あらすじ
パク・ケインは、建築界の鬼才として知られる父が設計した伝統家屋“サンゴジェ”に住む家具デザイナー。恋人チャンニョルからのプロポーズを今か今かと待ち望む日々を過ごしている。そんなある日、彼女は若き建築家チョン・チノと偶然出会うが、お互いが最悪の第一印象を抱きながら、その場を離れる…。
芸術院の設計コンペ入選を狙うチノは、主催者が心を奪われたという“サンゴジェ”を詳しく調べることこそ入選の近道だと考え、“サンゴジェ”を訪ねると、なんとそこには最悪な印象のケインが!
友人の借金を肩代わりさせられ、せっぱ詰まっていたケインが下宿人を募集していることを知ったチノは、“サンゴジェ”への興味から、部屋を貸してほしいと申し出るのだった。
男性は入居させないと初めは渋っていたケインであったが、ひょんなことからチノをゲイだと勘違いしたことで、彼を下宿人として迎えることになる。
神経質なチノとずぼらなケインは事あるごとに衝突するが、チノの指導のもとに女磨きに邁進、2人の距離は少しずつ縮まっていく。自分をゲイだと信じ込むケインの姿に後ろめたさを感じていたチノは、ついにカミングアウトしようと決意するが…。