最終回 第24話
2008年1月25日(金)
スニは新婚旅行で訪れた江原道(カンウォンド)の田舎が、空気が澄んでいて水がきれいだったことを思い出していた。自分が死んでいく姿を子供たちに見せたくなかったスニは、療養のためではなく死に場所を求めて江原道へ向かう。江原道での療養中、激痛に耐えかね、大量に薬を飲むようになっていたスニ。ある日、カルビタンを買いに行ったソンムンが家に戻ると大量の血を吐き倒れていたスニを発見する。急いで病院へ行くが、既にスニの心肺は停止状態だった。葬儀を終えて家に戻ったソンムンは携帯電話に一件のメッセージが残っていることに気付く。それはスニからだった。私の人生をバラ色に染めてくれるという約束を守ってくれて、短かったけど幸せだったというメッセージを聞き、ソンムンは泣き崩れる。
第23話
2008年1月24日(木)
再び母のもとを訪れたスニ。母の手料理を食べ語り合ううちに、スニは母に抱いていたわだかまりが消えていくのを感じていた。素直に“母さん”という言葉を口にするスニ。二人は抱き合って涙を流した。別れ際、もう来られないかもしれないと話すスニの手を、母は名残惜しそうに握ることしか出来なかった。ソンムンの懸命の看護にも関わらず、スニの病状は更に悪化、鎮痛剤も効かなくなり始めていた。痩せこけた彼女を蝕む病魔は、死臭にも似た匂いを漂わせるまでになっていた。大量に吐血し、残された時間が僅かだと悟ったスニは、娘たちに別れを告げる。そんな中、ヨンイとバクサの婚約式に出席したスニ。ヨンイの幸せそうな顔を見て、スニはまたひとつ心残りが減るのだった。
第22話
2008年1月23日(水)
ソンムンはかつてスニにプロポーズした思い出の店“バラ色の人生”で、再びスニにプロポーズをした。結婚写真を取り直し、新婚旅行で済州島へ。子供たちと楽しいときを過ごし、スニはソンムンと日の入りを眺めていた。二人はまるで時間が止まったかのような静かなときを過ごした。心に平穏を取り戻したスニは、見るもの全てが美しく、自分の人生はまんざらでもなかったと打ち明ける。その言葉を聞いたソンムンは、まだ別れの準備ができていない、自分のそばで息をしているだけでいいから、生きていてほしいと言い泣くのだった。済州島から戻ったスニは、死ぬのは怖くないが、みんなと別れ独りで逝くことが怖い、生きたいとヨンイに心情を吐露した。そしてスニは再び母親のもとを訪れる。
第21話
2008年1月22日(火)
死を受け入れたことで、スニは穏やかな心を取り戻していた。自分の死後、角膜を提供したいという彼女の真剣な思いに心を打たれ、ソンムンもスニと一緒に臓器提供を申し出る。そんな中、誕生日を迎えたスニは隣家に招かれる。そこには義母が用意したご馳走が並べられていた。結婚以来、スニに辛くあたることが多かった彼女だったが、今ではそんな仕打ちを悔い、心からスニの回復を願っていたのだ。この先ずっと、スニの誕生日の料理は自分が準備すると宣言し、子どもたちのためにも長生きしてと励ます。そんなある日、ヨンイに促され、おしゃれをして出かけたスニは一軒の店の前で、ひとり車を降ろされる。思い出の店“バラ色の人生”。その中で彼女を待っていたのは…。
第20話
2008年1月18日(金)
激しい痛みに襲われたスニは、バクサによって病院に運ばれていた。一方のソンムンは詐欺事件の首謀者たちを相手に大立ち回りをしたことで警察に捕まっていた。命をもてあそぶ詐欺師たちに怒り心頭のソンムンは、示談には応じないと頑なだった。ところがスニが病院に入院していることを知り、しぶしぶ示談に応じることにする。そんなある日、スニはソンムンが看病のためにあまりに長い休日を取っていることを気にしていた。ひょんなことでソンムンが銀行をクビになっていたことを知り、義弟ウォンマンを問い詰めると“奇跡の水”が詐欺だったことまでも知ってしまう。自分が死ぬことを確信したスニは、静かに逝かせてほしいと泣き叫び、部屋に閉じこもってしまうのだった。
第19話
2008年1月17日(木)
スニの体に巣食ったガンは、広範囲に転移し悪化の一途を辿っていた。しかしソンムンは、病状は回復していると話し、スニを元気づける。そんな中、ソンムンはガンを治す“奇跡の水”の存在を知る。わらにもすがる思いで手に入れた“奇跡の水”の効果か、スニの病状は一時持ち直し、ボランティア活動に参加できるまでになった。大金をはたいて、更に2ヶ月分の“奇跡の水”の代金を振り込んだソンムンだったが、義弟ウォンマンに詐欺ではないかと言われ、不安になりオフィスへ。そこは既にもぬけの殻だった。怒りに駆られたソンムンは街中を探し回り、ようやく見つけた詐欺事件の首謀者たちを相手に大立ち回りを演じる。同じ頃、スニは突然の激痛に襲われていた…。
第18話
2008年1月16日(水)
自暴自棄になったスニだったが、ソンムンの思いやりに心を打たれ前向きに生きていこうとする。一方のソンムンは、リストラされたことをスニに隠していた。息子ソンムンが無職だと知ったムニは、スニの治療費のためにもお金を稼ぐことにする。ミス・ポンと一日中仕事を探して歩くが、二人の年齢ではどこも雇ってくれなかった。そんな中、ソンムンは箪笥の引き出しからスニの遺影を見つけてしまう。一人でこの写真を撮ったスニを思うと涙を堪え切れないソンムンだった。スニは激しい痛みに耐えながらも、残された時間をソンムンや子供たちと一緒に過ごしていた。穏やかな時間が流れているかのようだったが、ある夜、吐血してしまう。スニは寝ているソンムンを起こし、生きたいと泣き叫ぶのだった…。
第17話
2008年1月15日(火)
スニは、ソンムンとヨンイの話を立ち聞きし、自分の余命が幾ばくもないことを知ってしまう。ヨンイに想いを寄せる漢方医、チ・バクサが診察に訪れるが、助かる見込みがないことを知ってしまった彼女の態度は、つれないものだった。そんな中、スニの病を盲腸だと知らされていたソンムンの母とその娘、ソンヘは、家事を手伝わず寝てばかりのスニに小言を並べ立てる。言い合いになる3人。その最中に帰宅したソンムンはスニをかばい、母と妹を荒々しく叱りつける。納得がいかない母に、遂にソンムンはスニが胃ガンを患っていることを告白。驚いた母は、これまでの仕打ちを涙ながらに悔やむのだった。生きる望みを失い自暴自棄になったスニは、耐え難い死への恐怖から、発作的に部屋を飛び出し、ソンムンを振り払って屋上へ…。
第16話
2008年1月11日(金)
鎮痛剤がなければ痛みに耐えられないスニは、ソンムンに自分の病気のことを問いただす。しかしソンムンは、手術は成功し痛みは術後の後遺症だと言い張る。再び人生に希望を見出したスニは、第2の人生の目標を掲げ、美容師の免許を取ることにする。そんな中、父のことが気になったスニは様子を見に行くが、突然倒れてしまう。心配する父にヨンイはスニが末期の胃ガンで助からないことを伝える。ヨンイはスニが将来のために美容学校に通うのを見て、残り少ない時間を無駄にして欲しくなかった。ソンムンに本当のことを話すよう詰め寄るが、今のスニには目標が生きる力になっていると言って取り合わない。そんな2人の会話をスニは聞いてしまう…。
第15話
2008年1月10日(木)
スニの手術当日。遺書を読み、彼女が末期の胃ガンに侵されていることを知ったソンムンは、病院に駆けつけると、スニの余命は長くて3ヶ月と宣告されてしまう。一時は逆上したソンムンだったが自分が必ずスニを治してみせると誓い、スニには本当の病状を伏せることにする。そんな中、ようやく意識を取り戻したスニは、手術が成功したと信じ込んでいた。死への恐怖から解放され、未来への思いを語るスニ。見かねたヨンイは、スニに真実を知らせ、残された僅かな時間を彼女の思うように過ごさせてあげたいとソンムンに詰め寄るが、聞き入れられない。一方、銀行に休職届けを出したソンムンは、スニに冷たくされながらも懸命に看病を続けていた。しかし、手術を終えても一向に体調が優れないスニは、自分の病状に疑問を抱き始める。
第14話
2008年1月9日(水)
ソンムンはミジャと連絡が取れなくなっていた。昼休みに会社を抜け出して彼女のアパートを訪れるが、すでに引っ越したあとだった。必死に彼女を探すが、ミジャが別の男と結婚することを知る。彼女の裏切りを責めるソンムンだったが、ミジャには開き直られてしまうのだった。一方入院していたスニは、手術の日を迎えていた。開腹したところ腹膜への転移が確認され、手の施しようがなかった。そんな中、自宅に戻ったソンムンはスニの遺書を発見する。そこには自分がガンになってしまったこと、子供の面倒を最後まで見られないことへの謝罪などが記されていた。真実を知ったソンムンは、今までのスニに対するひどい仕打ちを思い出し、後悔のあまり号泣する。そして家を飛び出すのだが…。
第13話
2008年1月8日(火)
甲斐甲斐しく父親の身の回りの世話を焼き、2人の娘にベッドとパソコンをプレゼントしたスニ。末期の胃ガンに侵されているという現実を受け止めた彼女は、自らの死をも見据え、身辺整理をし始めた。スニはソンムンを呼び出すと、娘たちをきちんと育ててくれるよう念を押し、離婚届を手渡す。一方ヨンイは、幼い頃彼女たちを捨てて家を出た母親が、小さな食堂で働いていることを突き止めていた。姉の病気を知った彼女は、手術の前に2人を会わせたいと考えていた。一度は対面を拒んだスニだったが、意を決して母のもとを訪れることに。決して幸せそうには見えない母に、どうして私たちを捨てたのかと詰め寄るスニ。しかし、母は言葉を失い泣き崩れるだけだった。
第12話
2007年12月28日(金)
スニは手術を受ける決心をする。その前にジョンドとの不倫で傷ついたヨンイを励ますため、景色のいい場所へ2人で出かけることにした。スニは子供たちのことも忘れて、ナンパしたりオシャレをしてクラブで踊ったりした。ヨンイはいくらはしゃいでもジョンドを忘れられなかった。ヨンイはスニにジョンドが昔付き合っていた初恋の人だと打ち明け、まだ彼を忘れられないと心の内を明かした。一方のスニもヨンイに自らが末期の胃ガンであることを告げ、手術することを話した。ショックを受けたヨンイは、スニのためにもジョンドとの関係を断ち切ろうとする。ジョンドの会社との取引をやめ、ジョンドにも別れを告げた。そんなある日、スニはオシャレをして写真館を訪れる。写真の用途を聞かれたスニは、遺影用の写真だと言う…。
第11話
2007年12月27日(木)
ソンムンと娘たちがミジャと食事をしていることを知ったスニは、店に乗り込むと2人の娘を強引に連れ帰る。一方、恋人だったジョンドを横取りしたかつての友人ジャンミから、ジョンドとの円満な結婚生活の様子を聞かされたヨンイは、思い余ってジョンドとの不倫を告白する。ところが彼女はすべてを知っていた。ジャンミの言葉に傷ついたヨンイは、ジョンドにこれまで我慢してきた思いの丈をぶつける。その夜、飲みすぎてしまったヨンイを介抱するため、ジョンドは彼女を連れホテルへ。そこへ突然姿を現したのは、警官を伴ったジャンミだった。2人は姦通の疑いで逮捕されてしまう。ジョンドの連絡を受けたスニは警察署に駆けつけ、ジャンミに土下座してヨンイを告訴しないよう涙ながらに懇願する。
第10話
2007年12月26日(水)
スニは娘として、姉として、母として、まだやらなければならないことがあった。生きる目標を見出したスニはまず、妹のヨンイに結婚を勧めることにする。余りにしつこいスニに負け、ヨンイは不倫相手のイ・ジョンドを彼氏として紹介した。結婚しようとしないヨンイに業を煮やしたスニは、日取りを決めるためジョンドの会社を訪れる。そこでジョンドが妻のジャンミと一緒にいるところを目撃してしまう。ヨンイのマンションを訪れたスニは、ヨンイがジョンドの結婚を知りながら付き合っていたことを知ると激怒し、関係を清算しなければ縁を切ると言ってその場を立ち去る。そんな中、ソンムンがミジャを新しいママとして娘たちに紹介していることを知り、スニは家を飛び出す。
第9話
2007年12月25日(火)
詐欺に遭い、ショックのあまり倒れたスニ。担ぎ込まれた病院で、彼女は末期の胃ガンに侵されていることを知らされる。思いもよらない告知に取り乱した彼女は、病院を飛び出す。スニは誰にも相談できず、ひとりでむせび泣くことしかできなかった。幼い頃から苦労し、真面目に一生懸命生きてきた自分に降り掛かった、あまりにも非情な運命。スニはこの過酷な現実から逃れようとするかのように、手当たり次第に洋服や靴を買いあさる。これまでの節約生活から一転、人が変わったかのように散財し始めるが、紛らわすことはできない。家事を放棄し魂が抜けたようにベッドに横たわるスニ。そんな彼女を姑は叱責し、詐欺の被害に遭ったことを知ったソンムンもまた、スニに厳しい言葉を浴びせるのだった。
第8話
2007年12月21日(金)
ソンムンに夕食に誘われたスニは、プロポーズされた思い出の場所で二人の再出発を祝うのだと思っていた。ところがソンムンは食事が終わるとスニに別れ話を始めた。考え直して欲しいと懇願するスニだったが、ソンムンの心は変わらなかった。失意のスニは、食べては吐いていた。病院から検査結果を聞きに来るようにという電話が入るが、お金がかかるのが嫌で行かない。そんな中、スニはスーパーで働き始める。ある日、スーパーで一緒に働く女性から儲け話を聞く。初期費用が必要だが最終的には大儲けできると聞いて、お金を振り込んでしまうスニ。ところがこれは詐欺だった。スニはショックのあまり倒れてしまう。病院を訪れたスニは、末期の胃ガンを宣告される。
第7話
2007年12月20日(木)
ヨンイはソンムンを姦通罪で訴えようとスニに持ちかける。だが当のスニは、子どもの将来を考えると訴訟に踏み切ることができなかった。そんなスニの様子をヨンイから聞いた父は、娘夫婦のよりを戻させるため、ある奇妙な計画を実行に移す。その甲斐あって、ソンムンは久しぶりに帰宅する。全てが解決したと心から安心するスニ。ところがソンムンはスニの機嫌を取って、アパートの権利書を取り戻し、離婚届にハンコを押させようと考えていた。数日後、一向に離婚できないことに業を煮やしたミジャは、ソンムンにプレッシャーをかける。遂に意を決した彼は、スニを食事に誘った。場所は2人の思い出の店“バラ色の人生”。以前のような幸せな日常を取り戻したと信じているスニは、精一杯のオシャレをして出かける。
第6話
2007年12月19日(水)
ソンムンはスニと別れたい一心で、アパートの名義をスニに変える。名義変更をしたあとで、スニに会ったソンムンは、彼女に離婚の意思がないことを知る。ミジャに書類を取り返してくるか、離婚するかしなければ二度と家に来ないでと言われ、酔っ払ったソンムンはスニのもとへ。ソンムンはスニを突き飛ばすと、離婚するか書類を返せと迫る。ヨンイに連れられて病院に行ったスニは、吐血までして重傷だった。そこで精密検査を受けることになる。ヨンイはソンムンを説得しようと、彼の職場を訪れるが、彼がミジャと彼女の子供と一緒にいるところを目撃してしまう。怒り心頭のヨンイはソンムンを痛い目にあわせてやろうとスニに提案する。
第5話
2007年12月18日(火)
胸騒ぎを覚えて姉の家を訪れたヨンイは、酔いつぶれベランダで倒れているスニの姿を発見する。ヨンイはスニを介抱しながら、離婚を勧める。そんなある日、スニは思い出の店“バラ色の人生”の前に立っていた。そこは、ソンムンがスニに熱烈なプロポーズをした場所だった。幸せだった日々を思い出し辛くなったスニはまた酒をあおるが、悲しみを消すことはできなかった。彼女はこんな仕打ちをされてもなお、ソンムンを愛していたのだ。憔悴したスニとは対照的に、ソンムンとミジャは楽しい休暇を過ごしていた。見かねた姑も息子を叱るが、彼は耳を貸すどころか心無い言葉をスニにぶつける。数日後、夫を呼び出したスニは、アパートを自分名義にすることと給料の1/3を養育費として渡すことが離婚の条件だと告げる。
第4話
2007年12月14日(金)
スニはソンムンが親権を諦めることを条件に離婚に応じると伝えた。ソンムンがどんなにひどい男でも、親権だけは譲らないと思っていたのだ。最初は戸惑うソンムンだったが、離婚したい一心で親権を諦めると言う。呆れるやら腹が立つやら、スニは絶対に離婚しないと宣言して立ち去る。そしてこれからは他人のためではなく、自分のためだけに生きていこうと心に決める。そこで、酒ばかり飲んで手のかかる父親をシルバーセンターに入れるため、代行運転を始める。そんな中、スニを見かねた姑がミジャの家へ殴り込みに行く。ショックを受けたミジャは、逃げるように叔母の家へ。それを知ったソンムンは、家庭を捨ててミジャのもとへ走ってしまう。スニはショックの余り、生きる意味を失ってベランダから飛び降りようとする。
第3話
2007年12月13日(木)
ソンムンの浮気現場を目撃してしまったスニ。家に帰ってきたソンムンを一方的に殴り倒すと、浮気相手と別れるようにと声を荒げた。ところがスニのすべてにうんざりしていたソンムンは、離婚への思いを強くする。スニがヨンイにソンムンの浮気を相談すると、ヨンイはソンムンに会いに行く。ソンムンの身勝手な言い分を聞いたヨンイは、スニに離婚を勧めた。慰めの言葉を期待していたスニは、冷静に状況を分析するヨンイの言葉に反発するように、離婚はしないと宣言。母のいない環境で育ったスニは、自分が幼い頃に味わった寂しさや辛さを娘たちに背負わせたくなかった。しかし、ソンムンを呼び出したスニはそれまでの態度を一変させ、離婚に応じる気があることを告げる。彼女が口にした条件はとは…。
第2話
2007年12月12日(水)
10回目の結婚記念日に、あまりに突然な夫からの離婚話。スニは結婚してから、家を買うための節約や育児に追われて、ソンムンに無関心だったことが原因だと思い反省していた。ところがそんなスニの思いをよそに、ソンムンは浮気相手のミジャに夢中だ。何も知らないスニは、妹のヨンイ(イ・テラン)に勧められ、オシャレをしてソンムンの気を引こうとする。ヨンイと美容室に行ったスニだったが、突然気分が悪くなり吐いてしまう。ヨンイに病院へ行くことを勧められるが、スニはお金の無駄遣いだと言って取り合わない。そんな中、ソンムンがまた離婚話を持ち出した。夫の浮気を疑い始めたスニは、退社後のソンムンの跡をつけることにする。そしてソンムンがミジャと会っているところを目撃してしまう。
第1話
2007年12月11日(火)
39歳のメン・スニ(チェ・ジンシル)は倹約家の主婦で、二児の母。市場では買い物の度に値切り、洋服は古着ばかり。隣に住む口うるさい姑にもめげず、内職で家計を支えている。スニが10歳の時に母親は蒸発。それ以来、弟と妹の母代わりとして懸命に彼らを育て上げ、今は酒浸りの父親の面倒を見ている。家族のため、夫のためと身を粉にして頑張る彼女を尻目に、3歳年下の夫、パン・ソンムン(ソン・ヒョンジュ)は、子持ちでバツイチのオ・ミジャ(チョ・ウンスク)と浮気をしていた。ある夜、ソンムンは彼女に別の男性がいることを知る。その男性との結婚をちらつかせるミジャに、ソンムンは焦りを覚えるのだった。何も知らないスニは、10回目の結婚記念日を迎え、夫の帰りを待っていた。日付が変わる直前、ようやく帰宅したソンムンは、突然離婚話を切り出す。