最終回 第20話
2010年3月23日(火)
マリのマンションを訪れ暴れていたテソクは、警備員に追い出される。仕方なくマリのことをあきらめたテソクは、ANCを辞めて小さな芸能事務所を立ち上げる。
テソクに続きイェリンもANCを辞める。イェリンとの接点がなくなったジャンスは、思い切ってイェリンに告白してヨリを戻す。さらにANCからテソクの事務所へ移る。
マリは、以前テソクがソ・ウジンに暴行を加えた証拠資料をチョン・ウジンから見せられるが、テソクに対する恩義があるため訴えないことにする。
チョン・ウジンは、女優としてのマリの成長を見届けたいという気持ちから、ハリウッド映画のプロデューサーとなり、マリはその映画に出演することになる。
ウニョンはチョルスのことをきっぱりあきらめる。その後知り合いの男性と偶然再会する。
映画の撮影のためにハリウッドへ行くことになったマリは、チョルスと離れ離れになりたくないめ結婚を持ちかける。しかしチョルスは難色を示す。二人は険悪なムードになるのだが、悩んだ末にチョルスはマリとの結婚を決意して一緒にハリウッドへ行くことにする。その後、二人はマリが幼い頃暮らした施設を訪れる。そこでチョルスは、マリの母親が生前マリの祖母に宛てた手紙を職員から渡される。その手紙にはマリの本名が「ヨンヒ」であることが書かれていた。それを知ったチョルスは、自分とマリが運命で結ばれていることを確信しマリにプロポーズをする。
数年後、結婚したチョルスとマリは一女をもうけていた。マリは女優の仕事、チョルスは作家の仕事を続け幸せな生活を送る二人。こうして夜空の星と大地の草はつながることになる。
第19話
2010年3月19日(金)
交通事故に遭ったものの軽症で済んだマリは、知らせを聞いて病院に駆けつけたチョルスとマスコミの前で、チョン・ウジンとの婚約は偽りであること、チョルスと付き合ってたこと、今でもチョルスを愛してることを告白する。しかしチョルスは無言のままその場を立ち去る。
事故に遭ったことで自分にはチョルスしかいないと悟ったマリは、チョン・ウジンに指輪を返して、報われなくてもチョルスを待ち続けることにする。
退院の日、病院に現れたチョルスは、お互いの違いを認めた上で一緒にいたいとマリに伝える。プサンで講義があるため、考えてから答えてほしいと言うのだが、マリはプサンまでチョルスを追いかけていき、自分も一緒にいたいと答え、二人はヨリを戻す。マリはソウルに来るまで、プサンにある祖母の施設で育ったことをチョルスに打ち明ける。
ウニョンは、チョルスがマリとヨリを戻したことを知りショックを受ける。マリのことをあきらめることにしたチョン・ウジンは、ANCとの契約書をマリに返して、さらに「喪失」の出演も許諾する。
アメリカで手術を受けたユリは、治療を終えてボヨンと一緒に帰って来る。マリのマネジメントをあきらめきれないテソクは、チョン・ウジンのもとを訪れるのだが、逆にソ・ウジンに暴行を加えた証拠資料を突きつけられる。マリがソ・ウジンと手を組んで自分を陥れようとしていると思い込んだテソクは、マリのマンションへ行き、マリを問い詰める。もはや自分の思い通りにできないマリに対して、テソクは胸に抱いていた思いを爆発させる。ちょうどそのときにチョルスが現れる。
第18話
2010年3月18日(木)
映画「失われた時間~喪失」の打ち入りで、マリにキスしたチョルスは、自分の行動を後悔して会場から引き上げる。一方、キスの場面を目撃したチョン・ウジンは、あきらめずにマリに最後のプロポーズをする。
ジャンスは、イェリンとヨリを戻す。
アメリカから戻ってきたテソクはチョン・ウジンに会いに行くが、チョン・ウジンはテソクの帰国を歓迎しない。しかしテソクには、マリに対するハリウッド映画のオファーをダシに使って、エンターテインメント事業に復帰するというもくろみがあった。ウニョンは、知人の紹介で男性と会う。その男性が過去のチョルスと同じセリフを言ったことで、ウニョンは男性のことを気に入る。ウニョンが男性と会ったことを知ったチョルスは、寂しい気持ちになる。
マリはチョルスに会いにいく。自分との過去を愛じゃなかったと否定するチョルスと話し合うためだ。しかしチョルスは、もう終わったことは忘れて、そばにいる人だけを見ろと言い捨て立ち去る。
ハヨンはマリに会いにいき、チョン・ウジンとの賭けに負けたため祖父の会社で働くことになり、その代わりにチョン・ウジンがアメリカへ戻ることになったと話す。マリは勝手にアメリカ行きを決めたチョン・ウジンに対して怒りをあらわにするのだが、チョン・ウジンはチョルスの映画から降板してハリウッド映画に出演するようマリに提案する。テソクが裏で仕組んだことだと気づいたマリは、テソクに電話してチョルスの映画から降板しないと言う。しかしテソクは、また誰かが傷つくことになると脅す。運転中のマリは、テソクから解放されたい一心で目を閉じ対向車と衝突。病院に運ばれる。それを知らされたチョルスは、病院へ急ぐ。
第17話
2010年3月17日(水)
川辺で待っていたチョルスは、マリが現れないため立ち去るのだが、その後すぐにマリは車で到着。二人は入れ違いになる。
マリは仕方なくチョン・ウジンと会見を開いて、結婚を発表しチョルスとのスキャンダルはすべてウソだったと話す。それを知ったチョルスは衝撃を受けるが、出版中止となっていた新作「夢の夜」は発刊される。一方、テソクはANCのアメリカ支社の支社長に就任する。
1年後。マリはチョン・ウジンと付き合ってはいるものの結婚しておらず、芸能活動も依然再開せずにいた。チョルスは2作目の小説「喪失」を出版。一方でマリからもらったお金(ユリの治療費など)をマリに少しずつ返済していたが、連絡は一切絶っていた。ジャンスは映画が完成。しかし度重なる女優とのスキャンダルが原因でイェリンとは別れていた。テソクはアメリカから戻ってくる。
映画の出演を検討していたマリは、ある映画の台本を気に入る。しかし映画の原作者がマリはイヤだと言う。何としても出演したいマリは、原作者に会いに出版社へ行く。そこでチョルスと再会したマリは、チョルスが原作者であることを知る。また世間に騒がれるのがイヤで、マリの出演に反対していたチョルスだが、監督の説得に応じてマリの出演を承諾。しかしチョルスとの別れを克服できずにいたマリは、役を演じきる自信がないため出演を辞退する。
ウニョンはチョルスを密かに思い続けていたものの、チョルスに気持ちがないと知っているため、友人の紹介で男性と会うことを決意する。
マリが映画に出ないと知ったチョルスは、電話をかけて映画に出ろと言う。マリは映画に出ることにするのだが、それを知ったチョン・ウジンは猛反対。マリの気持ちがチョルスに向かうのではないかと不安になり、マリにANCとの契約を迫る。しかしマリはこれに反発し映画にも出ることにする。
映画「失われた時間~喪失」の打ち入りを兼ねた合宿が始まる。マリは結婚を発表した理由をチョルスに知ってもらおうとするのだが、チョルスは聞く耳をもたない。さらにチョルスは、お互い愛し合っていたのではなく、愛していたと錯覚していただけだと言うのだが、マリへの思いを抑えきれずにマリにキスする。ちょうどそのときに合宿所に到着したチョン・ウジンは、その場面を目撃する。
第16話
2010年3月16日(火)
しばらくマリと距離を置いていたチョルスだが、マリに別れを告げる。その後、マリから受け取ったユリの治療費を返すために、出版社から持ちかけられた小説の執筆を引き受ける。小説を書くと知ったウニョンは、チョルスのことをきっぱりとあきらめ、今後は後輩としてだけ会うことにする。
チョン・ウジンはソ・ウジンに会い、マリをテソクから解放させるために協力してほしいと言う。ソ・ウジンは、これ以上マリに迷惑をかけないために、日本へ帰り手術を受けることを決意する。それを聞いたマリは、自分も一緒に日本へ行くと言う。
マリの写真集の文章を書き終えたチョルスは、マリの家へ行き原稿を渡す。そこでマリがソ・ウジンと一緒に日本へ行くことを知り驚くが、再度別れようと告げる。
ジャンスは初出演の映画の撮影を終える。打ち上げのあと、イェリンとホテルに入り一夜を共にする。
ユリは手術を受けるために、ボヨンと一緒にアメリカへ行く。
ソ・ウジンは、以前テソクから暴行を受けた際の医者の診断書など、マリをテソクから救うのに役立つ書類をチョン・ウジンに渡す。そしてマリのいないあいだに一人で日本へ帰る。
時は過ぎマリの写真集が出きあがる。チョルスはプサンで講師の仕事をしていた。さらに小説も書き上げ、あとは出版を待つばかり。書店で偶然マリと再会するが、挨拶だけ交わして立ち去る。
一方、ANCとTSエンターテインメントの合併記者会見が開かれる。会見場にいたビョンジュンは、マリが契約を更新するよう、テソクが意図的に代筆の暴露記事を仕組んだことを暴き、再びマリはスキャンダルに巻き込まれることに。チョン・ウジンは、テソク
に今後の進退は株主総会で決めると告げるが、テソクはマリとの契約書を突きつけ、マリがANCのタレントとして活動できないことをほのめかす。チョン・ウジンはマリに会いにいき、騒ぎを鎮めるために自分と結婚発表することを提案。そうすれば、急きょ出版中止となったチョルスの新作も出るため、チョルスを傷つけずにすむと言う。そのころチョルスは、以前マリと二人で訪れた川辺でマリを待っていた。しかしマリはチョン・ウジンの提案を思い出し、川辺へ行くのを思いとどまる。
第15話
2010年3月15日(月)
マリと再会したソ・ウジンは、家に泊めてほしいと頼む。最初マリは断るが、ソ・ウジンが脳動脈瘤だという話をテソクから聞き、家に泊めることに。一方、チョルスとは一切連絡を絶つ。
ウニョンが投稿したチョルスの小説が雑誌に掲載されるが、チョルスはウニョンの行動を負担に感じるばかり。さらに、ウニョンは雑誌社の編集者であり先輩のユニに頼んで、小説の執筆をチョルスに持ちかけさせる。しかしチョルスはすげなく断る。
ソ・ウジンから紹介された、マリの写真集の仕事をチョルスに頼むつもりだったウニョン。写真を受け取りにいった先がマリのマンションで、さらにそこにソ・ウジンが泊まっていることを知ったウニョンは、それをチョルスに伝える。チョルスは事実を確認をするために、マリのマンションへ行くのだが、ちょうどソ・ウジンが出てきて衝撃を受ける。
その後、マリと会ったチョルスは、彼氏がいながら初恋の人と同居するのはおかしいと責めるが、マリは理解してほしいとだけ言う。
飲み会で酔いつぶれてジャンスの家に泊まって以来、イェリンはジャンスを強く意識し始める。
ビョンジュンは、代筆疑惑の暴露記事を最初に書いた新聞社を突き止める。そしてその新聞社トゥルー・デイリーの所在地とされる場所へ行くのだが、そこは空き店舗になっていた。この幽霊新聞社が出す記事は、常にTSエンターテインメント所属のタレントであり、暴露記事が出たあとすぐに、暴露されたタレントが再契約を結んでいるという事実を知ったビョンジュンは、テソクがウラで糸を引いてるのではないかと考える。
チョン・ウジンはマリの気持ちを考えて、テソクを外して合併を進めることにする。そこで、株主総会の決議でテソクの去就を決めると本人に伝える。しかしテソクは、依然マリとの専属契約は切れていないため、マリをANCの専属女優にしたいなら、自分を外すことはできないと全くひるまない。
苦しむマリを見たソ・ウジンはチョルスに会いに行き、自分はマリのために別れたと話す。しかしチョルスは、マリとの関係に口を出すなと反論。別れるかどうかは自分たちで決めると話す。その後、ソ・ウジンにマリの写真集の仕事を依頼されるが断る。
ボヨンがユリをアメリカに連れて行くと言い出す。航空券も病院も予約したと言うボヨンに、チョルスはお金の出所を問い詰める。するとボヨンはマリが援助してくれたと白状する。チョルスはマリにお金を返すために、写真集の仕事を引き受ける。写真につけられたチョルスの文章を読んだマリは、チョルスへの愛を再認識する。
第14話
2010年3月12日(金)
テソクはマリの写真集のカメラマンとして、ソ・ウジンを日本から呼び寄せる。相手がソ・ウジンなら、引退に気持ちが傾いているマリを仕事に復帰させられると思ったのだ。
これでANCとの合併条件は整ったため、チョン・ウジンに写真集の話をする。チョルスと別れたくないマリは、海外行きを持ちかけるのだが、チョルスはお互い考える時間を持とうと言い、二人はしばらく距離を置くことにする。チョルスは小学生向けの塾でアルバイトを始める。
ソ・ウジンはウニョンに連絡する。以前日本で、写真集に文章を添える仕事をウニョンに頼んだのだが、今回のマリの写真集にも同じ仕事を頼むことにしたのだ。仕事を依頼されたウニョンは、チョルスを紹介することにする。
チョン・ウジンから写真集の話を持ちかけられたマリは、本当に引退したいのかを見極めるために仕事を引き受ける。その後、チョン・ウジンは記者会見を開いて、TSとの合併とマリがANCの専属女優になることを発表する。一方、テソクはマリに違約金を返してTSとの再契約を持ちかけるが、マリはきっぱりと断る。
ボヨンはユリの看病を口実にして、チョルスたちと同居することに。さらにチョルスの家に訪ねてきたマリに、ユリの治療費を工面できないことを嘆く。同情したマリは金銭援助を申し出る。
ビョンジュンは、代筆の暴露を仕掛けた犯人を突き止める作業を続ける。
マリが仕事を始めるという前向きな決断をしたため、チョルスはマリの撮影現場に行くことに。そこで写真集のカメラマンを務めるソ・ウジンに会う。
第13話
2010年3月11日(木)
チョルスがお金目当てにマリに近づいた、そう書かれた暴露記事を見たチョルスとマリ。
二人はビョンジュンが書いたものではなく、テソクが仕組んだデタラメな記事だと確信する。しかしマスコミは記事を大々的に取り上げ、チョルスは非難の的となる。
テソクはチョルスのもとを訪れて、記事の内容を認める会見を開けと言う。そうすればマリは復帰できると言うのだ。さらにその見返りとして海外の隠れ家を提供してやるから、そこで本を書いてほとぼりが冷めるのを待てと言う。
マリはチョルスとの愛を貫くために引退を決意してテソクに違約金をすべて支払う。そしてチョルスの家を訪ねて、オクジャたちにチョルスとの関係を認めてくれと懇願するが、チョルスのためにはならないと反対される。
一方、チョルスは講師の仕事を世話してもらうために、知り合いの塾を訪れるが、代筆騒動のせいで断られる。マリから引退すると聞かされたチョルスは、現実から逃げるなと冷たく突き放す。しかしチョルス自身も、自分には物書きとしての資格がないとアン教授に言う。そんなチョルスを見て、アン教授はウニョンの父親が企画している短編集に作品を出さないかと提案する。
テソクに騙されて記事を書かされたビョンジュンは、チョルスとマリに対して罪悪感を抱き、代筆騒動を仕掛けた人物を暴くことを決意する。
テソクとチョルスの会話を聞いていたウニョンは、マリに会話の内容を伝える。チョルスが海外へ行ってしまうのではないかと心配したマリは、チョルスに会いにいく。その後二人は堂々とデートをするのだが、周囲の人たちに気づかれて追われるはめに。仕方なく逃げ込んだホテルで、マリはチョルスに泣きながら「つらい」と言う。するとチョルスは別れを切り出す。
TSとの合併を計画中のチョン・ウジンは、マリのいないTSとは合併しないとテソクに念を押す。何としてもマリをTSに留めておきたいテソクは、最後のカードを切る。ソ・ウジンを日本から呼び寄せたのだ。
第12話
2010年3月10日(水)
民宿に泊まったマリとチョルスはソウルに戻る。ウニョンの様子を心配したマリは、チョルスをウニョンに会いにいかせる。テレビに映って以来マスコミにつけ回され体調を崩していたウニョンは、チョルスに償いとして体調が回復するまで毎日会いにくるように求める。しかし自分の母に激しく責められるチョルスを見かねて前言を撤回する。
テソクの事務所TSエンターテインメントは代筆騒動以来、経営難に陥っていた。それを知ったチョン・ウジンは、ANCとTSエンターテインメントを合併させることを考える。
テソクとの対決姿勢を崩さないつもりでいたマリだったが、イェリンから事務所が経営難であることを聞かされてテソクに会いにいく。テソクは自分の言うとおりにしなければ数々の契約の違約金を払わせて文無しにしてやると脅す。マリはスンヨンに相談。スンヨンはチョン・ウジンの力を借りるよう助言する。チョン・ウジンは自分の会社との専属契約をマリに持ちかける。しかしマリはウジンのやさしさが負担であると告げて断る。
一方、オクジャからユリの病気を治すためにも、マリのことはあきらめろと言われたチョルスは、現実を思い知らされて苦しむ。
ビョンジュンは、テソクから依頼されていたマリとチョルスの記事を書き上げて渡す。
しかし新聞に載ったのはマリ、チョルス、ウニョンの暴露記事で、しかもビョンジュンが暴露したことになっていた。これを読んで心配したチョン・ウジンはマリに、ウニョンはチョルスに会いにいく。
第11話
2010年3月9日(火)
マリの病院に現れたチョルスはマリを連れて逃げるが、マリがテソクの車に無理矢理押し込まれたためはぐれる。二人を追っていたマスコミはビョンジュンの失言から、チョルスの名前や恋人の存在を知り、チョルスの家に詰め掛け大騒ぎになる。さらに恋人がウニョンであることも世間に知れる。テソクはマリを事務所へ連れてくるが、チョルスのことで言い争う。そこへチョン・ウジンが現れてマリを連れて出る。ウジンはマリを自分の別宅へ連れていき休ませる。怒ったテソクはマリの活動を中止することに。
チョルスのことが心配なユリは退院して家に戻る。
チョルスはマリがウジンの別宅にいると知りそこへ。ウジンは追い返そうとするが、チョルスが食い下がるためマリの気持ちを尊重して会わせることに。家に上がったチョルスは寝ているマリの顔を見て安心しそのまま家を後にする。目を覚ましたマリはチョルスに会いに行こうとするが、ウジンに止められる。
マスコミの関心は代筆騒動から徐々にマリ、チョルス、ウニョンを巡る恋愛スキャンダルへと移っていく。さらにチョルスがお金目当てにマリに近づいたという噂まで流れる。
一方、テソクはテレビに登場して、代筆への事務所の関与を全面的に否定してマリが独断で行ったことであるとの考えを示す。
チョルスは代筆に関する懲罰委員会に出席するために大学へ。そこで自主的に大学を辞めると申し出て了承される。チョルスは二度と教壇に立てなくなる。ウニョンはマスコミの前でチョルスをかばうのだが、チョルスはウニョンのやさしさを負担に感じていることを本人に告げる。テソクは、チョルスを心配して訪ねてきたビョンジュンに、マリとチョルスのラブストーリーをテーマにした記事を依頼する。ビョンジュンは喜んで記事を書くことに。
ウジンの家にいたマリは危険を承知でチョルスに会いにいく。行き場のない二人は以前訪れた民宿へ行く。
チョン・ウジンはマリが家を出て行ったため、ある提案をスンヨンに持ちかける。
第10話
2010年3月8日(月)
チョルスの家にやってきたマリは、代筆騒動の収拾をテソクに任せる。テソクはマリが病院に入院しているという嘘の情報を流して世間の同情を買う作戦に出る。一方チョルスは、嘘をつき続ける人生はよくないとマリを批判。二人は言い争う。ひとまずマリはチョ
ルスの家に泊めてもらうのだが、マリが出国していないと知ったテソクから電話が掛かってくる。しかしテソクは怒りを抑えてチョルスのことを忘れて戻ってくるように念を押す。
チョン・ウジンはチョルスが「アスカの恋人」を書いたのではないかと疑い、テソクに電話をかけて確認。テソクの反応からチョルスが代筆したものと確信する。
代筆騒動は新たな展開を見せ始める。ニセの代筆者が日常的に代筆騒動を起こしていた人物だという噂が流れ代筆者に非難が集中。一方、テソクはマリを代筆騒動の被害者に仕立て上げることに成功。マスコミを巧妙にけん制する。
芸能活動に復帰する条件としてチョルスとは二度と会わないという約束をしていたマリ。
それを知ったチョルス怒り心頭に発してもう終わりにしようと伝える。オクジャにも家から出て行くように言われたマリは家を去ることを決心する。
チョン・ウジンはチョルスを呼び出して、マリのことを思うなら身を引くべきだと話す。
そのときにチョルスはマリが施設で育てられたことを知る。チョルスはマリとの問題に口を出すなと反論して立ち去る。マリにスターとしての人生を歩ませたいチョン・ウジンはスンヨンに救いの手を求める。
テソクはマリを予定より早めに呼び戻して記者会見を開くことに。マリは病院へ行き患者を装う。記者会見でマリの悲惨な姿を見せて再度「被害者のマリ」を植えつけようとするテソク。その作戦は成功するかに見えたのだが、チョルスに「自分の幸せを考えて」と言われていたマリは、「アスカの恋人」は代筆であったことを明かして事態は急変。これに憤りを感じたテソクは、記者会見を見て病院に駆けつけたチョルスが「紙袋の男でありマリの元恋人」であることをマスコミに暴露する。
第9話
2010年3月5日(金)
チョルスは、自分の引いた線を越えてきたマリにキスするが、すぐに我に返りキスをしたのはミスだと言う。マリは別れを言いにチョルスに会いに来たのだが、言い出せずにそのまま家へ帰る。家の前には報道陣が詰め掛けていた。一方、チョルスは「キスしたのはミスだ」と言ったことを後悔してマリの家へ。報道陣に囲まれるマリを救い出そうとするのだが、そこへチョン・ウジンが現れる。しかしマリはチョルスと一緒に車でその場を去りソウル郊外の民宿へ。そこでチョルスはマリに、代筆を打ち明けるよう勧める。だがマリはすべてを失ってしまうと反論。怒って民宿を飛び出す。すると外にはチョン・ウジン
が待っていた。マリはウジンの車でソウルへ戻り、ウジンのホテルに泊まることに。一方、チョルスも自宅へ戻る。そして自宅前で待っていたウニョンに別れを切り出す。だがウニョンはあきらめないと言って引き下がらない。スンヨンは、紙袋の男の代筆暴露記事もテソクが仕組んだのはでないかと疑う。翌日、マリは事務所に現れる。テソクはマリに再度契約話を持ちかける。女優を続けたいマリはチョルスに二度と会わないという条件で契約し、ほとぼりが冷めるまで一ヶ月間海外へ行くことにする。そのあいだテソクが騒動の後始末をすると言うのだ。
海外へ発つ日、マリはチョルスに電話を掛ける。ビョンジュンから海外へ行くことを知らされていたチョルスは、「一緒にいたいと言われたらそばにいるつもりだった」と正直な気持ちを打ち明ける。そしてそのまま電話を切るのだが、その夜に海外行きをやめたマ
リがチョルスの家へ転がり込む。
一方、世間では「アスカの恋人」のニセ代筆作家が現れて、代筆について釈明会見を開く。
第8話
2010年3月4日(木)
マリの家に現れたチョルスは、代筆をした責任を感じて引き続き家庭教師をすると言う。
しかしマリは、チョルスの身を案じて断固として拒否する。そんなときにチョン・ウジンから電話が掛かってきて力になりたいと言う。自分の出る幕ではないと思ったチョルスは引き下がる。するとマリは態度を変えて家庭教師を受け入れる。一方、チョルスはウニョンに、住み込みの家庭教師を始めたことを話す。相手がマリであることは知らないものの、心配になったウニョンは早めに留学をやめて韓国に帰国することに。
マリの事務所にマスコミが詰め掛けるが、テソクは記者たちが過熱報道しないように言いくるめる。
テソクは専属契約の更新の話をマリに持ちかける。マリはその場でサインをしない。依然チョルスと会っているのではないかと疑うテソクに、マリは思わずほかに付き合ってる人がいると言う。テソクが問い詰めているとチョン・ウジンが現れる。チョン・ウジンは事情を察してマリと付き合っているとウソをつく。チョン・ウジンはマリに演技ではなく本当に付き合いたいと告白する。
テソクは、マリに決まっていた映画の役をほかの女優に変えるなど、故意に厳しい状況を作り出してマリが専属契約を更新するように仕向けようとする。一方、マリはチョルスに契約のことを相談する。テソクの事務所から独立したほうがいいと言われたマリは、サインをせずに契約書をテソクに送り返す。
チョルスは、代筆したのはマリの本であること、マリの家で家庭教師をしていることをウニョンに話す。そして別れの言葉を切り出そうとするのだがウニョンに遮られる。不安になったウニョンはマリに会いに行き、代筆したことが表ざたになれば小説家としての未来が閉ざされるため、チョルスに二度と会わないでほしいと言う。
ユリの病気はアメリカで手術しない限り治らないと知るオクジャたち。チャリョンとジスクが宝石や衣類を売って高い手術費を工面しようとするが、オクジャがチョルスたちのために貯めておいた貯金を手術費に当てることに。
テソクはスンヨンに、マリを説得して契約更新させるように頼む。しかし代筆の暴露記事を仕組んだのはテソクではないかと疑うスンヨンは、記事をうまく封じ込めたら説得すると言い突っぱねる。するとテソクはある人物に電話を入れる。そして間もなく紙袋の男が「アスカの恋人」を代筆したという暴露記事がネットにアップされて大騒ぎになる。
マリはチョルスに二度と会えないと伝えるためにユリの病院へ行く。チョルスはお見舞いに来ていたボヨンと鉢合わせになる。ユリの手術費を出せないことを嘆くボヨンに冷たい態度を取るチョルス。その様子を見ていたマリに気づいたチョルスは、怒りをあらわにする。家庭教師代としてお金をやると言われたチョルスは、自分とマリのあいだに線を引いて越えてくるなと言う。しかしマリは線を越える。そんなマリにチョルスはキスをする。
第7話
2010年3月3日(水)
マリに好きだと告白されて驚くチョルスのもとに、ユリが病院に運ばれたという連絡が入る。チョルスはマリの車に乗せてもらい病院へ。ユリの容態が安定してきていると聞き安心するチョルスだが、先に来ていた母親のボヨンに気づく。他人を装うチョルスだが、あとから駆けつけたオクジャがボヨンに襲い掛かり大騒ぎになる。
クリスマスツリーの箱を持ってマリのマンションへ来たチョン・ウジンは、病院から戻ったマリを誘って食事へ。マリは二人きりで会うのは気が重いと言うのだが、チョン・ウジンにツリーの飾りを見せられて施設でのことを思い出し態度を軟化させる。
ビョンジュンが会社に置き忘れたカメラに写っていた、マリとチョルスの写真を見た編集長は、その写真をもとに暴露記事を作成する。それを知ったビョンジュンは合成写真だと言い訳をするが、編集長は翌日の1面記事に載せるという。焦るビョンジュンはテソクにマリとチョルスの写真を見せて事情を説明する。するとテソクは編集長に連絡してマリとチョルスの記事は載せないよう頼み、代わりにほかの芸能人のネタを提供する。これでマリとチョルスの記事はお蔵入りに。
ユリが病院に運ばれた日の翌朝、チョルスはマリの家へ。二人が朝食を食べているとテソクが現れる。チョルスは寝室に隠れるのだが、テソクはチョルスの気配を感じ取り、部屋を見て回るのだが見つからない。早くテソクに帰ってほしいマリは、テソクと和解をして帰らせる。一方、ウニョンと付き合っているという事実にあらためて気づいたチョルスは、住み込みで家庭教師をするのは間違っているとマリに話す。そして自分がマリに抱いているのは本物の愛じゃないと告げる。
ジャンスはマリのマネージャーを辞めさせられて俳優に転向。テソクの妹イェリンがマネージャーになり、映画のオーディションを受ける準備をする。
ウニョンはチョルスの部屋でチョルスの論文を捜しているときに、偶然マリとチョルスが日本で撮った写真を目にする。ビョンジュンはただ代筆してあげただけだと慰める。ウニョンも写真一枚だけのことだと自分に言い聞かせる。
そんな折、マリの本を代筆したという人物が現れて大騒ぎになる。怒り心頭に発したテソクは、これ以上スキャンダルが起きればマリの女優生命が断たれるため、マリに二度とチョルスに会うなと言う。一旦マリは断るものの、チョルスの将来と身を案じてテソクに会わないと約束する。悲しむマリだが、その後チョルスが会いに家に現れる。
第6話
2010年3月2日(火)
チョルスの家に押しかけたマリ。チョルスは、ジェイン・オースティンの本3冊を読むことを条件に一ヶ月間住み込みで文学の家庭教師をすることを約束する。マリはチョルスの屋上部屋に居座り本を読み始め朝を迎える。
マリに好意を抱いているチョン・ウジンは、マリをさらってしまいたいと言うハヨンに賭けを持ちかける。マリに結婚指輪をはめてハヨンの前に連れてくるというのだ。
ユリは母親のボヨンを捜すためにホテルのジャズバーを訪ね歩いた末に見つける。
テソクの妹イェリンがアメリカから帰国。マリのマネージャーを務めることになる。姿をくらましたマリを心配する一方で怒りが頂点に達していたテソク。イェリンの何気ない一言で、マリがチョルスの家にいるでのはないかと思いチョルスの家へ。だがチョルスに探りを入れてもチョルスは口を割らない。テソクに代筆の口止め料としてお金を渡されたチョルスは、これを腹に据えかねてマリに怒りをぶつけるのだが、八つ当たりしている自分に気づき謝る。そして学校を休み3冊読み終えたマリにトークショーに向けた講義をする。そのうち二人はチョルスの部屋で寝入り朝を迎えるのだが、訪ねてきたビョンジュンに写真を撮られる。ビョンジュンはスクープを手に入れたと編集長に豪語するのだが、友達を売るのはよくないと気づき一旦断念。しかしカメラを会社に置き忘れたため、二人の写真を編集長に見られる。
トークショーの収録日。テソクがプロデューサーに出演のキャンセルを伝えようとしたその時、マリが現れる。マリは事務所側が事前に用意していた質問に対する回答を拒否して自分の考えを述べトークショーは成功裏に終わる。収録後、マリは一ヶ月間住み込みを始めるチョルスを迎えにいきその後自分のマンションへ。マリはクリスマス気分だが、チョルスはマリの家を見て圧倒されるばかり。そんなときにウニョンから電話がかかってくる。予定を変更して日本から会いにきたのだ。チョルスがウニョンに会いにマリの家を出ようとすると、マリに好きだと告白される。
第5話
2010年3月1日(月)
テソクの反対を押し切り勝手にトークショーに出演することにしたマリは、助けを求めるためにチョルスに会いに行き、一ヶ月一緒に暮らしながら「アスカの恋人」の本の中で引用された冊の本について説明してほしいと頼む。しかしチョルスはこれ以上マリに振り回されたくないので二度と会いにくるなと言い頼みを断る。
一方、マリとテソクの関係は悪化。反抗的なマリに対してテソクの怒りは募っていき、ジャンスにマリのマネジャーを辞めて俳優としてトレーニングを受けるよう告げる。ビョンジュンは、チョルスがマリの本を代筆したという確信を持ち、チョルスに白状させようとするがチョルスは口を割らない。ウニョンは学会に参加するために一時帰国してチョルスに会いにくる。日本でヨリを戻したチョルスとウニョンは、付き合っていたころのような関係に戻れるようお互い努力することを約束し合う。
トークショーで「アスカの恋人」に出てくる本の中から1冊取り上げて話さなければならないマリは、「高慢と偏見」を選択して読み始めるのだが、中々進まず再度チョルスに電話して助けを求める。しかしまたしてもチョルスを怒らせることに。
チャリョンは、チョルスの母ボヨンが韓国に戻りホテルのバーで歌を歌っているという話を耳にする。ジスクはチョルスとユリには黙っておくべきだというのだが、その話を偶然聞いていたユリは、ボヨンの居場所を教えてほしいと訴える。
ビョンジュンは、チョルスをマリの映画「グッドバイ・マイ・ラブ」の舞台挨拶に連れて行き公の場で代筆の事実をぶちまけようとするが失敗。一方、チョルスは、舞台挨拶で監督に「華麗なるギャツビー」に関する質問を投げかけられて困るマリを助ける。その後マリはチョルスの家に押しかけて一ヶ月住み込みで家庭教師をしてほしいと再び懇願する。
第4話
2010年2月26日(金)
チョルスは韓国でマリの本を書くことにする。それを聞いたマリは、次回作の映画「グッドバイ・マイ・ラブ」の舞台である遊園地にチョルスを誘って行くことに。そして二人は観覧車に乗る。そこでマリは自分の気持ちを告白しようとするのだが、それをさえぎるようにチョルスは自分には好きな人がいると話す。そして初恋の男性に去られて悲しむマリの姿を見て、自分も好きな人につらい思いをさせたためこれから幸せにしてやらなけれならないことに気づいたと言いウニョンに会いに行くことに。しかしマリのことが気になるチョルスは、「グッドバイ・マイ・ラブ」の制作発表を行っているマリに会いに行く。
一方、ハヨンは制作発表のあとチャーターしたクルーザーでマリにプロポーズする。だがマリはハヨンのプロポーズを断るように川に飛び込む。偶然乗り合わせていたチョルスはすぐさまマリを助けるために川へ飛び込む。川の中で初恋の相手ウジンの言っていたことを思い出したマリは、その後ハヨンの従兄弟チョン・ウジンと出会う。初恋の相手と名前が同じでそのうえバニラアイスを持って現れたチョン・ウジンにマリはハッとする。一方、チョルスはテソクに誰を好きになるべきか考えろと言われてウニョンに会いに行きウニョンの好きなノクターンを弾いて聴かせる。
マリとチョルスは韓国に戻る。マリの映画「グッドバイ・マイ・ラブ」は映画祭で賞を授賞し映画館は観客でにぎわう。「明日香の恋人」もベストセラーとなり一大旋風を巻き起こす。しかし「明日香の恋人」の中で引用されている文学作品のことについてよく知らないマリは、テレビで本のことを訊かれるたびに何とかうまく話題を逸らすものの肝を冷やす場面が続く。マリは周囲から代筆を見透かされているのではないかという被害妄想に陥る。そんなマリを見てテソクは、自分に任せれば大丈夫と念を押すのだが、デビューのころウジンと別れさせられたことのあるマリは、テソクを信じられない。これから自分のことは自分で決めると言い勝手にテレビの討論番組の出演を承諾する。困ったマリは助けを求めるためにチョルスに会いに大学へ行く。
一方、チョルスは大学の論文審査会で、ある大学院生の論文が教授と共同で書いたものであると糾弾し、大学院を辞めることを決意する。
第3話
2010年2月25日(木)
ウニョンの大学に来たチョルスは、ウニョンにお金を返したあと音楽ホールへ行きショパンのノクターンを弾く。音楽ホールに入ってきたマリを見たチョルスは、あとをつけられたと勘違いしてマリに憤りを感じる。ちょうどそのときマリの携帯電話が鳴り二人は急いでマリのファンミーティングが行われる会場へ向かう。ファンミーティングの後、マリはテソクに一ヶ月休みたいと話す。テソクも承諾したためマリはしばらく日本に滞在することに。
可能な限りマリの立場で本を書きたいチョルスは、マリと一緒に街を歩き回りマリの発した言葉をメモする。
テレビでマリとの熱愛報道を認めたハヨンは、日本で療養中の祖父を見舞うために日本へ。その後マリに会いに屋敷へやってくる。ハヨンは、本当に真剣な付き合いをしたいのかとマリに確認する。マリはそうだと答える。
チョルスが原稿をマリに見せると、マリは音楽や本の引用が多くて難しいと言う。マリは学生のころから仕事で忙しく本を読む時間がなかったのだ。さらにマリはデビュー当時非常識な言動を連発していたせいで学識のないことを世間によく知られていた。チョルスは反論するのだが、そのうち二人は言い合いになる。だがチョルスがマリに謝ったことでマリはチョルスに対して少し警戒を解く。そして初恋の相手(ソ・ウジン)がバニラアイスクリームを買いに出て行ったきり姿を消してしまったことを話す。その後二人はキャンドルナイトへ。マリはチョルスの肩にもたれて目を閉じる。チョルスは、安らぎを感じて眠りについたマリをベッドに寝かせる。
第2話
2010年2月24日(水)
チョルスはマリに代筆の契約書を見せるが、マリはテソクから話を聞かされていないため断る。チョルスはマリの高慢な態度に怒りを覚えて代筆のアルバイトをあきらめて帰国を決意する。マリはチョルスが帰国する前に初恋の男性との思い出の場所へ連れて行ってもらう。その初恋の男性とは結婚を約束していた仲だったが、彼はバニラアイスクリームを買いに出ていって以来マリの前から姿を消したため、マリは未だに彼のことをひきずっていた。
マリとチョルスは、二人でいるところを高校生たちに見つかる。マリはとっさにポップコーンの袋をチョルスに被せて高校生たちから逃げる。しかし携帯のカメラで撮られた写真がインターネットにアップされて大騒ぎになる。この騒ぎでマリが日本にいると知ったビョンジュンは日本へやってくる。同時にテソクも事務所のスタッフとマスコミを引き連れて日本に到着。マリの屋敷へ向かう。
チョルスはマリの高慢な態度にたまりかねて、そういう生き方をしていたら誰ともろくに付き合えないと言う。するとマリは自分は女優だから心がなくても何でも演じられると言いチョルスにキスする。
テソクは騒ぎを鎮めるために会見を開き、マリが日本で本を執筆中であることを発表。
さらにチョルスに紙袋を被せてマスコミに公開し、日本の現地ガイドであると説明する。
結局チョルスは本を代筆することになったためウニョンにお金を返すことにして、マリにウニョンの留学先の大学まで乗せていってもらう。マリは翌日韓国に戻るため、いい本を書いてくれとチョルスに頼んで別れるのだが、その後、偶然チョルスとウニョンが話しているのを目撃する。
第1話
2010年2月23日(火)
国文科を卒業して大学で時間講師をするキム・チョルスは、幼い頃両親に捨てられてナイトクラブのバックコーラスをしていた3人のおばさんたちに育てられる。現在はそのおばさん3人と妹のユリと一緒に暮らしている。貧しい生活を送るチョルスは教授になるために大学院の博士課程に進むことにするのだが、大学院の登録料はすでに振り込まれていた。インターネット記者をしている友人のビョンジュンに問いただすと、日本に留学中のウニョンが払ったことが分かる。ウニョンはチョルスの元恋人で裕福な家庭で育った。チョルスは、ウニョンが自分とは育ちが違うということを知って別れを告げたのだが、チョルスに未練のあるウニョンは、チョルスに気づかれないように金銭援助をしていたのだ。
一方、韓国のみならずアジアで絶大な人気を誇るイ・マリは、幼い頃両親に先立たれて祖母の孤児院で育つ。目立たない少女だったマリは、ある日、ひょんなことから自分の美しさに気づく。その後マリは美容院でアシスタントとして働くようになり、そこで芸能事務所の社長テソクにスカウトされて女優になる。しかし一度も賞を受賞したことのないマリを案じてテソクはイメージ戦略を立てる。それは知的なイメージを打ち出すために本を出版するというものだった。ただしマリ本人ではなくゴーストライターに書かせることに。そこでテソクは、チョルスに代筆を依頼する。チョルスは、ウニョンから借りたお金を返済するために、代筆は物書きとして一番やってはいけないことだという信念に反してテソクの依頼を承諾する。チョルスが依頼された本は、日本の奈良を舞台にした紀行文。そのためチョルスは、一ヶ月間奈良にあるマリの屋敷に滞在して本を書くことに。
ある日、ファンレターを見ていたマリは一通のエアメールを目にする。封筒には写真が二枚入っていた。一枚は自分とカメラを構える男性が写った写真。もう一枚は葦の広がる景色が写っていた。いても立ってもいられなくなったマリは変装してその場所へ向かうために奈良へ。そして同じく奈良へ向かったチョルスとマリの屋敷で出会う。
あらすじ
当代きってのトップ女優イ・マリ(チェ・ジウ)。数多くの男性からプロポーズされてもすべて断ってきた彼女が、ひょんなことから日本で出会ったソウル大学大学院生、キム・チョルス(ユ・ジテ)と恋に落ちるラブストーリー。