最終回 第17話
2010年2月22日(月)
キム医師とソン医師は病院の廊下で仲間に見守られ、手術着姿で感動的な結婚式をあげる。3ヵ月後、手術に成功し現場復帰するキム医師。一方ハユンは医師としてこの病院に残ることを決意した。「医療事故に対する医師の意識を変え、法ではなく心で患者と医師との間の不信感を取り除きたいんです」。そして予備研修医の教育を任されたジンサンは、ふてぶてしい新入りに手を焼きながら初の手術に成功。少しずつ本物の外科医になっていくのだった。
第16話
2010年2月19日(金)
結婚を決意した直後、健康診断の結果4期の胃ガンが発覚したキム医師。苦悩したキム医師は、真実を隠したままソン医師に結婚の取りやめを告げ、ソン医師を深く傷つけてしまう。さらに病院を休んでいるハン医師をひそかに訪ねたキム医師は、ハン医師に自分の手術の執刀を依頼する。やがてキム医師の病状がソン医師の耳に入った。「ひどい人。誰より先に私に言うべきでしょう」と泣きながら訴える彼女をキム医師は優しく抱きしめ許しを請う。
第15話
2010年2月18日(木)
論文捏造疑惑をかけられたハン医師はしばらく病院を休むことに。その前にキム医師に会ったハン医師は「この20年間、周囲に慕われる君に負けまいと実力を磨いてきたが、そんな自分が惨めだった」と初めて本心を明かす。そんなある日、チョン外科科長の病気が発覚、科長を辞任。これを機に病院の命令で全スタッフが精密検査を受けることになり、人生を省みたキム医師は長年自分を愛し続けてくれたERのソン医師についにプロポーズする。
第14話
2010年2月17日(水)
無医村に医療奉仕するため、ワン島にやってきた総合病院チーム。酔ってはめを外したジンサンはハン医師に「もっと人間味をもて」と暴言を吐き、ヒョヌは夜道でハユンに愛を告白。月明かりのもと優しくキスをする。ところがソウルに戻るとハン医師の論文捏造疑惑が院内で噂に。ヒョヌが説明を求めてもプライドの高いハン医師が弁明しなかったことから事態は悪化、怒ったハン医師は「たった今から研究も執刀も辞退する」と宣言する。
第13話
2010年2月16日(火)
先天性の病気をもった赤ちゃんがERの前に捨てられた。手術は無事成功、24時間その世話をすることになったジンサンは、テレサと名づけられ孤児院に行くその子にいっぱいの愛情を注ぐ。一方、ハン医師、ハユン、ヒョヌらは、無医村に医療奉仕するTV番組の企画で全羅南道のワン島へ。留守番で書類の整理をしていたジンサンは、ハン医師が論文に必要な症例記録を操作した?という疑問を抱く。そしてキム医師のお供で無医島に合流する。
第12話
2010年2月15日(月)
胃ガンを患ったまま逃亡中のヤクザのボスが病院にやってきた。すぐに刑事が駆けつけるが手術前の逮捕だけは免れる。ハユンのどんな説得にも「一生刑務所で暮らすなら死んだ方がまし」とかたくなに手術を拒否するボス。ハユンは最後の手段としてボスの別れた恋人を病院に呼び寄せる。その姿を見て思わず取り乱したボスは生への未練と希望に目覚め、手術を決意。一方鬼のパク医師は、長い間思いを寄せていたマ看護師長にプロポーズする。
第11話
2010年2月11日(木)
腹を刺されたヤクザのボスには進行型の胃ガンの疑いがあった。ハユンは勝手に退院したボスに精密検査を受けさせるため何とか連絡を取ろうとし、ジンサンとともにヤクザの別荘に拉致されてしまう。殺人の濡れ衣を着せられ、警察からも敵対する組織からも追われている立場のボスは胃ガンを宣告されてもたじろがない。一方、事件に巻き込まれ大事なセミナーに穴を開けてしまったジンサンは、鬼より恐い新任教授パク医師の叱責を恐れる。
第10話
2010年2月10日(水)
キム医師とハン医師の協力により、ひとつの肝臓を大人と子どもの患者で分け合う画期的な移植手術が成功し、安堵するヒョヌ。一方ハユンは、原因不明の急性腎不全で運ばれてきた男性患者を担当するが、患者は治療を拒否したまま死亡。保険会社の調査員が自殺を疑ったため、ハユンも参考人として警察で取り調べを受けることになる。そんなある夜、腹を刺されたヤクザのボスが病院に来た。追っ手が大勢病院に乱入し院内は大騒ぎになる。
第9話
2010年2月9日(火)
懲戒委員会はハユンに「このまま病院に残り、医師としての経験を充分積んだ上で医療弁護士になるべきだ」と寛大な判断を下す。キム医師が自分の味方になってくれたことに感謝するハユン。この事件をきっかけにハユンへの愛を自覚するヒョヌ。一方ヒョヌは、自分が担当する末期の肝臓病患者に臓器提供者が現われてくれてひと安心。ところがその後、当事者同士が謝礼について話しているのを偶然聞いてしまう。もしかしてこれは臓器売買!?
第8話
2010年2月8日(月)
ハユンが医療弁護士を目指していることが同僚たちにバレた。「白衣を着て俺たちを監視するのか」と言われ、病院内で孤立していくハユン。さらに解剖により、転落事故で死亡した男性の死因が医療ミスとは無関係だったことが判明。ハユンの立場はますます悪くなる。
やがて懲戒委員会が開かれた。そこでハユンは、かつて父親を医療事故で亡くし医者に真実を隠蔽された辛い経験から、医療訴訟専門弁護士になることを決意した、と告白する。
第7話
2010年2月5日(金)
ハユンの懸命の説得には頑なに応じなかった男性モデルが、ジンサンの一言に生きる希望を見い出し、人工肛門手術に同意した。自信を失い心身ともに疲弊したハユンは、肺炎から肋膜炎を併発する。そんなハユンを心配するあまり「なぜいつもひとりで耐えるんだ」と怒るヒョヌ。そんなとき山の転落事故で運ばれてきた男性患者がERの処置中に死亡した。医療ミスを疑うハユンは、ERのインターンからIDを借りてパソコンの医療記録を盗み見る。
第6話
2010年2月4日(木)
甲状腺の手術を明日に控えた若い女性患者が、外出先で交通事故に遭い脳死状態になった。主治医はジンサンだが外出を許可したのは同僚のヒョヌ。処罰を恐れるふたりは自分たちの規則違反をなかったことにしようとするが、良心の呵責に苦しむ。娘の父親は「人の役に立ちたい」が口癖だった娘のために臓器提供を申し出た。泣きながらその執刀に立ち会うジンサン。そのころハユンは人工肛門手術を拒む男性モデルの説得に頭を痛めていた。
第5話
2010年2月3日(水)
開腹した男性患者はガンの再発で手の施しようのない状態だった。胆道炎を疑い手術を強行したキム医師は辛い立場に追い込まれる。しかし患者は「これからも私のような患者のために手術を続けてください」とキム医師に感謝し、「決して告訴しないように」と妻に言い残し亡くなっていった。医療ミスを暴き医師の隠蔽体質と戦うため医療訴訟専門弁護士を目指すハユンは、キム医師のような善意の医師がいることに衝撃を受け決心が揺らぐ。
第4話
2010年2月2日(火)
担当していた女性患者が手術中に死亡し、遺された手紙と聴診器のプレゼントに涙するジンサン。一方ソンイ病院には、他の病院ですい臓ガンの再発を宣告された初老の男性患者が、名医と評判のハン医師に診て欲しいとやってくる。即座に再発と診断したハン医師に、胆道炎の疑いがあると反論するキム医師。「救える患者を手術しないのは保身のためか?」 「意地による判断は危険だ!」。病院中の医師が見守る会議の席でふたりは激しく言い争う。
第3話
2010年2月1日(月)
誘拐犯が監禁していた子どもを無事発見し命を救ったジンサンは、警察から感謝牌を贈られ有頂天になる。そんな彼を悩ますのは、悪質ないたずらをくりかえす女性入院患者。死を目前にした彼女が医師を困らせる複雑な心情が理解できず、かといって叱ることもできないジンサン。ある日、ジンサン自身が盲腸炎になり、レジデント1年のなかから立候補し選ばれたハユンが初めての手術を担当することに。それを聞いたジンサンは縮みあがる。
第2話
2010年1月29日(金)
落ちこぼれのジンサン、ひそかに医療訴訟専門弁護士を目指しているハユン、優等生のヒョヌは、無事ソンイ病院の外科レジデントに合格。だが喜びも束の間、鬼教官のような先輩チーフのしごきが待っていた。そんなとき病院に、銃で撃たれた誘拐犯が搬送されてくる。治療より先に子どもの監禁場所を聞きだそうとするハユンに対し、「誘拐犯だって患者だ」と引かないジンサン。子どもには喘息の持病があり発見が遅れると命が危ない…。
第1話
2010年1月28日(木)
ソンイ病院で外科レジデントの試験が行われる日。ドジなジンサンは大切な公開手術で使う無菌ブタを逃がしてしまい、空港まで代わりのブタを取りに行く。その帰り道、強引に救急車に乗り込んで来たのが、レジデントの試験に遅刻しそうだったハユン。ところがそのときビルの崩壊事故が起こり、数十人の死傷者が次々と病院に運びこまれてくる。阿鼻叫喚のなか医師に混じって救命医療行為に当たるハユン。試験ではそれが大問題となる。
あらすじ
さまざまな人々が訪れ、幾多の喜びと悲しみそして生と死とが交錯する大病院を舞台に、理想と現実のはざまで奮闘するレジデント(研修医)たちの成長の日々を描く。医療ミスをはじめとする様々な問題をテーマに真の医療とは何か? 医師のあるべき姿とは?患者のために何ができるのか?を問いかける本格メディカル・ヒューマンドラマ。