幸せな結婚に憧れる、ちょっぴり太目の30歳のパティシエ(お菓子職人)。パリのコルドン・ブルーで製菓を学んだケーキ作りの腕前は一流だが、妄想癖に加えて独り言を言うクセもあり、かなりドジ。精米店の三女に生まれ、“サム(三)スン(順)”という古くて冴えない名前を嫌っている。
<キム・ソナ プロフィール>
1975年生まれ。ぽっちゃり型のサムスンを演じるために短期間で体重を8kg増量した女優根性の持ち主。ソン・スンホン主演のドラマ「勝負師」(98)や、映画『夢精期(原)』(02)、『イエスタデイ 沈黙の刻印』、『Sダイアリー(原)』(04)、『潜伏勤務(原)』(05)などに出演。コメディエンヌとしての演技力とサムスン同様、飾らない人柄は同性にも大人気。中学と高校を日本で過ごしたので日本語がたん能。6月に「私の名前はキム・サムソン」の放送を記念して来日し、記者会見とトークショーに出席。通訳無しで質問やファンとの交流を行い、熱い歓声を受けた。本作ではMBC演技大賞の大賞、女子最優秀演技賞、ベストカップル賞、人気賞の4冠に輝いた。
高級フレンチレストラン、ボナペティを経営する若社長。ルックス抜群で仕事はできるが、傲慢な面もあるつっけんどんな性格。結婚をせっつく母親のお見合い攻撃から逃れるために、おばさん扱いしていた3歳年上のサムスンに偽装恋人を持ちかける。車の運転を嫌がるのには何か理由があるらしい。
<ヒョンビン プロフィール>
1982年生まれ。2003年にドラマ「ボディーガード」でデビューした後、人気青春ドラマシリーズの「ノンストップ4」や「アイルランド」(04)に出演。2004年の映画デビュー作『まわし蹴り』では神話のキム・ドンワンと共演、テコンドー部の主将役を演じた。その後本作で大ブレイクし、MBC演技大賞の男性最優秀演技賞、ベストカップル賞、百想芸術大賞の人気賞を受賞。初主演映画『百万長者の初恋』(06)でもジノンのイメージを彷彿とさせる性格の悪い財閥3世を演じている。184cmという抜群のスタイルで水泳やバスケットボール、スノーボードなどのスポーツも得意。
ジノンの元彼女。両親とも医者で自らも医学部の学生。3年前、胃がん宣告を受け、何も言わずにジノンの前から姿を消して治療のため渡米。最近、韓国に戻って来た。
<チョン・リョウォン プロフィール>
1981年生まれ。2000年から2003年までアイドルグループ「シャクラ」の一員としてで活躍、脱退後、本格的に女優の道へ進む。吸血鬼の一族が主役の人気ドラマ「アンニョン、フランチェスカ」(05)や、映画『B型の彼氏』に出演。子供のころに移住し、大学までをオーストラリアで過ごしてきたので英語がたん能。ドラマの中でもダニエル・へニー扮するヘンリーと見事な英会話を披露している。そのほかの出演作は「秋の夕立」(05)など。
ヒジンの主治医。2歳でアメリカに渡ったため韓国語は苦手。ハンサムで温厚な性格。胃がん治療が完全に終わる前に帰国してしまったヒジンを心配して韓国にやってくる。
<ダニエル・へニー プロフィール>
1979年生まれ。アメリカに生まれ育ち、イギリス系の父と韓国系の母にルーツをもつ。アメリカでオフ・ブロードウェイの舞台に出演し、その後一流モデルとしてロンドン、パリ、ミラノなどのコレクションで活躍。韓国での活動はCMからで、『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンとオリンパスのデジタルカメラの広告で共演したこともある。優しく見守る眼差しと耳をくすぐる英語の囁きで韓国の女性ファンをとりこにし、「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督に見初められ、“四季シリーズ”の最終章「春のワルツ」(06)に抜擢された。スクリーンでも『誘惑のロビンソン(原)』で主演デビューを飾っている。