第32話
2011年12月2日(金)
ついに再会を果たしたスロとファンオク。二人は形式ばらずに伽耶(カヤ)の民たちを招いて共に楽しむ宴を開き、婚礼と即位式を行う。そこには丹精を込めて作り上げた宝剣を捧げるイジンアシの姿もあった。式のあと、改めて王座への怖れを語るスロに全力で支えると誓うファンオク。二人はすぐに王と王妃の仕事を着実に押し進めていく。ますます繁栄していく伽耶(カヤ)に危機感を高める斯盧(サロ)国。その大将軍になったタレは伽耶(カヤ)攻撃の準備を進めていた。
第31話
2011年12月1日(木)
スロの王妃に決まったファンオクは婚礼の準備のため天竺(てんじく)に戻っていった。しかし、ファンオクは期日を過ぎても戻って来ず、暴風で何隻もの船が沈んだとの知らせが入る。ファンオクを心配して海を見つめるだけの日々を送るスロ。すると、部族長たちはソファを王妃にするよう再び迫り、人々はスロの王の資質に疑いを持ち始める。一方、それを知ったタレは斯盧(サロ)国王を説得し、反対する臣下を始末して狗耶(クヤ)国を攻める準備を推し進めるのだった。
第30話
2011年11月30日(水)
部族長たちは最長老アドガンの娘ソファとの婚姻をスロに迫ってきた。断ると部族長たちとの間に亀裂が入って、狗耶(クヤ)国はまた混乱してしまう。それを心配したファンオクはスロに部族長たちの申し入れを受けるよう勧める。しかし、王妃はファンオクとしか考えられないスロは申し入れを断り、部族長たちとの間に険悪な空気が流れだす。一方、斯盧(サロ)国王からアニとの結婚を許されなかったタレは、アニと駆け落ちをする。
第29話
2011年11月29日(火)
狗耶(クヤ)国の繁栄の陰で貧困に苦しむ弁韓小国の首長たちが戦いも辞さないと狗耶国に乗りこんできた。だが、スロは彼らを迎え入れ、製鉄技術を伝授し、繁栄を分かち合うことで彼らの支持を得ていく。そして、スロはついに王になると宣言した。それも単に狗耶(クヤ)国ではなく、連盟王国伽耶(カヤ)の王にと。そんなスロに部族長たちは唯一残された障害シングィガンを排除するよう求める。だが、スロはシングィガンを殺すことにためらいを見せるのだった。
第28話
2011年11月28日(月)
シングィガンはご神体を壊し、駆けつけたチョンギョンを人質にしてスロを待つ。母を助けに来たスロは罠を承知で近づくが、スロを守ろうとしたチョンギョンが矢を浴びてしまった。スロとイジンアシに謝りながら波乱の生涯を閉じるチョンギョン。葬式が終わると人々はスロに王になるよう勧める。もはや狗耶(クヤ)国の人々はもちろん、イジンアシやタレ、斯盧(サロ)国王もスロが王になるのを反対する者はいなかった。シングィガンとスロ自身以外には…。
第27話
2011年11月25日(金)
ヨンビはスロ暗殺は自分が勝手に企てたことでイジンアシは知らないと告白して自決する。しかし、自責の念にかられたイジンアシはチャンソ村で農民になると言って去っていった。スロを王へとの気運が高まってくるが、なかなかその気になれないスロ。だが、ファンオクの理路整然とした説得に次第に心が動き始める。そんな中、楽浪の太守の息子が使節としてやってきたが、ファンオクに手出ししようとしたことからスロは彼を殴ってしまう。
第26話
2011年11月24日(木)
シングィガンが白状したためスロのアヒョ殺しの疑いは晴れた。しかし、斯盧(サロ)国王はアヒョを守れなかったとしてスロを投獄する。アヒョへの思いからその罪を素直に認めるスロ。そんなスロの前にアヒョそっくりの女性が現れる。それはアヒョの実姉アニだった。次第にスロが気に入り始めた国王は斯盧(サロ)国に仕えるよう要求し、アニとの政略結婚を匂わす。一方、チョンギョンとファンオクはスロを救うために危険を承知で斯盧(サロ)国に向かっていた。
第25話
2011年11月23日(水)
仲裁を買って出たファンオクはスロたちの人質になったアヒョを返す代わりに、チャンソ村を取り囲んだ斯盧(サロ)軍が撤退するよう交渉する。スロはさらにシングィガンがシングィ村を手放す条件もつけ加える。タレはその条件ものんで交渉は成立した。戦争が避けられたと喜んだチョンギョンはスロを早く王にしようとし、イジンアシもスロを認めて和解の握手を交わす。しかし、村まで失って怒り狂うシングィガンがアヒョをさらってしまった。
第24話
2011年11月22日(火)
スロはイジンアシを救うために食糧を持ってチャンソ村にやってきたが、イジンアシは素直にスロを信じようとしない。そのころアヒョも斯盧(サロ)国の女性軍を率いてやってきた。互いに不信感を抱きながらも合流するアヒョとタレとシングィガン。イジンアシに不満を抱いたチャンソ村の住民を捕えたアヒョは彼らに村の門を開けさせるが、それはスロの罠だった。手痛い被害を受けたアヒョはスロ暗殺のためチャンソ村に決死隊とともに潜入する。
第23話
2011年11月21日(月)
天君(チョングン)団を率いてチャンソ村にやって来たイジンアシはそこで武器を生産し、勢力を拡大して新たな国を造ろうとしていた。斯盧(サロ)国軍を率いたタレはシングィガンと同床異夢(どうしょういむ)ながら連合する。そして、スロとチョンギョンがいる狗耶(クヤ)国に向かう前に、背後の心配をなくし製鉄炉も得るためにチャンソ村を攻めることにする。チャンソ村の守りは固かった。しかし、同時に退路もないことを知ったタレは兵糧攻めにしてイジンアシを追いつめて行く。
第22話
2011年11月18日(金)
タレは人質にしたイジンアシの代わりに製鉄炉とイルソを寄こすようチョンギョンに要求してきた。スロはイジンアシを救出するが、それを助けたトゥクソンは重傷を負い、それと同時に記憶を取り戻す。自分の役目を思い出したトゥクソンはチョンギョンを殺しに向かうが・・・。一方、日増しに勢力を高めていくスロを警戒する斯盧(サロ)国王はスロと娘のアヒョを政略結婚させることにし、アヒョは使臣とともにスロのもとにやってくる。
第21話
2011年11月17日(木)
スロは自決した養母の仇を取りにシングィガンを殺しに行こうとするが、ソンドに止められる。ファンオクとソンドの援助でスロは新たな製鉄炉を完成させ、それをみんなのために使うと宣言した。チョンギョンはスロを王にする決心を固めるが、スロはそれを断る。タレはスロを倒すためにアロとアヒョをシングィガンの元に連れて行き同盟を結ばせるのに成功する。さらに彼は王になる夢を断たれて自暴自棄になっているイジンアシに近づいていく。
第20話
2011年11月16日(水)
アヒョが斯盧(サロ)国の密偵だと知ってスロは強いショックを受けるが、彼女との愛は本物だったと信じたがっていた。イジンアシは密偵を逃がした罪でスロを処刑すべきだと主張し、チョンギョンは苦悩の末それを認めるが・・・。一方、斯盧(サロ)国に戻ったアヒョはスロに正体を知られたことを悲しみつつ、もう一度スロに会いたくて再び狗耶(クヤ)国に潜入する。また自分のためにスロが脅迫されていると知った養母はシングィガンを殺そうとする。
第19話
2011年11月15日(火)
息を吹き返したスロはチョンギョンが実母であると聞かされるが、今までのチョンギョンの仕打ちを思うとすぐには受け入れられなかった。スロは人々のために尽くすこととシングィガンと戦うことを誓い、ファンオクやソンドに支援を求める。一方、母の心がスロに移ったと思ったイジンアシは、スロを憎むのだった。そんな中、スロ殺しを計画したとしてアロとアヒョが捕まり、それを知ったスロはアヒョを救いに向かう。
第18話
2011年11月14日(月)
罠と知りつつアヒョを助けに行ったスロはタレが放った刺客たちに襲われ、全力を尽くして戦うが多勢に無勢でついに傷を負い意識を失ってしまう。だが、とどめをさされようとした瞬間、スロが我が子だと知ったチョンギョンが駆けつけて救い出す。深い傷を負って生死の境をさまようスロ。スロの意識が戻ると立場が危うくなるタレはアロに救いを求める。アロの指示を受けた医者はスロの治療に向かうが、毒入りの薬を処方するのだった。