第24話 最後の戦い
2009年4月22日(水)
ソルリを救出しようと、サンメに向かうチャハラン。ソルリのために剣を捨て、命を失いかけたその瞬間、ジュングァンが現れる。彼は自らの命を投げ出し、2人を助けるのだった。最後の戦地に向かうチャハランの前に、ソンが立ちはだかる。だが、アリスが止めに入り、チャハランが実の父親だという真実を告げる。いよいよ最終決戦の時、チャハランはひとりで敵軍に乗り込もうとするが…。
第23話 それぞれの覚悟
2009年4月21日(火)
ジュングァンと徐達の壮絶な戦いは、徐達の圧倒的な勝利で終わる。ファンボも殺されジュングァンはひとり君主・張士誠の元に戻り、「殺してください」と繰り返す。張士誠はジュングァンに城を出ることを促し、自決する。ヨジンを失い復讐の鬼と化したサジュンは、ソルリを拉致。一方、チャハランへの復讐に燃えるソンは飛天神技を会得していた。
第22話 運命の再会
2009年4月20日(月)
ソンは祖父と妹の墓前でチャハランへの復讐を誓い、剣術の腕を磨いていた。一方、チャハランとソルリは望郷団で再会を果たし、2人は愛を確かめ合う。チャハランは「待っていてくれ」と置き手紙を残し、夜明けにひとり村を出るが、ソルリは彼の後を追って危険な旅を続ける。やがてチャハランは陳友諒を討ち、ヨジンを連れて逃げ出そうとするサジュンの前に姿を現す。サジュンに剣を向けるチャハランに、ヨジンは涙ながらに命乞いをするが…
第21話 嫉妬、憎しみ、終わらぬ戦い
2009年4月17日(金)
ヨジンは自分の命を投げ出してでも、チャハランを救おうとする。懸命な看病の甲斐あってチャハランは目を覚ますが、ソルリが生きていると知り、回復を待たずして寺院を出発。途中で倒れたところを徐達に助けられ、彼の君主・朱元璋の元へ案内される。チャハランは朱元璋に協力し、自分を陥れたサジュンと陳友諒を討つことを誓う。チャンリョンと合流し、ソルリが待つという望郷団へ急ぐが、村は見る影もなく破壊されていた。
第20話 命がけの救出
2009年4月16日(木)
チャハランは謀反の罪で殺されたという噂が流れていた。彼の行方を追っていたソルリはその噂を耳にし、真偽を確かめようとヨジンを訪ねる。「彼はあなたのことを良き友として好きだったはず」とソルリに言われたヨジンは、気持ちがスッと楽になっていく。鉄騎部隊の副総官チャンリョンはチャハランが生きていることを確信し、秘密牢獄へ。だが、ヨジンが先にチャハランを救出していた。
第19話 本当の悲劇の始まり
2009年4月15日(水)
ソルリはヤフライに助けられ生きていた。そうとは知らず、チャハランは焼け跡に立ち尽くす。だが、それはチャハランをおびき寄せるためのサジュンの罠だった。サジュンは飛天神記のありかを聞き出そうとするが、チャハランは秘密牢獄での拷問に耐え続ける。一方、ジュングァンは望郷団にソンがいると知り出兵、村人を皆殺しにする。飛天神記を託されたソンは、望郷団の少女アリスとすでに村を脱出していた。
第18話 悲しい知らせ
2009年4月14日(火)
サジュンの策略から、陳友諒はチャハランに出兵命令を出す。チャハランの兵はわずか1000人。ジュングァン率いる敵軍は1万人と、まさに捨て身の特攻を意味していた。部下たちを無駄死にさせたくはないと、チャハランはジュングァンに果たし合いを申し込む。その頃、ソルリのいる離れで原因不明の火事が発生し、全焼。チャハランとジュングァンはソルリが焼死したと聞かされる。
第17話 ヨジンの策略
2009年4月13日(月)
ヨジンは、ソルリを見るたびに腹わたが煮えくり返るような思いにかられる。そんな中、ソルリが倒れた。最初は心労かと思われたが、ヨジンが食事に毒草を入れていたのだ。呼吸困難に陥り、危篤状態に陥るソルリ。チャハランはヨジンを脅してまでも解毒剤を手に入れようとする。業を煮やしたチャハランは自ら毒草を飲み、彼女の良心に訴えようとするが…。
第16話 嵐の前の静けさ
2009年4月10日(金)
父親が死に、妻のソルリは捕虜に。息子ソンの生死も分らず、娘は紹興が陥落した日に殺された。しかもチャハランがジナだということを知ったジュングァンは生きる気力を失い、部下ファンボの元へ。自業自得だと自分に言い聞かせるジュングァンだったが、いつしかその憎しみはチャハランに向けられる。ソルリの存在を疎むヨジンは、なにやら画策する。その頃ヤフライは、命を救ってくれたチャハランに対し、反逆のときを狙っていた。
第15話 届かぬ想い
2009年4月9日(木)
ソルリからソンが自分の子供であると告白されるが、チャハランは信じられなかった。ソルリは自分がおとりになりソンを屋敷から脱出させる。だが、ソンはすぐに追撃兵に追いつかれてしまう。間一髪のところで覆面をしたチャハランが助けに入り、高麗人の仲間と一緒に作った村・望郷団にソンを連れて行く。一方、チャハランを諦めきれないヨジンは彼にしつこく言い寄る。
第14話 ジナの復讐、ソルリの願い
2009年4月8日(水)
鉄騎部隊は圧倒的な強さと戦術で進軍を続け、チャハランは父親の仇、タルガ・カン将軍を遂に討つ。ジュングァンの要請で張士誠は援軍を約束するが、鉄騎部隊はすでに紹興へ。ソルリは子供を連れて逃げるが、鉄騎部隊に娘を殺されてしまう。そこにチャハラン、つまりジナが現れ、ソルリは混乱する。チャハランはナムグン・ヨンギルを捕らえ、飛天神剣を取り戻す。だが、ヨンギルの自決をソンが目撃してしまい…。
第13話 難攻不落の常山城の戦い
2009年4月7日(火)
陳友諒はチャハランに天下統一の助太刀を頼む。まずは浙江を落とし、張士誠の資金源であるナムグン家を討つ作戦だという。ナムグンの名前を聞いたチャハランは協力を申し出、総管の座に就く。チャハランが自分の上官になることに不満を抱くサジュン。陳友諒は、チャハランは捨て駒に過ぎないとサジュンを安心させる。そうとは知らず、チャハランは鉄騎部隊を率い、浙江の中心拠点・常山城に奇襲攻撃を仕掛ける。
第12話 復讐への第一歩、天下統一へ始動
2009年4月6日(月)
ジュングァンはチャハランの正体を暴こうと躍起になる。チャハランの仲間が連行されるが、ソンの面通しによって無罪放免に。だが、ジュングァンは男を怪しみ、尾行を命じる。ファンボは、チャハランが死んだはずのジナだと知ってしまう。国は乱世の時代を迎え、張士誠、徐寿輝、朱元璋の三強体制だった。徐寿輝に仕えるヨジンの父親・陳友諒は彼の弱さを見抜き、自ら天下を取ろうと謀反を画策。チャハランに徐寿輝殺しを依頼する。
第11話 動き出した運命
2009年4月3日(金)
時が経ち、剣鬼とも剣神とも呼ばれる凄腕の剣客、チャハランが世間を騒がせていた。ジナがチャハランと名乗り、かつてマンウォル島を一緒に脱出した高麗流民たちのリーダーとして生き抜いていたのだ。一方、ソルリの息子ソンは剣を習い、厳格に育てられていた。ある日、ソンが盗賊に襲われ、偶然居合わせたチャハランが助ける。ソンはなぜか不思議な縁を感じるが、チャハランはジュングァンの息子だと知り、驚愕する。
第10話 後戻りできない、それぞれの選択
2009年4月2日(木)
ジュングァンはソルリの妊娠に気づくが、覚悟を決め、予定通り婚礼を挙げる。一方、サジュンはジナを迎えに流刑地へ。ジナは、無実の罪で捕らえられた囚人たちも一緒にと、船を頼む。だが、サジュンは無謀な計画だと一笑に付し、ヨジンには流刑地の男は人違いだったと嘘の報告をする。脱獄を前に、ジナは飛天神技をマスターするが、復讐の鬼と化した彼には、人を助ける“剣神”ではなく、人を害する“剣鬼”として身についてしまう。
第9話 ソルリの妊娠、偽りの結婚
2009年4月1日(水)
ジュングァンはソルリを心配し毎日会いに行くが、拒絶されてしまう。食欲がなく吐き気をもよおしたソルリは、ジナとの子供を妊娠していることに気づく。そして、復讐を胸に、ジュングァンとの結婚を決意する。ジュングァンはソルリに感謝するが、ソルリは「一生好きにはならない。友達を裏切った男の生き様を見届けたいだけ」と言い放つ。一方、流刑地マンウォル島に漂着したジナは、父親の元部下に助けられ、九死に一生を得る。
第8話 無謀な愛
2009年3月31日(火)
ヨジンに薬で眠らされていたジナは、サジュンから剣と馬を受け取り、ソルリの待つ洞窟へと急ぐ。そこで、ジュングァンはジナに父親ジャンオク殺害の真実をぶちまけ、2人は決闘へと雪崩れ込む。ジナはジュングァンを断崖まで追い詰めるが、最後のとどめに躊躇する。その隙にジュングァンは逃げ出し、タルガ・カン軍の放った矢によってジナは川へ転落。ジナの死体は上がらず、悲嘆にくれるソルリは自殺を図る。
第7話 ソルリの涙
2009年3月30日(月)
ジュングァンはジナが幽閉されている牢屋に行き、ソルリが妻になることを承諾したと伝える。まだ友達だと信じるジナに対し、ジュングァンは悪縁だったと切り捨てる。ソルリは結婚の条件として、ジナの命を助けること、ジナの両親殺害の真実を伝えないこと、飛天神記を返すことを要求。それらを約束したジュングァンは、ヤフライのもとへ向かい、ジナを逃がすように頼む。ジュングァンはソルリへの罪滅ぼしのためと言うが…。
第6話 駆け落ち
2009年3月27日(金)
ソルリへの求婚のためにタルガ家を訪れたジュングァンだが、ソルリから拒絶される。ソルリは、父とファンボが飛天神記を狙って起こした20年前の事件の会話を立ち聞きしてしまう。全てを悟ったソルリは、ジナの待つウファ亭へ。ヤフライは自分に勝てばソルリを預けると、ジナに真剣勝負を挑む。勝負に勝ったジナはソルリと駆け落ちし、2人はその夜、結ばれる。
第5話 ジュングァンの告白
2009年3月26日(木)
小銭稼ぎのために笛を吹いている酒場で、ジナは酔っ払いたちに絡まれた将軍・陳友諒の娘ヨジンを助ける。それをきっかけにヨジンはジナに惚れ込み、紹興まで用心棒として一緒に来るよう誘う。ヨジンに想いを寄せる騎馬軍団の大将サジュンの心は穏やかではない。一方、ジュングァンはソルリとの再会から落ち着かない日々を過ごしていた。その様子を見ていた部下のファンボは、積極的にソルリにアプローチするように助言するが…。
第4話 叔父の死、出生の秘密
2009年3月25日(水)
ソルリの母親が死に、様子を見に行ったジナはヤフライに痛めつけられる。ソルリは朦朧とするジナに紹興行きを告げ、満月の夜、ウファ亭で待っていると立ち去っていく。一方、ジュングァンは旅の成果はなかったと父ヨンギルを失望させる。ヨンギルは飛天神記のありかを知り、戦闘部隊をジナの家に送り込む。叔父は、ジナに高麗王家の末裔であることを明かし、飛天神技の伝承と両親の仇討ちを託して息絶える。
第3話 父の帰還、友の旅立ち
2009年3月24日(火)
将軍タルガ・カンが、10年ぶりにソルリの家に戻り、ソルリの母が重病であったのにもかかわらず家を出たことを詫びる。だが、義理の兄ヤフライの態度は冷たい。ジナの叔父は、タルガが戻ってきたことを耳にし、警戒を強める。郡守は、ソルリがタルガの娘とは知らず愛人にしようとしたことがバレないよう、緘口令を敷く。一方、ソルリとジナのおかげで改心したジュングァンは、ソルリへの想いを胸に秘め、故郷の紹興へ戻る決心をする。
第2話 宿命の始まり
2009年3月23日(月)
ジナは服を仕立てるために偶然ソルリの家へ。そこに郡守の部下が現れ、嫌がるソルリを連れて行こうとする。叔父から目立った行動を禁じられていたジナだったが、ソルリを助けてしまう。その夜、郡守に再び襲われたソリルは、ナムグン・ヨンギルの息子、ジュングァンをもてなす宴会に出席。ジュングァンはソルリの借金の肩代わりを申し出て、助けに来たジナとソルリを屋敷から解放する。これを機に、ジュングァンとジナは友として杯を交わす。
第1話 運命の出会い
2009年3月19日(木)
14世紀の中国・元の時代。高麗王家に伝わる飛天神技の伝承者ジャンオクが、その神技の書「飛天神記」を狙うモンゴル将軍タルガ・カンによって暗殺された。その裏には、漢族名家のナムグン・ヨンギルもいた。ちょうどその日に生まれたジャンオクの息子ジナは難を逃れ、自分の出生を知らないまま、ジャンオクの部下のクァクチョンが叔父としてジナを育てる。それから20年、ジナはある日、追っ手から逃げる竹やぶの中でソルリと出会う。
キム・へリンの人気漫画を、かつてないほどの壮大なスケールで映像化した、ロマンチックかつ切ない時代劇。
中国・元の時代を舞台に、高麗王家の末裔で飛天神技の伝承者である剣士ジナと、モンゴル武将の娘ソルリの運命的な愛を描き出す。
監督は、後に『太王四神記』の演出を手掛けたユン・サンホ。オール中国ロケによる雄大な風景に心奪われ、香港アクションチームによるワイヤーアクションに手に汗握る。
『ゲームの女王』のチュ・ジンモと人気歌手のパク・チユンが運命に翻弄されながらも、愛を貫く男女を気高く、そして叙情豊かに演じている。