テレビ愛知

コーヒープリンス1号店

あらすじ

一家の家計を支える女の子ウンチャンは、訳あってイケメン男性しか働けないカフェ"コーヒープリンス1号店"で男性社員として働くことに。祖母から店を任されたハンギョルは男として働くウンチャンに惹かれ、自分はゲイかもしれないと悩む。
2人の恋の行方は?
そしてコーヒープリンス1号店の運命は?
新世代スター コン・ユと韓国の国民的"妹"ユン・ウネが贈る、恋と青春の物語。

 

 

 

第17話 コーヒープリンセス

一夜を共にしたハンギョルとウンチャンが一緒に店へ出勤すると、二人に何かあったと感づいたハリムが冷やかす。ハンギョルはイタリアへ旅立つウンチャンのために、靴をプレゼントする。
出発の前日、コーヒープリンスのメンバーたちは一人一人ウンチャンと別れの挨拶をする。温かく送り出してくれるメンバーたちや家族との別れがつらく、ウンチャンは泣いていた。ハンギョルは引き止めたくなるから見送りには来ないという。
その頃ユジュは身重の体を気遣って大事を取っていたが、突然腹痛に襲われる。かけつけるハンソン。しかし病院で目覚めたユジュは、自分が流産したことを知る。
出発当日、空港からハンギョルに電話したウンチャンは、ハンギョルに「愛してる」と告げ、イタリアへ旅立つ。
二年後、バリスタの大会で優勝したウンチャンはその特典として学費を出してもらえることになり、もう一年残りたいとハンギョルに話す。ウンチャンの帰国を楽しみにし、ウンチャンをバリスタに迎える予定のコーヒープリンスチェーン店「コーヒープリンセス」の準備を進めていたハンギョルは猛反対するが、ウンチャンの思いを尊重し、戻ってきて欲しい気持ちをこらえ、ハンギョルはもう一年残って勉強するよう留守電にメッセージを残す。
ある日コーヒープリンスでは、若い女性ハ・ダヨンがホン社長に弟子入りしたいと申し出る。無理やり居座るダヨンだが、メンバーたちから次第に頑張りを認められるようになっていく。
結婚二周年を迎えたユジュとハンソン。流産し、不妊治療をしていたが、展示会が決まってナーバスになるユジュに、ハンソンは治療をやめることを提案し、二人は旅行に出る。
あるコーヒーショップで、コーヒープリンセスのバリスタ応募者の面接をしていたハンギョル。面接が終わると聞きなれた「社長」という声が。振り返るとそこにはウンチャンがいた。帰国を知らされていなかったハンギョルは驚くが、二人は再会を喜び合う。二人でコーヒープリンスへ向かう途中、ハンギョルの祖母へ電話を入れるウンチャン。ハンギョルの両親はウンチャンに好意を示すが、相変わらず厳しい言葉を投げかける祖母。しかし本当は祖母もウンチャンの本質を知って、ウンチャンに対して好意的な気持ちを持つようになっていた。
コーヒープリンスに帰ってきたウンチャンは、メンバーたちから大歓迎を受ける。
バリスタになりたいという夢を叶えたウンチャン。そんなウンチャンを応援し続けたハンギョル。さまざまな障害を乗り越えた二人は、今までよりずっと深く強い絆で結ばれていくのだった。

第16話 バリスタになるために

結婚式を挙げたハンソンとユジュ。ハンソンは嬉しくて仕方ないが、ユジュは自分のペースを崩さない。ある朝家に帰っていないユジュを心配したハンソンがユジュの家へ行くと、ユジュが徹夜で作業し酒を飲んだことが発覚する。「仕事も大切だ」と言うユジュに怒るハンソン。
同じ頃ハンギョルとウンチャンは結婚のことでもめていた。ハンギョルに別れると言われたと思い込んだウンチャンはひどく落ち込む。ウンチャンを見かねたウンセがハンギョルに会いに店へ行くが、ハンギョルには別れる気がないことがわかる。
ミニョプは他の女性と会っていたことをウンセに謝り、許しを乞う。ウンセはミニョプを許し、二人は元通りの関係に。
ソンギがヒソンの家を訪ねると、家の中はもぬけの殻だった。ヒソンはソンギの前からまたもや消えてしまった。
ハンギョルは入院中の祖母を見舞い、祖母にウンチャンのことを聞かれると、結婚のことは自分が先走ってしまい、ウンチャンとはまだ話しがついていなかったことを告白する。ウンチャンが自分の力で家族を養いたいと思ってること、バリスタになる夢を持っていることなどを話すと、祖母はウンチャンに対して好感を持つようになる。退院した祖母はウンチャンに対し、会社の制度を利用して二年間イタリアに留学するよう勧める。揺れるウンチャンだが、離れたくないハンギョルは猛反対。しかしハンギョルは考え直して留学を勧め、「今は離れてもずっと見守る」とウンチャンに改めてプロポーズをする。ハンギョルはウンチャンの家を訪れ、母に挨拶をする。
出会ったばかりのビョルに入れ込むハリム。プレイボーイを気取るハリムだが、ウブだと思い込んでいたビョルのほうが一枚上手だった。ハリムはビョルに翻弄される。
ある晩ハンギョルに会いたい気持ちを抑えられなくなったウンチャンは、突然ハンギョルの家を訪ねる。キスより先に進みたい気持ちを必死でこらえていたハンギョルは、ウンチャンを追い返そうとするがなかなか帰らない。一度は外に締め出されたものの、ウンチャンはもう一度家に入り、二人は一夜を共にする。

第15話 突然のプロポーズ

ハンギョルがニューヨークに行かないことになって喜ぶウンチャン。だが依然としてハンギョルの祖母はハンギョルとウンチャンの付き合いに猛反対していた。
ある日ウンチャンはハンギョルに、借りたお金に利子をつけてハンギョルの口座に振り込んだと告げると、ハンギョルは自分に対して他人行儀なウンチャンに怒るが、ウンチャンは借りたものはきちんと返すべきだと反論し、二人はケンカになる。
ハンソンは妊娠したユジュにプロポーズするがユジュの反応は今ひとつはっきりしない。思い悩むハンソンだったが、ある日突然ユジュからプロポーズされる。ハンソンは喜びを抑えきれずハンギョルに報告する。ハンギョルがウンチャンに二人の結婚とユジュの妊娠のことを告げるとウンチャンも大喜び。ハンギョルはウンチャンと一緒にいたい一心でウンチャンとの結婚を考え始めていたが、まだその気のないウンチャンはずっと先の話だと思っていた。
ハンギョルの母はハンギョルを心配し、ウンチャンを呼び出す。ウンチャンはハンギョルの嫁に向かないと思っていた母だが、ウンチャンの親しみやすい人柄に触れ、好意を抱き始める。
ユジュのウェディングドレス選びの場でハンギョルはウンチャンにプロポーズし、考えておいてくれと告げる。その夜ハンソンとユジュはハンギョルの実家を訪れ、結婚式の話をしている中でユジュの妊娠をみんなが知るところとなり、ハンギョルの祖母は大喜び。その場にいたハンギョルは自分も結婚してひ孫を見せてあげると言うが、祖母は受け入れようとしない。
クさんはジヒャンにいやな思いをさせないよう態度を改めようとする。クさんに心を動かされていたジヒャンは、娘たちが嫁に行ったあと一緒に暮らそうとクさんに告げる。
ハンギョルは、コーヒープリンスのフランチャイズ事業をトンイン食品で進め始める。新規事業部にハンギョルのポストを用意したという父。ハンギョルと父の仲も、わだかまりが消えていた。
ある日、店に来ていた女の子ビョルをハリムがナンパする。自分に気がありそうなビョルを、ハリムは強気でデートに誘い、ビョルもオーケーする。
ハンソンとユジュの結婚式の日。具合の良くなかった祖母はトイレで倒れてしまう。一方ハンギョルはウンチャンと庭を散歩中、用意しておいた指輪をウンチャンにはめ、正式にプロポーズをする。喜んでオーケーするウンチャンだったが、ハンギョルが今年中に結婚すると言い出したことでウンチャンは驚き、まだ結婚できないと言う。どうしてもウンチャンと結婚したいハンギョルとは対照的に、ウンチャンはやっと見つけたバリスタになるという夢をかなえたい、ちゃんと自立できるまでは結婚しないと突っぱね、二人は大ゲンカとなってしまう。

第14話 愛と夢の狭間で

ハリムに紹介された女性とデートしているのがバレたミニョプはウンチャンに怒られるが、ウンセのひどい態度にうんざりしていたミニョプは、もうウンセに会わないとウンチャンに告げる。
ハンソン、ユジュ、ハンギョル、ウンチャンの四人はハンソンの家で夕食を共にし、楽しい時間を過ごす。帰り道、ハンギョルはウンチャンに実家に来るよう誘う。
ミニョプに二股をかけられていたことを聞き、怒るウンセ。ウンチャンの忠告も聞かず、ミニョプとは終わりにするという。一方ウンチャンの母ジヒャンは、体調を崩したクさんに差し入れを持っていく。クさんはジヒャンが嫌がるのも聞かずに口説いていたことを反省して謝り、ジヒャンのことをあきらめると話すが、クさんのことが気になるジヒャンは、クさんに対し態度を軟化させる。
ハンギョルは父のもとを訪れ、カフェのフランチャイズについて意見を交換する。ミョンジェの一件の後、二人の心は次第に打ち解けいく。
ホン社長とハリムに、ヒソンとの馴れ初めを話すソンギ。日本で出会ったが、姿を消したヒソンを追って韓国に来たという情熱的なソンギの話を聞き、二人は驚く。
豆の配達の途中、ハンギョルは突然ウンチャンを実家へ連れて行く。男だと思っていたウンチャンが実は女で、ハンギョルと付き合ってると知ったハンギョルの祖母と母は二人の付き合いに猛反対する。ハンギョルが「アメリカに行かないかもしれない」と話すと、祖母と母はウンチャンのせいでハンギョルがあきらめたと思い、ますます反対する。
ユジュはハンソンの子供を妊娠し、それを聞いたハンソンは大喜び。ハンソンはユジュに結婚を提案する。
ウンセはミニョプに会いに行き、しおらしい態度で最後の別れを告げるが、帰り際、突然ミニョプにキスをする。驚くミニョプを置いて立ち去るウンセ。しおらしい態度もウンセの計算だった。
ハンギョルの祖母と母はコーヒープリンスを訪れ、ウンチャンと話し合う。ウンチャンがハンギョルに近づいたのはお金目当てだと疑っている祖母は、ウンチャンにお金を渡して別れさせようと考えるが、ウンチャンは別れられないと突っぱねる。そこへハンギョルがやってきて、自分がウンチャンのためだけにアメリカ行きをやめるのではなく、家族のことも気がかりだと話す。
ウンチャンは祖母のひどい態度に落ち込むが、ハンギョルが自分のためにアメリカ行きを取りやめたことを聞いて大喜びする。

第13話 実の父親

晴れて男と女として付き合うことになったウンチャンとハンギョルは幸せいっぱい。ハンギョルはNYへ一緒に行こうとウンチャンを誘う。ウンチャンがハンギョルと結婚すれば自分と母もハンギョルの支援で楽な暮らしができると思っていたウンセ。だがウンチャンは支援してもらうことを考えてないと知り、自分と母のことは考えてくれてないという寂しさと生活への不安を感じ、ウンチャンを責める。
ミニョプはハリムの紹介である女性と会う。会うまでは嫌がっていたものの、実際会ってみるとまんざらでもない様子。ウンセはミニョプを誘うものの断られていらだつ。歌手の学校の帰りにクさんの元を訪れると、ウンチャンやミニョプのことで落ち込んでいるウンセをクさんが励ます。
ある日ハンギョルは祖母と父と連れられて実母の眠る納骨堂へ。実母との初対面の場で、ミョンジェが実の父であると聞かされ、一人納骨堂で涙を流すハンギョル。隠されていた自分の生い立ちを聞き、やりきれない思いのハンギョル。家に帰るとウンチャンを呼び出し、複雑な胸の内を語る。一方、ウンセの思いを知り、韓国に残って家族を養っていくと決めたウンチャンはNY行きを断念し、ハンギョルに「待っている」と告げるが、ハンギョルと離れ離れになることに寂しさを隠し切れない。そんなウンチャンを愛しく感じるハンギョル。
行方不明だったユジュが突然ハンソンの元へ戻る。ハンソンが夜家に帰ると、ユジュがベッドで一人寝ていた。ユジュはウンチャンとハンソンのことで苦しんでいた心境を素直に語り、二人は仲直りをする。
仕事中のハンギョルの元に母から電話が。ミョンジェが韓国を発つという。翌朝ハンギョルは出発前のミョンジェに会いに空港まで行き、複雑な思いを抱えながらも実父ミョンジェと心を通わせる。帰り道ハンギョルはウンチャンに電話する。自分たちは過ちを犯さないよう何でも話し合おうと語り、ウンチャンと固く約束をする。

第12話 おまえが女でよかった

ウンチャンに女であることを隠されていたハンギョルは深く傷つき、ウンチャンをクビにし、もう会わないと告げる。
アメリカに行くことをハンギョルに話したユジュ。ウンチャンとハンソンのことが原因かとハンギョルは問うが、ユジュは否定する。出発の日、ハンソンはユジュを強く引き止めるが、ユジュは傷ついた胸のうちをぶつけ、ハンソンが止めるのも聞かずに空港へと向かう。
コンビニでウンチャンと偶然会ったハンソンは、店をクビになったことをウンチャンから聞いて胸を痛めるが、ウンチャンを励まし、もう少しハンギョルを待つようアドバイスをする。
ウンチャンとホン社長が抜けたため店は人手が足りず大忙しに。その上ソンギは、事を混乱させたハリムを責め、メンバーたちは殺伐とした雰囲気に。
ハンギョルはハンソンの元を訪れて謝る。ウンチャンのことでハンソンをひどく責めたが、自分はユジュとのことでハンソンに同じ思いをさせていたと気付いたからだった。ハンギョルとハンソンは和解し、ハンギョルはNYへ発ったユジュを思うハンソンを励ます。
ウンチャンはハンギョルに会うため、マンションの前で帰りを待っていた。しかしその頃ハンギョルもまた、ウンチャンの家の前にいた。ハンギョルが戻ると、マンションの前に栗が落ちている。道に点々と落ちている栗を見て、ウンチャンが自分を待っていたことを悟ったハンギョルは、栗を拾いながら歩いていく。すると向こう側からやはり栗を拾うウンチャンがやってきて二人は出合う。ハンギョルは深く反省し謝るウンチャンを許し、自分がウンチャンなしでは生きていけないことを打ち明け、二人は仲直りをする。翌朝ウンチャンが出勤し、二人が仲直りしたことを知ってメンバーたちは大喜び。ホン社長も店に戻り、店には以前のような明るさが戻る。
一方ハンソンはユジュと連絡を取ろうとDKに電話をすると、DKから「ユジュは一緒に来なかった」と聞かされる。ハンソンは消息不明のユジュを捜すが見つからない。憔悴したハンソンをハンギョルが励ます。ユジュの一件を知り、ハンソンの心配をするウンチャン。するとハンギョルはやきもちをやき、ウンチャンに絡む。ハンギョルのことが好きだと言ってもなおすねるハンギョルに、ウンチャンはとうとう「愛してる」と言う。ハンギョルは驚くも、自分の方が愛してるとウンチャンに告げる。予期しなかった言葉にウンチャンは大喜びし、幸せをかみ締めるのだった。

第11話 それぞれの葛藤

ハンギョルに「男でも好きだ」と告白され喜ぶウンチャンは、とうとう自分が女であることを告げる決心をする。だが翌日店に行くと、事実を隠していたことに激怒したハリムに罵倒される。その頃ハンギョルは実父イ・ミョンジェに呼び出されていた。実父であることを隠したままハンギョルの実母の思い出を語り、ハンギョルに写真を渡して別れる。その後遅れて店に出たハンギョルに女であることを話そうとするウンチャンだが、実母のことで切ない思いを抱えるハンギョルになかなか話せずにいた。すると、ウンチャンが話したものと思い込んだハリムはハンギョルに「ウンチャンは本当は女だ」と話してしまう。ウンチャンにだまされていたことに大きなショックを受けたハンギョルは店を飛び出す。ウンチャンが女であることをハンソンやユジュも知りつつ隠していたと知ったハンギョルはハンソンの元へ向かう。しかし一方でハンソンはNYへ行くというユジュのことで思い悩んでいた。自分の思いを知りながら事実を隠していたハンソンを責め立てるハンギョル。ハンソンの浮気相手が疑ったハンギョルは、口を割らないハンソンの前でユジュに電話をかけ尋ねると、ハンソンはウンチャンに惹かれていたことを認め、ユジュは電話口でその話を聞いてしまう。ウンチャンはハンギョルの家を訪ね、何とか謝罪し説明しようとするが、ハンギョルの心の傷は深く、聞く耳を持たない。
ハンソンはNYへ行くというユジュを必死で引き止めようとするが、ユジュは、自分だけを見ていたハンソンの心にウンチャンがいることに耐え切れず、ハンソンのそばを離れようとしていた。
ホン社長は、ウンチャンの母ジヒャンに対するクさんの純粋な思いに動かされ、ジヒャンにクさんと付き合うように進言するが、ジヒャンは取り合わない。そしてホン社長はハンギョルの家へ。ウンチャンのことで苦しむハンギョルに自分の過去の話をし、ウンチャンを許すようアドバイスをするが、ハンギョルは受け入れられない。
ウンチャンに裏切られて苦しむハンギョルは店の厨房でウンチャンに怒りをぶつける。ウンチャンは懸命に謝り釈明するが、どうしても許せないハンギョルはウンチャンに無理やりキスをし、冷たい言葉を浴びせかけてその場を去ってしまう。崩れ落ちるウンチャン。ウンチャンは真実を隠していたことを後悔し、苦しむのだった。

第10話 ハンギョルの決意

ウンチャンは気まずい関係が続いていたハンソンとコンビニで偶然会う。友達に戻ろうと提案し、ハンギョルが好きだと告げるウンチャン。二人は以前のような関係に戻る。
店を休んでいたハンギョルは三日ぶりに出勤するがウンチャンに冷たく接する。ウンチャンとハンギョルはデリバリーに出かけるが、帰りがけに大ゲンカをする。
ハンソンの心変わりに傷ついたユジュは、DKの誘いに乗りニューヨークへ行くとハンソンに告げる。ハンソンは強くユジュを引き止める。
ハリムのアドバイスにより、ミニョプはウンセからの連絡を無視し続けていた。態度を一変させたミニョプにいらだつウンセだが、ミニョプが気になって仕方ない。ウンチャンはハンギョルとのことをウンセに相談すると、ウンセは女であることを話すよう進言するが、ウンチャンは関係が壊れることを恐れ、話す勇気が出ない。
徐々に体調が回復してきたハンギョルの祖母は、ハンギョルの母と共に店を訪れる。ハンギョルは本気でニューヨークに行くつもりだと二人に話す。
コーヒープリンスの演奏会の日。たくさんのお客さんがやってきて演奏会は盛り上がり、大成功を収める。演奏会に協力してくれたハンソンに、ウンチャンは初めて自分が焙煎した豆をプレゼントする。二人の仲の良さに嫉妬したハンギョルはウンチャンにひどい態度を取り、傷ついたウンチャンはその場を去る。ウンチャンは後を追いかけてきたハンソンに、ハンギョルに対する切ない気持ちを打ち明け、泣いてしまう。ハンソンはウンチャンに、自分の前ではありのままのウンチャンでいると約束してほしいと話し、ウンチャンも受け入れる。
ソンギはヒソンの子供ノウルが通う幼稚園を訪れる。その後幼稚園から戻ったノウルを優しく迎えるヒソン。ソンギは陰からその様子を見ていた。
ウンセはミニョプにメールを送る。「待ってる」という内容に大喜びのミニョプ。そのメールをウンチャンに見せ、喜びのあまりウンチャンに抱きついたミニョプを思わず突き飛ばすハンギョル。ハンギョルはウンチャンを忘れようとしてもなかなか忘れられずにいた。
ある日カップに汚れが残っていたことで客からクレームがつく。ハンソンと電話しながら食器を洗っていたウンチャンを嫉妬心から強く叱るハンギョル。ウンチャンは反省し、閉店後の掃除を一人でやることに。ウンチャンを残し、ホン社長、ソンギ、ハリム、ミニョプが四人で帰る途中、ミニョプが口を滑らせ、とうとうウンチャンが女であることをハリムが知る。ハンギョルの苦しむ姿を見ていたハリムはウンチャン、そして真実を知りながら隠していたメンバーたちに激怒する。その頃ウンチャンへの思いをどうしても断ち切れないハンギョルは店に戻る。ウンチャンにキスをし、覚悟を決めたハンギョルは「お前が好きだ」と告白する。

第9話 愛情の裏返し

義兄弟の契りを結び、ハンギョルの家に泊まったウンチャン。翌日からウンチャンはハンギョルを「あんちゃん」と呼び、急速に親しくなる。コーヒープリンスのメンバーたちはその様子を見守るが、本当はウンチャンが女だということを知らないハリムはみんなの様子をいぶかしがる。
ユジュはウンチャンに会いにやって来る。自分の気持ちはハンギョルに向いているとウンチャンは話す。ユジュとハンソンは話し合うが、自分が思っていたよりハンソンの気持ちがウンチャンに傾いていることを知って傷つくユジュ。ハンソンは二人で旅行へ行こうと提案する。
ウンチャンはソンギとの約束のため、ホン社長の家へ掃除に行く。ソンギ目当てでついてきたウンセはミニョプに対しぞんざいな態度を取り続け、ハリムやソンギの前でけなされたミニョプはとうとうウンセに怒りをぶつける。
旅行に出かけたハンソンとユジュ。一見元通りに戻ったように見える二人だが、やはりわだかまりが残っている。ウンチャンからの連絡を無視するハンソン。しかしユジュのいないところで、ウンチャンからのメールを見て思い悩むハンソンの姿を、ユジュが目撃してしまう。
ある日ソンギは、通りで子供を抱いているヒソンを見つける。子供が乗った幼稚園の送迎バスを手がかりに幼稚園の場所を突き止めるが、そのメモをミニョプが乱暴に奪い取る。自分がウンセを好きなことを知っているのに、ソンギがウンセに対して厳しい態度を取らないことに腹を立てたのだ。怒ったソンギはメモを奪い返し、その場を立ち去る。
ハンギョルの父はハンギョルに本当の母親のことを聞かれ、苦労して数学教師になったこと、交通事故で亡くなったこと、そして自分が母を捨てたと話す。その頃ハンギョルの本当の父親が仕事のため韓国へやってきていた。ハンギョルの父に連絡をしたことで動揺するハンギョルの両親と祖母。
本当の母親の話を父から聞き、やりきれないハンギョルはウンチャンを誘いバッティングセンターへと出かけた後二人で海を見にいく。日の出を見て帰ろうと提案し、浜辺で眠ってしまったウンチャンをそっと抱きしめるハンギョル。ウンチャンに対する自分の気持ちを抑えきれなくなったハンギョルはそばにいることが限界だと感じ、ウンチャンをクビにしてしまう。うまくいっていたはずなのに態度を一変させたハンギョルに戸惑うウンチャンは店を辞めないと言い張るが、ハンギョルが店を休むようになる。ハンギョルに避けられ苦しむウンチャン。だがハンギョルもまた、ウンチャンへの思いを何とか断ち切ろうと苦しみ、もがくのだった。

第8話 義兄弟になった日

祖母のことで落ち込むハンギョルを見て、たまらずキスをしたウンチャン。祖母のためにも結婚相手を見つけると言うハンギョルに、ウンチャンは自分が女であると告白しようか思い悩む。
豆の配達の帰り、二人が入院中の祖母の見舞いに行くと、ハンソンとユジュも後からやってくる。祖母の検査を待つ間、ハンソンとウンチャンは祖母のために買い物へ、病院に残ったハンギョルはユジュに対し、祖母に冷たい態度を取ったことを後悔していると打ち明ける。ハンギョルを慰めるユジュ。その仲むつまじい様子を戻ってきたハンソンとウンチャンが目撃し、ハンギョルの気持ちがまだユジュに向いていることにショックを受けたウンチャンは憤る。
ウンチャンの気持ちを知らないハンギョルは、自分に対してそっけない態度をとるウンチャンに訳を問い詰めると、ウンチャンは社長が好きだと告白する。しかし男同士だからまずい、気持ちを整理するから放っておいてくれと告げる。ハンギョルはウンチャンの告白に動揺する。
芸能オーディションに落ちて沈んでいたウンセは、ミニョプの誘いを冷たく断る。落ち込んだミニョプの為に、ウンセがミニョプを好きになるようハリムが計画を考える。ハリムはソンギとともに変装しウンセに絡むが、泣いているウンセを見たミニョプがたまらず途中で飛び出す。計画は中断されたが、何も知らないウンセは助けてくれたミニョプに泣きつく。
ユジュの元彼DKはニューヨークからやってくる。開店予定のレストランのデザインを任せたいと言われ、戸惑うユジュ。
ソンギは自分が日本人であることをミニョプに告げる。するとミニョプはウンチャンが本当は女だとソンギに話してしまう。ソンギは秘密を守る代わりに家を掃除しろとウンチャンに取引を持ちかけ、ウンチャンはしぶしぶ承諾する。
ハンギョルは祖母を連れ、祖母の好きなカキ氷を食べに行く。同行したウンチャンは祖母の体をやさしく気遣う。
ハンギョルは宣伝のためにコーヒープリンスのメンバーで演奏会を開こうと提案するが、メンバーたちは乗り気になれない。ウンチャンは楽器を教わろうとハンソンの家を訪れるが、突然ハンソンにキスをされる。驚いて飛び出したウンチャンは、やってきたユジュと鉢合わせとなり、ユジュは何が起こったのかを悟る。
祖母の見舞いのために実家を訪ねたハンギョルは、父に呼び止められる。またも説教しようとする父に反発し、「自分を施設から引き取らなきゃよかったんだ」と思わず口にする。母を苦しめたくない気持ちから今まで黙っていたが、ハンギョルは自分が施設にいたことを高校生の時偶然知ったのだ。口にしたことを後悔しているとウンチャンに打ち明けるハンギョル。男同士だとわかっていながらウンチャンと一緒にいたいハンギョルは、ウンチャンに義兄弟になろうと持ちかける。ウンチャンもまた、ハンギョルのそばにいたい一心で義兄弟の契りを結ぶのだった。

第7話 素直になれなくて

ウンチャンを抱きしめ、より意識し始めたハンギョルは、ウンチャンを連れて本屋へと向かう。バリスタになりたいというウンチャンのために、たくさんの本を買い与える。 コーヒープリンスのメンバーに、ハンギョルからおもちゃの人形がプレゼントされた。店のオープン一ヶ月記念だというが、ウンチャンだけはもらえず不満顔。その夜ハンギョル以外のメンバーたちは、ウンチャンの父親の法事のために、ウンチャンの家を訪れて夕食を共にする。「寂しい日はみんなで過ごそう」というハリムの提案だったが、ウンチャンがハリムを「やさしい人だ」と言ったことが気に食わず、ハンギョルは参加しない。しかしハンギョルは、ウンチャンの自宅に一ヶ月記念のおもちゃをたくさん送っていた。喜ぶウンチャンがハンギョルに電話すると、反応は冷たく怒り出す始末。ころころと態度を変えるハンギョルにウンチャンは当惑する。 翌朝ハンギョルと朝食を共にしようとウンチャンはハンギョルの家を訪ねる。ジョギングに出かけていたハンギョルのもとへ向かったウンチャンだが、そこにはハンギョルが呼び寄せたユジュも来て、不機嫌になるウンチャン。ハンギョルは、ウンチャンが生計を立てていたさまざまな仕事のことをユジュに話すが、ウンチャンはそれが気に入らない。貧乏で苦労していることを、他人に話されたくなかったのだ。 ソンギは、行方知れずの元彼女ヒソンの友人から連絡を受ける。ヒソンが友人に、ソンギとの写真を置いていったと言う。ヒソンとその子供の面倒を見る、それが無理ならそばにいるだけでいいと話す一途なソンギ。偶然それを聞いてしまったミニョプはソンギに感動し、親近感を抱く。 店で接客態度を注意されたことをきっかけに、ウンチャンは爆発し、ハンギョルと大ゲンカに。ハリムやミニョプが止めるのも聞かず、店を出て行くウンチャン。ハンソンは傷ついたウンチャンを元気づけようとするが、その一方で、ハンソンがあまりにもウンチャンに心を傾けるため、ユジュはハンソンとの距離を感じ、寂しさを感じるようになっていた。 店を訪れたユジュに、ハンギョルがウンチャンが辞めたいきさつを話すと、ユジュはハンギョルにアドバイスをする。ハンギョルはそのアドバイス通りウンチャンに連絡し、二人は食事を共にする。ハンギョルは、自分がウンチャンの話をしたのは、一生懸命生きているウンチャンをかっこいいと思ったからだと話し、素直に謝る。二人は和解し、ウンチャンは店に戻る。 営業を終え、ウンチャンがハンギョルを食事に誘おうと外で待っていると、ハンギョルが大慌てで車に乗って出て行く。祖母が倒れたと連絡が入ったのだ。その夜、心配したウンチャンはハンギョルの家を訪ね、ハンギョルの祖母が末期の胃がんだと知る。自分勝手に生きてきた自分を悔やむハンギョル。ウンチャンはハンギョルを元気付けようと彼にキスをする。

第6話 気になる存在

ハンソンに連れられて展示会のパーティーに行ったウンチャンだったが、それはユジュの展示会だった。会場でユジュやハンギョルと顔を合わせるが、女性の格好をしているため気付かれない。しかしBさんがユジュであるとわかり、ウンチャンは一人泣いて帰る。家に帰るとハンギョルからの呼び出しが。彼もまたユジュとハンソンの関係にやりきれない思いでいた。ハンギョルが作ったおもちゃの村で遊ぶうちに眠ってしまったウンチャンを見つめ、心惹かれながら頬を触るハンギョル。
早朝にテイクアウトを始めたコーヒープリンス1号店。ウンセがその様子を撮影し、社員旅行の画像と共にインターネットへ流すと、イケメン揃いのコーヒープリンスはたちまち女性客で大にぎわいとなる。
ある日の夕方、ハンソンが店へとやってくる。あのパーティー以来、ウンチャンに避けられていると感じていた。ウンチャンはハンソンへの思いを告白し、身を引くと伝える。一方ウンチャンの母ジヒャンはクさんの誘いで映画へと出かけ、帰りがけクさんはジヒャンに付き合おうと告白するが、その気のないジヒャンはあっさりと断る。
店が繁盛し、忙しい日々に疲れ気味のウンチャンは、ある日店の前で事故を起こしてハンギョルに叱られる。ウンチャンが気になって仕方ないハンギョルだが、男に惹かれているという複雑な気持ちで落ち着かない。ある日、思い切ってユジュに「抱き合いたい」と告げると、ユジュは応え、ハンギョルは女であるユジュが好きだと再確認する。ゲイではない自分にホッとするハンギョルだったが、彼の知らないところで、ガンを患う祖母の病状は悪化していた。
ある朝ハンソンとウンチャンはテリーをつれ、公園で遊ぶ。汗をかいたウンチャンはハンソンの家でシャワーを浴びるが、そこへユジュが突然やってきて、鉢合わせをする三人。とうとうウンチャンはユジュに女であることを話すが、ハンギョルにバラさないと約束したユジュ。安心してウンチャンは家へと帰っていくが、ユジュはハンソンの気持ちがウンチャンに傾いていることに気付き始めていた。
自分に対してころころと態度を変えるハンギョルに、とうとうウンチャンは不満をぶつけるが、ハンギョルは「一度だけ抱き合いたい」と告げ、ウンチャンを抱きしめる。ウンチャンは突然の出来事に驚き戸惑う一方で、ハンギョルへの思いを強めていくのだった。

第5話 親睦旅行に出かけよう

ハンギョルとウンチャンの仲のいい様子を見てハリムは二人の仲を勘繰るが、ウンチャンは否定する。家出をして住むところを探していたハリムは、同じく家を探していたソンギと共に、ウンチャンの口利きでホン社長の家に住ませてもらうことになる。
ハンソンが「ユジュは独身主義だ」と友人に話したのを聞いたユジュは、本当のことではあるが、彼が自分を突き放しているように聞こえ、心にひっかかる。一方ハンソンも、ユジュが自分より仕事を大切にしていることを辛く感じ、二人の関係はぎこちなくなる。しかしハンソンが体調を崩したユジュを見舞ったことをきっかけに、二人は胸中を素直に語り、わだかまりは消える。
売り上げが低迷する店を盛り立てようと、ハンギョルはテイクアウトを始めることにするが乗り気でないメンバーたち。無断欠勤が続くミニョプのことを心配したウンチャンがハンギョルにそのことを尋ねると、クビにしたと言う。事情も聞かずにクビにしたハンギョルに、反発するウンチャン。ミニョプは世話になった先輩のために、その先輩の屋台を一人で営業していたのだ。ウンチャンは屋台を手伝うが、あるときミニョプに女であることがバレてしまい、ウンチャンはミニョプに口止めする。
ある日ウンチャンはハンソンからパーティに誘われるが、自分の格好ではハンソンに恥をかかせると気にし、喜びを抑えて断ろうとする。しかしウンチャンの人柄にひかれているハンソンがなおも強く誘うとウンチャンも承諾し、できるだけ頑張ってかわいくしてくると約束をする。
断水のために数日間営業ができないことをきっかけに社員旅行に行くコーヒープリンスのメンバーたち。だが着いたのはホン社長の友人のりんご農園だった。人手不足の農園を手伝おうとホン社長がウソをついてみんなを連れて行ったのだ。収穫を手伝うメンバーたちだが、ハンギョルが誤って、翌朝取引先に届けるはずの大量の上等なりんごを捨て値で売り払ってしまう。しかしみんなで協力し、配達分のりんごを収穫することができた。他人に冷たいハンギョルも感謝の気持ちを表し、メンバーたちは団結する。
その夜ウンチャンは、ハンギョルが9年間もユジュに片思いをしていることを知り、彼の切ない思いに触れる。帰り際りんごを買ったハンギョルは一般の買値よりも高く支払っていた。苦労して収穫したりんごが余りにも安値で売られることを憂いたハンギョルの行動に、ウンチャンはハンギョルを見直す。
旅行から戻るとハンソンに誘われたパーティが待っていた。ウンチャンは家族に手伝ってもらいおしゃれをしたつもりだったが、メイクは濃く服も似合わない。ハンソンに連れられていった先でメイクと衣装を変えてもらうと見違えるようにきれいになったウンチャン。その姿を見たハンソンは驚き、ウンチャンに心を動かされるのだった。

第4話 コーヒープリンス1号店 オープン

誤って大量に注文してしまった生豆を焙煎して売ることになり、奔走するハンギョルたち。夜になり、店に戻ってきたハンギョルはウンチャンを再び叱るが、ミニョプは自分のミスだったことを告白する。一人泣くウンチャンを慰めるユジュ。決まりが悪いハンギョルも何とかフォローしようとするがウンチャンは受け入れられない。落ち込むウンチャンはハンソンに話を聞いてもらう。家まで送ってもらったウンチャンはやさしいハンソンにときめく。
屋台でワッフルを売っていたソンギが新しくコーヒープリンスのメンバーに加わる。メンバーそろって初の食事会の場で酔ったミニョプが誰彼構わずキスをし、最後にはウンチャンの唇を奪う。
ウンチャンを気に入っているハリムはミニョプに怒るが、ウンチャンを自分のもの扱いしたハリムに対し、ハンギョルは「あいつは俺のものだ」とハリムに言い、ウンチャンへの微妙な気持ちを覗かせる。帰りの車で、ハンギョルがアメリカに行こうと考えてることをウンチャンは知る。
いよいよコーヒープリンス1号店のオープン日。ハンギョルの祖母や母が訪れ、ホン社長から、ハンギョルがトンイン食品の跡取り息子であると聞き、同じく店にやってきたハンソンから、二人が従兄弟だと知らされる。ウンチャンは、ハンギョルには女だとバラさないでほしいとハンソンに頼む。
オープン当初の賑わいがウソのように店には客が来ず暇を持て余すウンチャンたち。ウンチャン、ミニョプ、ハリム、ソンギはバスケをしに出かけ、店を空けてしまう。外出から戻ったハンギョルはそれを知って怒り、ウンチャンとミニョプに、バスケで勝負をしようと持ちかける。あきらめずに戦い抜いたウンチャンを見直したハンギョル。メンバーたちは団結する。
しかし店に戻って待っていたのは不機嫌なホン社長だった。自分の意見に耳を貸さず店を変えていこうとするハンギョルにキレるホン社長。しかしハンギョルはハンギョルで、文句ばかり言うホン社長にしびれを切らし、言い争いになる。
ハンギョルは自分の誕生日の食事会のため実家に戻るが、やはり父とはうまくいかない。夜、店に戻るとウンチャンがコーヒーを入れていた。ウンチャンはおいし入れられるように練習をしていたのだ。ハンギョルはウンチャンにコーヒーの入れ方を教わるが、仕事があるからとウンチャンを帰す。ウンチャンは最後に誕生日の歌をハンギョルに歌ってあげる。
ある朝ハンギョルが店で寝ているのを見つけたウンチャンは、ハンギョルの顔に息を吹きかけ、目覚めたハンギョルはウンチャンと見詰め合うのだった。

第3話 残酷な習慣

寂れた王子コーヒー店の社長として店の経営をするよう祖母から命じられたハンギョルだったが、どうにも気が進まない。ハンギョルはユジュに会いに行くが、そこには彼女とヨリを戻したハンソンがいて、居心地の悪い思いをする。ユジュは父親とうまくいっていないハンギョルに仲直りを勧めるが、ハンギョルは反発し、ユジュの家をあとにする。
一方ウンチャンは道場の館長が夜逃げしたことにショックを受けるが、母親の暖かい言葉に触れ、気を取り直して内職の人形を取りに工場へと向かう。雨の中、人形を持って帰る途中でカップルにぶつかりトラブルになるが、タクシーで通りかかったハンギョルに助けられ、そのままハンギョルの家へと向かう。
ハンギョルの家で、ウンチャンはあるレコードを見つける。それは幼い頃の父親との思い出が詰まった一枚だった。涙を流すウンチャンに、ハンギョルは道場の一件やウンチャンの父親が亡くなったことを知る。ハンギョルも自分がカフェの社長をやるよう祖母に言われたことを話すが、その店はウンチャンもよく知る王子コーヒーだった。店を経営して自分を雇うよう頼むウンチャン。翌日、社長になる決心をしたハンギョルはウンチャンと市場調査に出かける。そこでワッフルの屋台をやっている青年に出会う。店に戻ったハンギョルはホン社長に、ワッフルをサイドメニューに加え、店名を「コーヒープリンス」へ変えようと提案する。そしてウンチャンは男に間違われたまま雇われることになった。
ハンソンは、ユジュが元彼のDKと電話していたことを知り、いい気がしない。ハンソンは友達の話の続きとしてそのことをウンチャンに話し、ウンチャンはハンソンを力づける。そしてハンソンを気にかけるウンチャンはハンソンの電話番号を聞きだす。
ハンギョルの友人ハリムの指揮のもと、ウンチャンに勝負を挑みに来たミニョプも加わり、店の改装が始まる。作業中にハリムはウンチャンにちょっとしたいたずらをするが、ウンチャンはそれを許せず、ハリムに謝らせようとする。そのやり取りの最中にホン社長はコーヒー豆の注文をウンチャンに任せるが、ウンチャンはそれをミニョプに注文させる。しかしミニョプは注文を聞き間違え、大量の豆を注文してしまう。
ユジュは事情も鑑みずに父親との仲直りを勧めたことをハンギョルに謝る。ハンギョルは許す代わりに画家であるユジュに店の壁画を描いてくれるよう頼み、その晩ユジュは店の壁画を描く。
翌日店に大量の豆が届く。ウンチャンはミニョプが注文を間違えたことを話さず謝るが、ハンギョルはウンチャンに対してひどく怒り、泣き出すウンチャンに「遊び気分なら辞めろ」と言い残し、店を出て行ってしまう。

第2話 お見合い破談大作戦

見合いにウンザリしたハンギョルは、ゲイの恋人のフリをするバイトをウンチャンに持ち掛け、お金に困っていたウンチャンは女であることを隠したまま契約を結び、バイト代を前借する。ある晩ウンチャンは買い物帰りに偶然ハンソンに会い、二人は公園で話をする。ハンソンは友人の話として、ユジュへの複雑な思いをウンチャンに話すが、ウンチャンは少しずつハンソンを気にかけるようになる。ハンソンが家に帰ると待っていたユジュに復縁を請われ、ユジュへの気持ちを抑えきれず一夜を共にするが、やはりユジュを許せず突き放す。ハンギョルの計画通りに見合いはぶち壊しとなり、浮かれたハンギョルはウンチャンにキスをする。ファーストキスを奪われたウンチャンは動揺するが、ウンチャンを男だと思い込んでるハンギョルは気にも留めない。二人が店で食事をしていると「コーヒーのにおいがする」と言い出したウンチャン。ハンギョルはそんなはずはないと一蹴するが、店の外では確かに女性がコーヒーを飲んでいたことがわかる。が、その後、水と誤って酒を飲んでしまい、酒に弱いハンギョルはダウンしてしまう。ウンチャンはハンギョルを家まで運ぶがハンギョルの家の鍵が開かず、仕方なくバイト先のテコンドー道場まで運ぶ。翌朝目覚めたハンギョルは、ウンチャンが家族を支えるため懸命に働いていることを知り、ウンチャンにお金を貸して、欲しがっていた時計を置いて帰る。一方ハンソンは、ユジュを突き放したものの思いを断ち切れず、彼女の元を訪れる。苦しみながらも、ハンソンはユジュを受け入れようとしていた。ある日クさんからテコンドー道場の館長が夜逃げしたことを知らされ、慌てて道場に駆けつけるウンチャン。しかしそこは既にもぬけの殻だった。ハンギョルの祖母はホン社長が営む王子コーヒー店を閉めさせようとしたが、店をつぶしたくないホン社長に条件付きで最後のチャンスを与える。それはハンギョルを王子コーヒーのもう一人の社長として受け入れ、三ヶ月で売り上げを三倍にするという条件だった。

第1話 私、女です!

ウンチャンはテコンドーの師範の資格を持ち、アルバイトを掛け持って母と妹を養っている。ある日妹のウンセにしつこく交際を迫るチンピラのミニョプをあきらめさせようと男勝りのウンチャンは彼氏のフリをするが、ミニョプはあきらめない。ハンギョルはアメリカ留学から帰国、留学中のちょっとした誤解からゲイ疑惑が浮上し、いつまでも腰を落ち着けないハンギョルに、祖母と母は結婚するよう迫り、ハンギョルは見合いをすることになる。しかしハンギョルの気持ちは従兄ハンソンの元恋人であり、初恋の人であるユジュに向かっていた。ユジュはハンソンに気持ちを残し、ハンソンもまたユジュを忘れられずにいたが、突然他の男の元へ走ってしまったユジュを許せず冷たく突き放す。ウンチャンはバイク配達のバイト中に、ユジュのバッグがひったくられる場面に遭遇する。ウンチャンが犯人を捕まえるが、それは妹ウンセの歌手スクールの授業料を払うためだというミニョプの仕業で、ウンチャンはわざとミニョプを逃がす。しかし様子を見ていたハンギョルにわざと逃がしたことがばれ、ミニョプの仲間だと思われてしまう。この事件のせいでバイクは壊れ、バイトもクビになったウンチャン。母は親戚に借りたダイヤの指輪をなくし、大家は保証金を上げると言い出し、新しい仕事も見つからず、すっかりお金に困ったウンチャンは、ひったくりを捕まえた謝礼金をハンギョルからもらおうと連絡する。ウンチャンはハンギョルの元へ行って事情を説明するが、ハンギョルはウンチャンを男だと思い込み、ひったくりの共犯と信じて疑わない。ウンチャンは、ハンギョルが親を侮辱する言葉を吐いたことに怒り、謝るよう迫る。その後のハンギョルの見合いにもしつこくつきまとって謝らせようとするが、ハンギョルは無視し続けていた。しかし見合い相手が変わった女性ばかりでいい加減うんざりしたハンギョルは、ウンチャンにゲイの恋人のフリをさせることを思いつく。

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