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実用化 アノ食材づくりに"人工知能"

19.02.06

暮らしの中で
徐々に活用が広がる
AI=人工知能ですが、
食材づくりの現場でも
こんな利用が試みられています。

向かったのは、
和歌山県白浜町の田辺湾。

国内の養殖マダイの
4分の1近くを生産する
近畿大学の養殖場があります。

人工知能は、海に浮かぶ、
この小屋で使われているといいます。

養殖マダイは、
そのほとんどが
稚魚として出荷されるため、
選別作業は大忙し。

「人工知能の技術が
 使われているのは
 こちらのポンプです。
 海の生簀からくみ上げている
 この稚魚の量を
 自動で調節しています。」
(今井記者)

カメラを使った
画像解析技術で
流れる稚魚の
多い少ないを判断し、
吸い上げる量を
調節しているのです。

「(流れる)魚の量が多すぎても
 魚をチェックするのに
 支障をきたすし
 (流れる量が)少なすぎると、
      一日の作業量が減ってしまう。」
(近畿大水産養殖種苗センター
      谷口直樹 種苗事業部長)
  
ポンプの調節は
これまで熟練した
職員による手作業で
しかも、
ずっと傍で
張り付いていなければ
ならなかったため、
その業務の効率化は
長年の課題でした。

「1日中付きっきりだった 
      サブリーダー的なスタッフが
 (自動化で)他の業務に回れ
 非常に大きな効果がある。」
(近畿大水産養殖種苗センター
      谷口直樹 種苗事業部長)

そもそものきっかけは、
近大側から相談を受けた
トヨタグループの商社、
「豊田通商」が2017年から
日本マイクロソフト社との
共同開発に取り組み、
実用化に成功しました。

「現場で人手不足は顕著なので、
 AI(人工知能)を活用した自動技術で
 事業を効率化していくことに対しては
 非常に期待は大きい。」
(豊田通商IT戦略部 余郷愛吉さん)

今後は、
稚魚の大きさや形を
見分けるAIも導入し、
一連の選別作業の自動化を
目指すとしています。