洋、沼田爆、真田健一郎、中村吉之助
【監督】吉田啓一郎

2015年5月18日~5月22日放送

月曜日

「眼鏡師市兵衛」2015/05/18

先祖の墓参りに目黒へ行った木村忠吾(尾美としのり)はその帰り、隣の空き家の様子をうかがっている老人市兵衛(加藤武)を「怪しい」とにらんで尾行し、芝の眼鏡屋に入るのを見届けた。
空き家では一年前友次郎という盗賊が殺されていた。市兵衛は腕のいい眼鏡職人だが、かっては盗賊で、鍵つくりの名人だった。
その夜遅く、三雲の利八(加納竜)という昔の仲間の盗賊が市兵衛を訪ねてきて泊まった。
利八は、近く押し込み強盗を働くので鍵を作れ、と言う。断れば殺されると市兵衛はおびえた。
利八が動き回っていることは、おまさ(梶芽衣子)からの報告で、長谷川平蔵(中村吉右衛門)もつかんでいた。
平蔵は隠れ家に打ち込んで、一味を捕らえることを決意した。

【出演者】中村吉右衛門、尾美としのり、真田健一郎、中村吉三郎、中村吉之助
【監督】三村晴彦

火曜日

「はぐれ鳥」2015/05/19 

京の公家にも商品を収める老舗の小間物屋に盗賊十余人が押し込み、主人から奉公人までを殺して九百八十両を奪ってから十ヶ月たった。
捜査が進まないなかで、長谷川平蔵(中村吉右衛門)が望みをかけたのは、ただ一人生き残った奉公人が、賊の一人が棚にあった高級な白扇を懐に入れたこと、その時の様子が変だったのを覚えていることだった。
同心の木村忠吾(尾美としのり)は相変わらず剣術の稽古をさぼって茶屋に通っていた。そこに意外な収穫があった。
馴染みの女を途中から呼ぶ客がいて腹を立てたのだが、その客は女だった。女が女を買う。興味を持った忠吾がその客、津山薫(毬谷友子)を追うが、相手は強い。
ついに顔に白い扇を当てられて倒れた。その扇は、小間物屋から盗まれたものだった。

【出演者】中村吉右衛門、中村歌昇、沼田爆、尾美としのり、真田健一郎
【監督】小野田嘉幹

水曜日

「おれの弟」2015/05/20

長谷川平蔵(中村吉右衛門)も通った本所の高杉道場の師範代をつとめる滝口丈助(渡辺裕之)のことを、平蔵は弟のように思っていた。
その丈助の様子が最近おかしい。思いつめたような表情で、自分の愛刀を見つめる。と思うと、刀剣師の美しい後添え(真行寺君枝)と熱いまなざしを交わす。
何かある、と直観した平蔵は密偵のおまさ(梶芽衣子)、彦十(江戸家猫八)に丈助の見張りを頼んだ。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、真田健一郎、梶芽衣子、江戸家猫八
【監督】高瀬昌弘

木曜日

「同門対決」2015/05/21

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵小房の粂八(蟹江敬三)は深川の船宿の主人である。ある日、あやしい男女の客の話を盗み聞きした。女は砂蟹のおけい(根岸季衣)という盗賊で、粂八は顔を知っていた。男は笠倉の太平(石丸謙二郎)という、これも盗賊。おけいが言うには、長沼又兵衛(森次晃嗣)と言う盗賊を首領に巣鴨の寺の金蔵を襲うという。又兵衛は、昔は平蔵の友人だった。粂八は平蔵の役宅を訪ね、報告した。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、尾美としのり、真田健一郎
【監督】舛田明廣

金曜日

「影法師」2015/05/22

火付盗賊改メ長官、長谷川平蔵(中村吉右衛門)の部下の同心、木村忠吾(尾美としのり)は女好きで、祝言も近いというのに、品川の遊廓に遊びに行く。
その途中、ふやけた顔で歩く忠吾を見た盗賊の塩井戸の捨八(新克利)は驚き、「さむらい松五郎、生かしちゃおけねえ」と言って尾行を始めた。
ところが、忠吾が叔父とばったり合い、遊廓に行くとも言えず姿をくらました。松五郎という盗賊と忠吾は別人なのだが瓜ふたつ。
かつて松五郎に煮え湯を飲まされた、と思っている捨八は、忠五の叔父まで盗賊仲間と勘違いして、後をつける。
叔父が入ったのは紀州藩出入りの菓子屋。松五郎が近くそこへ押し込み強盗に入ると思い込んだ捨八は、復讐を誓うのだが……。

【出演者】中村吉右衛門、中村歌昇、尾美としのり、真田健一郎、中村吉之助
【監督】小野田嘉幹

2015年5月11日~5月15日放送

月曜日

「逃げた妻」2015/05/11

長谷川平蔵(中村吉右衛門)は最近よく、若い同心の三井忠次郎(中村吉之助)を連れて市中見回りに出る。
自分の役目を奪われたようで、木村忠吾(尾美としのり)は面白くない。
忠吾は見回り中に寄った居酒屋で、知り合いの浪人、藤田彦七(うじきつよし)と会う。
後妻のおみね(佐藤恵利)と、自分の娘お弓(内泉朱賀)と一緒だった。藤田は2年前、妻が行方不明になっていた。
何日かして忠吾が再び居酒屋に行くと、藤田が待っていて、行方不明になっていた妻のおりつ(江口由紀)から手紙が来たという。
明後日、ある茶店で待つので、連れて逃げて欲しい、という。「連れて逃げて」という表現に、忠吾は背後に悪人がいるのでは、と思った。
藤田はおりつに会いたいと言う。まだ未練があるようだ。忠吾は相模の彦十(江戸家猫八)に相談する。
人生経験豊富な彦十は、おりつが男と駆け落ちしたのは間違いない、と言った。そして、背後に悪人がいるのなら、平蔵に相談するように勧めた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】小野田嘉幹

火曜日

「見張りの見張り」2015/05/12 

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵おまさ(梶芽衣子)が、かつて一緒に組んで盗みをしていた長久保の佐助(本田博太郎)と偶然出会った。
佐助は半年前に息子が、杉谷の虎吉(金子研三)という盗賊に殺されていた。
今の役目を言うわけにはいかないおまさが、小房の粂八(蟹江敬三)と組んでいる、と言うと、佐助は粂八に会いたいと言う。虎吉が粂八の子分だったことがあるからだ。
これより10日前、本郷の紙問屋伊勢屋が襲われ、一家、奉公人が惨殺される事件があった。
何のてがかりもないなかで、平蔵は奉公人のなかで素性が不明だった下女おはつの実家の聞き込みを部下に命じた。偶然は重なるものである。
粂八は、以前虎吉から女房だと言って引き合わされた女が、南品川で蝋燭屋をしていることを思い出した。下女の実家も南品川だった。
翌朝、粂八は東海道を品川へ向かう。
その後を用心深い佐助がつける。そして平蔵の命を受けた木村忠吾(尾美としのり)と相模の彦十(江戸家猫八)は、それより半刻前同じ道を通っていた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】三村晴彦

水曜日

「殺しの波紋」2015/05/13

盗賊の犬神の竹松(河原さぶ)は、盗んだ金の分け前をめぐって仲間と大川の小舟の上で争い、刺し殺した。
竹松はその時、別の小舟の上で火付盗賊改方の与力富田達五郎(萩原流行)が二人の男を斬るのを目撃した。
かつて、富田に弟を斬られている竹松は、富田への復讐を考えた。
富田のところに竹松からの「殺しを見た。百両出せ」という内容の脅迫状が届いた。
与力部屋で、血走った目で手紙を読んでいる富田のところに長谷川平蔵(中村吉右衛門)が来るが、富田は気がつかない。
平蔵は、富田ほどの使い手が我を忘れる手紙とはどんな……と思案し、富田に疑念を持った。鋭い勘である。富田は一人娘幸(藤井真理)の婿養子が決まったばかりだった。
平蔵は密偵の小房の粂八(蟹江敬三)に、富田に手紙を届けた者を内密に探るように頼んだ。
相模の彦十(江戸家猫八)とおまさ(梶芽衣子)には、富田をつけるよう指示した。
――ふとした何かの拍子に起こした小さな罪で、それを隠そうと次々に悪事を重ねてしまう男の末路を描く。
好漢・萩原流行が心理的な苦悩を巧みに演じて胸をうつ好演。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】小野田嘉幹

木曜日

「瓶割り小僧」2015/05/14

密偵のおまさ(梶芽衣子)が牛松(佐藤蛾次郎)という顔なじみの盗人と会った。
石川の五兵衛(上杉祥三)という頭の下で、江戸の周辺で押し込み専門の急ぎ働きをしているという。
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、五兵衛が江戸に来ている、と直観した。
五兵衛は頭巾をかぶった旅の絵師に変装して、千蔵(梅津栄)という、盗人のために人を集める口合い人を訪ねた。
やがて、おまさや木村忠吾(尾美としのり)らの働きで五兵衛は捕らえられた。しかし、調べにはのらりくらりと応答し、盗人との証拠は出ない。
平蔵が五兵衛の顔をひそかに見る。見覚えがあった。
その時、平蔵に茶を持って来た牢番がよろけて茶碗を割った。とたんに平蔵は五兵衛のことを思い出した。
20年前に芝の瀬戸物屋で嫌がらせをし、水瓶を割った悪童だった。

【出演者】中村吉右衛門、勝野洋、沼田爆、尾美としのり、真田健一郎
【監督】高瀬昌弘

金曜日

「穴」2015/05/15

芝の化粧品店壺屋の金蔵に賊が入り、三百二十両が盗まれた。賊は風のように店の中に入り込み、合鍵を使って金を盗み出し、店の誰も気づかなかった。
壺屋はさっそく新しい錠前を注文した。ところが、その錠前を取り付けるために蔵に入ると、盗まれた金がそっくり戻っていた。
報告を受けた長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、盗人に興味を持ち、どうしても捕えてその顔が見たいと思った。
壺屋の隣には扇屋の玉風堂がある。主は平野屋源助(坂上二郎)という無口な老人。実はかつての盗賊、帯川の源助だった。

【出演者】中村吉右衛門、中村歌昇、真田健一郎、中村吉三郎、中村吉之助
【監督】小野田嘉幹

2015年5月4日~5月8日放送

月曜日

「流星」2015/05/04 ※昼12:00~午後1:30

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の寝所に賊が入り、キセルだけを盗んで逃げた。
引退した盗賊の友五郎(犬塚弘)が「鬼平の評判があまり高いのがしゃくで、鼻を明かした」と意地を見せたのだ。
そのころ、平蔵に恨みを持つ大阪の大盗賊、生駒の仙右衛門(金田龍之助)が復讐を始めた。雇われた二人の腕利き浪人が、同心小柳安五郎(香川照之)の妻や門番を惨殺する。
これに呼応して、江戸の各地で凶悪な押し込み強盗が続発する。
すべて平蔵を苦しめる目的だった。火付盗賊改メ最大の危機である。その一味に友五郎も無理やり入れられていた…。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、篠田三郎、尾美としのり、香川照之
【監督】小野田嘉幹

火曜日

「殿さま栄五郎」2015/05/05 ※昼12:00~午後1:30 

鬼平盗賊に変身!凶悪の館決死の潜入!
口合(くちあい)人とは、一匹狼の盗賊を首領に紹介して世話料を貰う稼業。
老口合人の平十(長門裕之)が腕利きを探していることを、密偵の粂八(蟹江敬三)から聞いた長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、自分が盗賊に化けて首領のところに行くことにした。
「殿さま栄五郎」という有名な侍崩れの盗賊になりすました平蔵は、大物盗賊の火間虫の虎次郎(中谷一郎)と対面。
相手もその迫力に圧倒される。だが、一味のなかに、本物の栄五郎の顔を知っている男が加わって…。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、高橋悦史、梶芽衣子、蟹江敬三
【監督】小野田嘉幹

水曜日

「炎の色」2015/05/06 ※午後1:00~2:30 

密偵のおまさ(梶芽衣子)が町中で、盗賊の峰山の初蔵(新田昌玄)に声をかけられ、新しいお盗(つと)めに誘われた。
相手が自分をまだ盗賊と思っているのを幸いに、おまさは一味の仲間となる。「おかしら」は美しい年増女お夏(池内淳子)だった。
お夏は一目でおまさを気に入った。おまさもお夏に魅せられた。一味の様子は逐一長谷川平蔵(中村吉右衛門)に報告される。
初蔵は腹黒い男で、お夏には「きれいなお盗めを」と言いながら、実は凶悪な押し込み強盗を計画していた。
それを知ったおまさは、お夏に逃げるよう勧めるが…。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、高橋悦史、沼田爆、梶芽衣子
【監督】小野田嘉幹

木曜日

「雲竜剣」2015/05/07 ※午前11:30~午後1:30

火付盗賊改方、長谷川平蔵(中村吉右衛門)の部下が続けて二人殺された。遺体の斬られ方から、下手人は半年前平蔵を襲った謎の男と見られた。
そして平蔵の若き日の剣の師匠も同じ剣法の男と戦っていた。その名は堀本伯道(露口茂)。だが今は70を越えているはずだ。
そんな折、伯道が江戸で盗みを働く計画が察知されてくる。しかし、彼は盗んだ金で貧乏人を助ける医者でもあった。
連続殺人と義賊を結ぶ線とは…。
【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、御木本伸介、柴俊夫、尾美としのり
【監督】小野田嘉幹

金曜日

「大川の隠居」2015/05/08 ※午前11:30~午後1:30

鬼平こと火付盗賊改長官長谷川平蔵(中村吉右衛門)の力で、江戸の市中は平穏な日々が続いている。平蔵にも大川で舟遊びをするゆとりがあった。
友五郎(大滝秀治)という腕がよくて唄もうまい老船頭と知り合った平歳だが、彼が持っていた煙管を見て驚いた。
数日前、屋敷に何者かが忍び込んで持ち去った、平蔵愛用の煙管だったのである。友五郎は元盗賊だった。
その時江戸には、上方の盗賊生駒の仙右衛門(財津一郎)が潜入し、押し込み強盗の準備をしていた。
一味は友五郎を仲間に引き込もうとしていたが、友五郎はすぐ人を傷つける最近の盗賊に力を貸す気はなかった。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】小野田嘉幹

2015年4月27日~5月1日放送

月曜日

「見張りの糸」2015/04/27

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、相模の彦十(江戸家猫八)は2年前、二人の強盗が、凶悪な押し込みの現場から逃げるところを目撃した。
小林は筋向いにある仏具屋、和泉屋の二階を借りたが、主人の和泉屋東兵衛(奥村公延)は浮かない顔だった。
平蔵は古い剣友で、今は貧しい浪人の井関録之助(夏八木勲)とともに和泉屋を訪ねる。
録之助は店にいる東兵衛の顔を見て、どこかで見た顔だと思ったが、思い出せない。
戸田は大黒やでおきく(一色彩子)という色気のある年増と会った。
おきくは稲荷の金太郎の女で、二千両の大仕事をしようとしていた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】高瀬昌弘

火曜日

「毒」2015/04/28 ※昼12:30~放送 

陰陽師の山口天竜(佐川満男)が、懐中の物をすられる場面を長谷川平蔵(中村吉右衛門)が目撃。
スリを捕まえてみると、すられた物の中から三十両の大金と毒薬が発見された。
天竜が何に毒薬を使うのかに興味を持った平蔵は?

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】舛田明廣

水曜日

2015/04/29


放送は休止します。

 

木曜日

「あいびき」2015/04/30 ※昼12:30~放送

お徳(左時枝)は江戸で一番の腕と言われる大工の棟梁仁兵衛(三遊亭金馬)の女房。32歳の女盛りで、見る者が息を飲むほどの美人である。
仁兵衛は55歳の気難しい男。物足りない思いのお徳は、朋斉(竹本孝之)という若い美男の神官と出合茶屋で逢い引きをするようになった。
お徳は、朋斉の要求で、仁兵衛が普請した大店の見取り図の写しを何枚か持ってきていた。
朋斉の父親は田舎の大工で、江戸一番の棟梁の図面でいい仕事をしたいのだという言葉をお徳は信じていた。
朋斉は盗賊の一味だった。図面の店が次々と襲われた。
長谷川平蔵(中村吉右衛門)が、木村忠吾(尾美としのり)と仁兵衛を訪ねる。茶を運んできたお徳の美貌には二人とも息を飲んだ。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】小野田嘉幹

金曜日

「二人女房」2015/05/01 ※昼12:30~放送

浪人の高木軍兵衛(ジョニー大倉)はかつて盗賊改めに協力したこともあり、長谷川平蔵(中村吉右衛門)を知っていた。
今は深川の味噌問屋の用心棒をしていたが、ある夜、向いの質屋に入った盗賊の二人を斬った。その時、賊の中にいた佐吉(石田登星)が軍兵衛の顔を見た。
軍兵衛は食いつめていたころ、佐吉と組んで街道でゆすり、たかりのようなことをしていた。質屋に入った盗賊の首領は彦島の仙右衛門(中野誠也)という老盗。
稼ぎが少なかったこともあって、部下の間では不満がくすぶっている。
一方、仙右衛門の女房お増(伊佐山ひろ子)は嫉妬深く、仙右衛門が囲っているおとし(河合綾子)という女を殺せと佐吉に頼んだ。
佐吉はずるい男だ。仙右衛門に、お増に五十両で仙右衛門を殺せと頼まれた、と嘘を言う。仙右衛門は佐吉に、百両で殺し屋を雇い、お増を殺せと言う。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】三村晴彦

2015年4月20日~4月24日放送

月曜日

「木の実鳥の宗八」2015/04/20

火付盗賊改方長官の長谷川平蔵(中村吉右衛門)は同心の木村忠吾(尾美としのり)と市中見回り中に直参旗本五百石の宮口伊織(高橋長英)が老人に財布をすられるのを見た。
とっさに平蔵はこの老人宗八(大木実)をつける。人影のない場所で宗八は金を抜いた財布を投げ捨てる。中にはどこかの大店の店舗と住宅の図面が入っていた。大旗本の財布からなぜ。
平蔵は忠吾に、老人をつかまえず、住んでいるところを突き止めるだけにしろと命じた。
伊織は放蕩で金遣いも荒い。平蔵は図面を前に与力の小林金弥(中村歌昇)と思案した。明らかに盗賊用の図面である。だが、伊織の身分もある。
平蔵が取ったのは、相手の懐に飛び込む戦法だ。
小林が深夜に伊織を訪ね、図面を見せる。伊織は怒り、図面を引き裂いた。小林は捨てられた紙片を集めて帰り、控えと見比べる。一部がない。
伊織には後ろ暗いところがある、と見た平蔵は、伊織の屋敷を見張るように命じた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】井上昭

火曜日

「礼金二百両」2015/04/21

火付盗賊改方長官を務める長谷川平蔵(中村吉右衛門)の家計は困窮していた。配下の与力同心、そして密偵らを手足のように動かすには金がかかるからだ。
お上からの手当てはあるがまるで足りず、先祖伝来の刀剣や骨董品を手放すこともしばしば。妻の久栄(多岐川裕美)もある日、道具屋を呼んで嫁入り道具の櫛やかんざしを売った。
たまたま風邪で休んでいた平蔵はそれを知って言葉もなかった。事件が起きた。
二千石の大身の旗本横田大学(磯部勉)の嫡子で十歳になる千代太郎(藤山扇治郎)が連れ去られたのだ。
身代金は千両。大学の先祖が徳川家康から賜った家宝の太刀、新藤国光も預かっていると書いてあった。表沙汰になれば大学は切腹だ。
大学は事件を内密に解決することを平蔵に頼んだ。平蔵は風邪をおして密偵の相模の彦十(江戸家猫八)とおまさ(梶芽衣子)を訪ねた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】高瀬昌弘

水曜日

「五月雨坊主」2015/04/22

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、伊三次(三浦浩一)は江戸・下谷の岡場所になじみの女、およね(池波志乃)がいた。
およねのところに泊まって帰る途中、伊三次はとある町屋の垣根越しに、顔見知りの絵師、石田竹仙(上田耕一)が、泥と血にまみれた男の体を家に引き込もうとするのを見た。
竹仙は元盗賊だったが、平蔵の人柄に惚れ込んで、今は盗賊改め方のために人相書を描いている。
竹仙によると、朝方まで絵を描いていて、気がつくと植え込みに男が倒れていた。
傷の手当てをと家に引き込むと、意識を取り戻した男が竹仙の顔を見て、「九兵衛どん、長五郎にやられた……。十日のお盗めは……だめだ」と言って息絶えた。
報告を受けた平蔵は首をかしげた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】高瀬昌弘

 

木曜日

「泣き味噌屋」2015/04/23

火付盗賊改方の中には臆病な男もいる。勘定掛の川村弥助(平田満)は、同心たちに市中探索の経費不足を追求されると泣き出し、雷が鳴ると大きな体で机の下にもぐりこむ。
だが、長官の長谷川平蔵(中村吉右衛門)は川村を高く評価していた。筆頭与力の小林金弥(中村歌昇)からその言葉を聞いた川村は感激した。
川村の新妻のさと(北原佐和子)が、何者かにはずかしめを受けて殺された。
実家の菓子屋に寄って、知人のところへ寄り道をする途中で、大身の旗本で、女好きの秋元左近(亀石征一郎)に目をつけられ、手下の浪人がさとを誘拐したのだ。
密偵の小房の粂八(蟹江敬三)、相模の彦十(江戸家猫八)の探索で、旗本の暴れん坊たちが作る「風流組」が、さとが連れ去られた現場近くで、日頃から若い女に嫌がらせをしていることが分かる。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】高瀬昌弘

金曜日

「寒月六間堀」2015/04/24

火付盗賊改方長官の長谷川平蔵(中村吉右衛門)も40歳を越え、時に人生に疲れを感じる。
寒い冬のある日、本所のなじみのしゃも鍋屋五鉄で密偵の相模の彦十(江戸家猫八)やおまさ(梶芽衣子)、店の亭主の三次郎(藤巻潤)と昔語りをしているうちに、興が乗って酒を過ごして泊まった。
翌朝、平蔵は仕事に戻る気がせずに、彦十を相手にそこらをぶらぶらと歩き、気ままな一日を過ごすことに決めた。
ところがその途中で、70歳は越えた老武士が、用心棒に囲まれた町駕籠を襲おうとしているのを目撃した。市口瀬兵衛(中村又五郎)である。
しかし、瀬兵衛は気おくれと疲労のために襲えず、かえって倒れてしまう。平蔵は瀬兵衛の世話を彦十に頼み、自分は駕籠を尾行した。
乗っていたのは裕福な金貸しの山下藤四郎(潮哲也)である。
瀬兵衛は息子の仇討ちのために家を出て20年になる。そして今日、仇の藤四郎と出会ったのだった。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、勝野洋、尾美としのり
【監督】三村晴彦

2015年4月13日~4月17日放送

月曜日

「おかね新五郎」2015/04/13

原口新五郎(滝田裕介)は二十数年前、若き日の長谷川平蔵(中村吉右衛門)の剣術の先輩だった。今は浪人の身で、寺子屋を開き、清貧、独身の初老の男だ。
1年前、平蔵はひょんなことで新五郎と再会し、月に一度は訪ねていた。新五郎と会った帰り、平蔵はおかね(南田洋子)という枯れたススキのように精気のない女を見かけ、後をつけた。
おかねは、平蔵がまだ本所の銕三郎と名乗って彦十(江戸家猫八)らと無頼の生活をしていたころ、行商をしながら客を取る流しの娼婦だった。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、真田健一郎、不破三四郎、中村吉三郎
【監督】高瀬昌弘

火曜日

「五月闇」2015/04/14

しとしとと気の滅入るような雨が続くなか、長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、伊三次(三浦浩一)は岡場所のなじみの女郎およね(池波志乃)の部屋にいた。
およねは寝物語に、胸に三日月のような傷のある、「いさ」という名の男の話をした。話を聞いて伊三次の顔色が変わった。
伊三次は、男は盗賊の伊佐蔵(速水亮)に違いないと見て平蔵に報告した。伊三次とおよねは、お互いに好いていた。
平蔵は一緒になるなら力を貸すと言ったが、伊三次は断った。それを聞いたおよねは、自分が女郎だからだと思ったが、そうではなかった。
伊三次と伊佐蔵の間の、過去の深いかかわりに原因があった。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、高橋悦史、尾美としのり、真田健一郎
【監督】小野田嘉幹

水曜日

「麻布ねずみ坂」2015/04/15

盗賊たちとの長年の闘いで疲れた長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、評判の指圧師中村宗仙(芦屋雁之助)の治療を受けた。
60歳を越えた坊主頭の大男だが、澄んだ瞳が印象的である。治療費は高く、五十両から百両も取るが、平蔵からは取らなかった。
宗仙は麻布の「ねずみ坂」に住んでいた。たまたまその家を見た相模の彦十(江戸家猫八)とおまさ(梶芽衣子)はその質素なことに驚き、「いくら貯めているのか」と思った。
それが火付盗賊改メ方の同心部屋で話題になる。気になった沢田小平次(真田健一郎)は宗仙宅におもむく。
金持ちしか相手にしない宗仙には不釣り合いな、剣術使いの浪人石島精之進(中原丈雄)が訪ねて来ていた。
調べが進み、石島は大阪の香具師(やし)の元締め白子の菊右衛門(田中弘史)からの使いで江戸へ出向いて来たことも分かった。
これはただごとではない。宗仙の家には平蔵の配下が張りついた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、尾美としのり、真田健一郎
【監督】小野田嘉幹

木曜日

「男のまごころ」2015/04/16

火付盗賊改メ同心の田中貞四郎(片岡弘貴)は真面目ではあるが性格が暗く、手柄を立てる機会にも恵まれなかった。
その田中が長官の長谷川平蔵(中村吉右衛門)の出張中に火付け犯人を捕らえた。
深川のそば屋に放火して、八両の金を盗んだ亀吉(小倉久寛)という近くの菓子屋「柏屋」の下働きだ。
少し頭が弱いようだが、犯行を認めたために、小伝馬町の牢に送られて、3日後には火焙りの刑が決まった。
出張から戻った平蔵は本当に亀吉が下手人かどうかを疑った。
翌日、平蔵は与力の小林金弥(中村歌昇)を伴って、そば屋の焼け跡でさらしものになっている亀吉を見に行った。
童児のような目で空の雲を見ている亀吉の姿に、平蔵の疑念がふくらみ、ついに処刑の延期を奉行所に依頼した。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、中村歌昇、尾美としのり、真田健一郎
【監督】高瀬昌弘

金曜日

「妖盗葵小僧」2015/04/17

日本橋の文房具店、竜渕堂に深夜、大身の旗本らしい行列が訪ねる。
「殿様のお出ましじゃ」との聞き覚えのある用人の声に、手代が戸を開けた瞬間、行列は盗賊の正体を現した。
首領の葵小僧は主の善太郎(山本宣)の目の前で若い女房お千代(岩本千春)に乱暴した。
世間をはばかり、善太郎は奉行所に届けなかったが、密偵たちの報告から、長谷川平蔵(中村吉右衛門)は事件を知る。
葵小僧が神田の料亭を襲った。今度も親戚筋の料理屋の板前の声がしたので戸を開けたところ、盗賊だった。
平蔵は、とっさの勘働きで、葵小僧は声色の名手だと考えた。

【出演者】中村吉右衛門、勝野洋、尾美としのり、真田健一郎、不破三四郎
【監督】高瀬昌弘

2015年4月6日~4月10日放送

月曜日

「浮世の顔」2015/04/06

父の敵を求めて江戸に来たはずの侍が、こともあろうに近郊の村娘に乱暴。その最中に、通りかかった男に後ろから棒で殴り殺された。
その男も娘を襲おうとして、とめる連れの男とけんかになり、同じ場所で刺し殺された。
侍は長谷川平蔵(中村吉右衛門)宛ての書状を持っていた。地方に住む平蔵の友人の知人の息子だった。
侍を殺した男の身元は、名古屋を根城にした盗賊と分かった。
娘の証言から、逃げた男は磯七(石倉英彦)といい、一緒に板橋の旅籠に滞在していた。
平蔵は板橋で盗賊たちの急な動きがあるとみて、配下の同心、密偵に探索を命じた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、御木本伸介、尾美としのり、真田健一郎
【監督】小野田嘉幹

火曜日

「墨斗の孫八」2015/04/07

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵おまさ(梶芽衣子)は、盗賊の墨斗(すみつぼ)の孫八(内藤武敏)と出会った。
もう58歳で、心臓を病んでいる孫八だが、まだ盗人稼業から足を洗っていない。
おまさによると、昔から潔い男で、捕まるのを待っているようなところもあるという。平蔵は孫八という男に興味を覚えた。
孫八はおまさに、次の盗(つと)めに手を貸してくれ、と頼む。
孫八には、ひょんなことで旅籠の女に生ませた2歳になる男の子がいて、その子に金を残そうというのだ。
やがて浪人姿の平蔵は孫八と会い、意気投合する。

【出演者】中村吉右衛門、高橋悦史、尾美としのり、真田健一郎、木村栄
【監督】高瀬昌弘

水曜日

「はさみ撃ち」2015/04/08

大盗賊の猿皮の小兵衛(中村嘉葎雄)は中国・九州を股にかけて荒らしたが一人も殺さず、一度もお縄になったことがない。
当年73歳の小兵衛が引退し江戸に来た。「萬年屋」という薬種屋を開き、おもん(松田美由紀)という年増女を女房にすっかり堅気になった。
まだ女盛りのおもんは、貸本屋の友蔵(内田直哉)といい仲になっていた。
友蔵は実は女たらしの引き込み男として知られた盗賊で、狙うのは「萬年屋」の身代だった。
盗みの相棒大亀の七之助(三上真一郎)は、押し込みの人集めを長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵相模の彦十(江戸家猫八)に頼んだ。

【出演者】中村吉右衛門、勝野洋、尾美としのり、真田健一郎、中村吉三郎
【監督】小野田嘉幹

木曜日

「のっそり医者」2015/04/09

萩原宗順(宍戸錠)は日本橋に住む六十歳あまりの町医者だ。妻子もなく、質素な家に住み、使用人もおかず、貧しい患者からは金も取らない。
父親が昔世話になった木村忠吾(尾美としのり)は、盗賊改方の役宅で預かっているおよし(高橋貴代子)という15歳の娘を奉公によこすと言った。
奉公先に盗賊が入り、およしを残して主人以下皆殺しになった身寄りのない少女だ。長谷川平蔵(中村吉右衛門)も許した。
奉公を始めたおよしは、宗順の家のまわりを怪しい人間がうろついているのに気づいた。
宗順と会った平蔵は、宗順が昔はなみなみならぬ剣の使い手だったことを見抜いた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川祐美、高橋悦史、尾美としのり、木村栄
【監督】舛田明廣

金曜日

「男の毒」2015/04/10

盗賊黒股の弥市(本田博太郎)の隠れ家を、長谷川平蔵(中村吉右衛門)配下の精鋭が急襲した。
弥市は胸の病がひどかったのに、おきよ(川上麻衣子)を抱いていた。弥市は抵抗したがひどい喀血をし、息絶えた。
一月後、おきよは小間物屋の直吉(坂本あきら)と所帯を持つ。幸せそうなおきよだが、困ったことになっていた。
弥市は何人もの女の体をもてあそび、あげくの果ては女郎に売り飛ばすのが常だった。
おきよは売られる寸前に助かったのだが、弥市に仕込まれて、一日に何度も男を求める体になっていた。精を奪われた直吉は次第に衰弱した。
直吉が応じられないと、行きずりの男と出会い茶屋に行く有り様だ。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、勝野洋、尾美としのり、真田健一郎
【監督】加島幹也

2015年3月30日~4月3日放送

月曜日

「隠し子」2015/03/30

父の代から長谷川家の中間をしていた久助(奥村公延)が、久しぶりに長谷川平蔵(中村吉右衛門)の役宅を訪ね、
声をひそめて「実は先代に隠し子がいて」と言った。平蔵には衝撃だった。隠し子は女で名はお園(美保純)。
根津で小さな飲み屋を開いていた。その店を訪ねた平蔵は、亡父の面影を遺したお園を見て自分の妹と確信した。
平蔵の母もまた「日陰の女」だった。
平蔵は久栄(多岐川裕美)に妹の存在を告げ、屋敷に引き取ると言った。飲み屋の女、と聞いて久栄の機嫌は悪かった。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、美保純、梶芽衣子、高橋悦史
【監督】高瀬昌弘

火曜日

「艶婦の毒」2015/03/31

長谷川平蔵(中村吉右衛門)が、京都町奉行を勤めた父の墓参と休養を兼ねて京へ行くことになり、同心の木村忠吾(尾美としのり)がお供をした。京に入った平蔵は墓参の帰りに、北野天神の境内の茶店でお豊という女(山口果林)を見た。
二十年前、平蔵が溺れた女である。その時お豊は盗人宿の女主人だった。
奉行の息子のあるまじき行為を与力が必死でいさめ、やっと別れたのだった。
そのお豊は今も美しい。驚いたことに、茶店に忠吾が来て、お豊と連れ立って料理茶屋に入った。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、山口果林、春やすこ、江戸家猫八
【監督】高瀬昌弘

水曜日

「駿州・宇津谷峠」2015/04/01

墓参のため京を訪れた長谷川平蔵(中村吉右衛門)の帰途、駿河の藤枝の宿場まで、料理人の村松忠之進(沼田爆)が出迎えた。平蔵が愛する「江戸の味」で長旅の疲れをいやしてもらおうという、留守を預かる佐嶋忠介(高橋悦史)の計らいだった。
留守中の江戸は、駿河を本拠とする盗賊空骨の六兵衛が隠れ家で殺された位で、おおむね平穏だった。
密偵のおまさ(梶芽衣子)は、その時の野次馬のなかに、かっては親しくしていた女盗賊のお茂(二宮さよ子)がいるのを見て、後をつけて東海道を下り、藤枝近くの宇津谷峠まで来ていた。

【出演者】中村吉右衛門、梶芽衣子、二宮さよ子、誠直也、尾美としのり
【監督】三村晴彦

木曜日

「お峰・辰の市」2015/04/02

火付盗賊改方の組屋敷に出入りする辰の市(市川左團次)というもみ療治の座頭がいた。
昔は富裕な商家などの内情を盗賊に教える嘗め役という稼業をしていたが、今は足を洗って、お峰(田島令子)という、やはり盗賊の引き込みをしていた女と世帯を持っている。子供が欲しいお峰は、神社でお百度を踏んでいるところを長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵を務めるおまさ(梶芽衣子)に見られる。二人は昔なじみ。
今は堅気だと聞いても、後をつけるのが密偵の習い。平蔵はそんなおまさの心情を察してやさしい言葉をかけた。
平和に暮らす辰の市夫婦に災いが襲いかかる。昔を知る盗賊の首領が、お峰が女中奉公している店への押し込み強盗の手引き役をしろと迫ったのだ。

【出演者】中村吉右衛門、勝野洋、尾美としのり、真田健一郎、中村吉三郎
【監督】高瀬昌弘

金曜日

「泥亀(すっぽん)」2015/04/03

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵の相模の彦十(江戸家猫八)とおまさ(梶芽衣子)が冬空の下、三田の魚藍観音堂に参拝した。一休みした茶店の主人は、杖をつき腰をいたわるように歩く男。泥亀(すっぽん)の七蔵(名古屋章)で、以前は東海道の盗人宿の番人をしていた。
七蔵は独りばたらきの盗賊、関沢の乙吉(森次晃嗣)と出会い、大恩を受けていた盗人時代の頭、牛尾の太兵衛(岩田直二)が手下に裏切られ、非業の死を遂げたことを知る。
太兵衛の女房と娘が路頭に迷っていると知った七蔵は、盗みをしてでも助けなければと思った。

【出演者】中村吉右衛門、尾美としのり、真田健一郎、中村吉三郎、中村吉次
【監督】小野田嘉幹

2015年3月23日~27日放送

月曜日

「白根の万左衛門」2015/03/23

密偵の相模の彦十(江戸家猫八)がスリの現場を押さえ、犯人はすった財布を残して逃げた。
財布の中に、上方を荒らし回った盗賊、白根の万左衛門(岡田英次)の名札があるのを見て、長谷川平蔵(中村吉右衛門)は顔色を変えた。
すでに万左衛門は江戸にいた。狙う店には腕利きの引き込み女も入れ、2年がかりで準備を進めていた。
だが、72歳の万左衛門は一月前から病に倒れ、療養中だった。年をとった大盗賊は、体が動かなくなると、貯めた大金を手下に分けて一味を解散する。
万左衛門の病が重いのを見て、義理の娘のおせき(岡本麗)は、金の隠し場所を聞き出し、独り占めしようと考えた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、岡田英次、三浦浩一、江戸家猫八
【監督】加島幹也

火曜日

「お菊と幸助」2015/03/24

長谷川平蔵(中村吉右衛門)が役目で甲州に旅をしている留守に、お菊(増田恵子)という女が久栄(多岐川裕美)を訪ねてきた。
平蔵が使っていた清兵衛という密偵の娘で、屋敷に奉公していたこともある。
お菊は、つれあいの伝吉(水上功治)を、久栄が懇意にしてる絹問屋の上州屋で働かせてほしいと頼んだ。
伝吉が働きだしてほどなく上州屋に賊が入り、一家が惨殺された。久栄は、自分が引き込み男を紹介したと知って青ざめた。
本当のお菊の亭主は幸助(田中隆三)という足の不自由な男。小間物の行商をしているが稼ぎは少なく、お菊は茶屋で客をとっていた。
それを伝吉に知られ、脅されていた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、梶芽衣子、増田恵子、高橋悦史
【監督】小野田嘉幹

水曜日

「犬神の権三郎」2015/03/25

盗賊改方の与力、佐嶋忠介(高橋悦史)が、町中で盗賊の犬神の権三郎(峰岸徹)を発見して捕らえ牢に入れた。だが権三郎は脱獄した。
深夜、盗賊改メの物見櫓が放火され、そのどさくさに何者かが牢番から鍵を奪ったのだ。
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、屋敷内を熟知した者が手引きをしたと考えた。
となると、元は盗賊だった密偵たちの誰かの犯行、という確率が高くなる。
すべての密偵が集められたが、2年前に捕まり、平蔵の人柄に惚れて密偵となった雨引の文五郎(目黒祐樹)だけが来なかった。
権三郎は以前、文五郎が指揮した盗みに加わり、その上前をはねていた。文五郎は憎む相手を脱獄させたことになる。

【出演者】中村吉右衛門、峰岸徹、梶芽衣子、高橋悦史、目黒祐樹
【監督】高瀬昌弘

木曜日

「盗賊人相書」2015/03/26

深川のそば屋が盗賊、熊次郎(六平直政)一味に襲われ、主人夫婦ら六人が惨殺された。
奉公人の少女およし(高橋貴代子)だけが中二階に隠れて生き延びた。およしは熊次郎の顔を見た。
細く鋭い目と頬に傷のある、一度見たら忘れられない顔だった。
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の命で絵師の石田竹仙(柄本明)が人相書きを作ったが、およしはまるで似ていないと言った。
書き始めはうまくいっていたのに、途中から竹仙は口もきかなくなったという。
竹仙は伊勢生まれの旅絵師で江戸に住んで3年。夫婦仲も、近所の評判もよかった。

【出演者】中村吉右衛門、柄本明、勝野洋、尾美としのり、三浦浩一
【監督】舛田明廣

金曜日

「浅草・鳥越橋」2015/03/27

浅草の鳥越橋で待ち合わせ、つかのまの逢引きをする男女がいた。
風穴の仁助(井上純一)と女房のおひろ(小林かおり)。人目を忍ぶのは、二人が盗賊、傘山の瀬兵衛(中田浩二)の手下だからだ。
仁助は一味が狙う店に引き込み役として住み込んでいる。その日まであと一月に迫った。
そのころ、長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、小房の粂八(蟹江敬三)が預かる船宿の客に、やはり傘山配下の押切の定七(平泉成)が来た。
仕掛け部屋で話を聞くと、定七の相手は商人風の謎の男。瀬兵衛の盗みの仕掛けを横取りしようという話だった。

【出演者】中村吉右衛門、梶芽衣子、蟹江敬三、高橋悦史、井上純一
【監督】小野田嘉幹

2015年3月16日~20日放送

月曜日

「土蜘蛛の金五郎」 2015/03/16

食道楽の鬼平こと長谷川平蔵(中村吉右衛門)が、「どんぶり屋」というめし屋を見つけた。
味がよく、飯も食べ放題なのにたった七文。そば一杯十五文の時代だ。
儲からない商売をする亭主の名は金五郎(遠藤太津朗)。平蔵の勘では盗人である。
さっそく密偵の五郎蔵(綿引勝彦)とおまさ(梶芽衣子)に探索を命じ、自らは木村忠吾(尾美としのり)と二人で浪人に変装、どんぶり屋に近い裏長屋に移った。
平蔵の腕を見込んだ金五郎は、五十両で人を殺してくれ、と持ちかける。やがて分かった相手の名は……。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、竜雷太、梶芽衣子、勝野洋
【監督】高瀬昌弘

火曜日

「怨恨」 2015/03/17

3年前の捕物で同心木村忠吾(尾美としのり)に傷を負わせて逃げた盗賊磯部の万吉(速水亮)が、江戸に再び姿を見せた。
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は忠吾に探索を命じた。
万吉の情報は、密偵の五郎蔵(綿引勝彦)が盗賊時代の配下から聞いたのだが、今は堅気のその男を守るために、忠吾にはそのことを言っていない。
忠吾は「長官(おかしら)からまかされた以上、俺の耳に」と怒った。
万吉は表向き千住の茶屋の主人をしながら、新たな盗みの準備を進めていた。

【出演者】中村吉右衛門、梶芽衣子、勝野洋、尾美としのり、長門裕之
【監督】三村晴彦

水曜日

「蛙の長助」 2015/03/18

蛙の長助(米倉斉加年)は、心臓を病み片足が不自由な老人。
だが、借金の取り立てには不思議な能力を持っていて、金貸しの三浦屋彦兵衛(玉川伊佐男)に使われている。
ある日、長助は取り立て相手の旗本今井勘十郎(長谷川明男)に半殺しの目に遭った。
たまたま貧乏浪人に変装し、見回りをしていた長谷川平蔵(中村吉右衛門)が、長助を助けた。
長助はその礼に一杯おごった。今井は三十両の借金を踏み倒そうとしていたが、裏では、盗賊夜嵐の定五郎(五味龍太郎)の用心棒をし、人を斬っていた。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、梶芽衣子、米倉斉加年、長谷川明男
【監督】小野田嘉幹

木曜日

「市松小僧始末」 2015/03/19

日本橋の木綿問屋の一人娘おまゆ(長与千種)は23歳。顔は童顔だが大女で腕っ節が強く、剣術は免許皆伝。
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の役宅に出稽古をするほどだ。これでは男は寄り付かない。
そのおまゆが、スリの名人で市松小僧と呼ばれる又吉(春風亭小朝)と出会った。
二人はおたがいにひかれあい、ついにおまゆの両親の反対を押し切って所帯を持った。
又吉は堅気になり、二人は幸せに暮らしたが、平蔵は、スリというものは、一度やったらやめられない病気だと考え、又吉から目を離さなかった。

【出演者】中村吉右衛門、春風亭小朝、長与千種、江戸家猫八、勝野洋
【監督】小野田嘉幹

金曜日

「消えた男」 2015/03/20

盗賊改方与力の佐嶋忠介(高橋悦史)は、かつての部下で突然出奔した高松繁太郎(渡辺裕之)に偶然出会った。
八年前高松は、江戸を荒らす凶賊の一味の女お杉(斉藤林子)に網をかけ、今後の生活費を与えれば、一味の宿を聞きだせるまでになっていた。
だが、無能でやる気のない当時の長官は金を出すのを拒んだ。愛想をつかした高松は「好きな女と暮らす」との置手紙を遺して消えた。その女がお杉。
一本木な高松の、彼女への責任の取り方でもあった。
佐嶋と別れた高松を、盗賊の笹熊の勘蔵(佐藤仁哉)が待ち伏せていた。高松は「お前を待っていた。お杉は死んだ」と言って自ら斬られようとした。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、蟹江敬三、渡辺裕之、梶芽衣子、高橋悦史
【監督】高瀬昌弘

2015年3月9日~13日放送

月曜日

「女密偵・女賊」 2015/03/09

長谷川平蔵(中村吉右衛門)の女密偵、おまさ(梶芽衣子)はある茶店で、昔なじみの女賊、お糸(岡まゆみ)と出会う。
「久しぶりにつもる話を」と誘うおまさだが、お糸は「待ち人がいるから」と言って断る。
茶店の主人によると、食事もせずに、もう二日も待ち続けているという。
おまさの報告を受けた平蔵は、「それは色事だ」と言う。
そして、恋に悩む女を慰めるには、うまい物を食べさせてやることだ、と言って役宅の料理の名人、村松忠之進(沼田爆)をおまさにつける。
村松が作る「お袋の味」に心をなごませたお糸は、おまさに悩みを告白した。

【出演者】中村吉右衛門、真田健一郎、辻政宏、沼田爆、宮川不二夫
【監督】高瀬昌弘


火曜日

「麻布一本松」 2015/03/10

火付盗賊改方の同心、木村忠吾(尾美としのり)の持ち場は麻布。上野・浅草のように色気のある場所もない。
ある日忠吾は見回り中に、「つまらん」と言って小石を蹴った。それが浪人、市口又十郎(村田雄浩)の脛に当たる。
又十郎が怒ると、忠吾は又十郎の股間を蹴って逃げた。
数日後、浪人を気にしながら茶店で休む忠吾に、親しげな笑みを浮かべて会釈する若い女、お弓(水島かおり)がいた。
お弓は以前あの浪人に付きまとわれて嫌な思いをしたので、嬉しかった。お礼に酒をご馳走したい、と言った。
有頂天になる忠吾だったが……。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、尾美としのり、辻政宏、真田健一郎
【監督】加島幹也


水曜日

「さざ浪伝兵衛」 2015/03/11

江戸を荒らしまわった盗賊、さざ浪伝兵衛(又野誠治)が、老盗賊の砂掘の蟹蔵(織本順吉)とともに、箱根に近い山奥の山葵(わさび)小屋に潜んでいた。
伝兵衛は江戸から愛人のおだい(清水ひとみ)を呼び寄せた。
おだいを見張っていた長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、筆頭同心の酒井祐助(勝野洋)ら腕利きの同心を伴って後を追い、小田原に着いた。
伝兵衛の片腕の三次(伊藤洋三郎)は平蔵らの動きを察知。箱根の関所破りをして伝兵衛に急を告げた。
昨夜、女郎買いに小田原へ行った時には、宿が地元奉行所に包囲された。「誰かが裏切っている」と伝兵衛は考えた。

【出演者】 中村吉右衛門、勝野洋、真田健一郎、中村吉三郎、中村吉次

【監督】高瀬昌弘


木曜日

「おとし穴」2015/03/12

火付盗賊改メの同心佐々木新助(中村梅雀)は堅物だ。
その新助が、茶汲み女との情事のために舟宿に入るのを、見回り中の長谷川平蔵(中村吉右衛門)は目撃し、驚いた。
相手は色気あふれるお才(山本みどり)。
女にもてたことがなかった新助は溺れ、浪人の山本と名乗って通った。
ある日お才は、「だんなが好きになったので、お金はいりません」と言い、知り合いがいるという川魚料理屋に新助を誘った。
だが、二人がからみあう最中に、「こんなところを御役所に知られたらどうなさいます?」と声がした。
男は盗賊友吉(小野武彦)。罠にはまったのだ。

【出演者】 中村吉右衛門、高橋悦史、辻政宏、真田健一郎、中村吉三郎
【監督】小野田嘉幹


金曜日

「おしゃべり源八」2015/03/13

盗賊改メの同心・久保田源八(佐藤B作)は、相模の藤沢で盗賊・天神谷の喜佐松を探索中に、突然姿を消した。それから四ヶ月。
同心・木村忠吾(尾美としのり)が、目黒村で百姓姿の源八を見たと、長谷川平蔵(中村吉右衛門)に報告した。
一週間後に源八が発見されたが、記憶を失っていた。村人によると、四ヶ月前に畑道に倒れていたという。後頭部には打撲の跡があった。
手掛かりは、発見された時にかぶっていた菅笠に捺してある「とみや」という焼印の文字だけだった。
江戸の役宅に戻された源八は、所帯を持ってまだ一年あまりの妻およし(永光基乃)と対面するが、やはり無反応だ。

【出演者】中村吉右衛門、多岐川裕美、勝野洋、尾美としのり、辻政宏
【監督】小野田嘉幹


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