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2016.08

映画「君の名は。」インタビュー①

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新海誠監督・瀧役の神木隆之介さん・三葉役の上白石萌音さんにインタビューです。
インタビューしたそのままを文字にしてたっぷりお届けします☆

 

「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」など
「新海ワールド」と称される繊細な表現で
見る者の心を鷲掴みにしてきた新海誠監督の最新作です。

女子高生の三葉と男子高生の瀧は、
会ったこともないはずのお互いの心と体の入れ替わりに遭遇する。
幾度も入れ替わりを経験し、現実を受け止めて徐々に打ち解けていく2人。
ある日、瀧は三葉に会いに行くことを決意するが・・・。

 

 

――監督の今までの作品とはどんなところが違った作品になりましたか?

【新海監督】

一番違うところは、今回は出会う以前の二人の話にしているということだと思います。
夢の中で二人が入れ替わってるって話なんですけど、二人がまだ出会う前なんですよね。
知らない同士じゃないですか。「どう出会うのか」って話なんですよね。
それが今までとの差です。
あともう一つ、今回笑いがたくさんある映画にしたいなあと思ったんですよね。
笑ってしまう、くすっとしてしまう。
僕の作品は、今までもう少ししっとりした部分が多かったんですが、
僕の名前を知らない人が見に来てくれて、
泣いてもほしいし、でも笑ってもほしい。
本当に喜怒哀楽全部使って観てもらえる映画にしたいなあと思ったので、
シリアスだけにならないように、そこはちょっと最初から考えていました。

 

――お二人(神木さんと上白石さん)の演技はいかがでしたか?

【新海監督】
ねえ。素敵でしたよねぇ。
(神木さんと上白石さん)どっち見ていいのかわからないや。笑
本当に素晴らしかったです。
二人とも本当に特別な声を持っている役者さんだなあと思います。
役者さんって、全身顔も使ってのお芝居だと思うんですけど、
二人はお芝居はもちろん、それが声だけでできてしまう。
声に普通の人よりも少し多くの感情が含まれている2人だと思います。
とても良かったですね。

【神木さん・上白石さん】
ありがとうございます・・・!

 

――ということですが、神木さんいかがですか?特別な声。

【神木さん】
いや~嬉しいですよ。
あー、もうね、声ってなかなか変えられないじゃないですか、その、変声機以外で。
僕はもう今後この声質で向き合っていかなくちゃいけないので、
その声をやっぱり褒められるのはすごく嬉しいです。
しかも本当に(監督の)大ファンなので。嬉しいです。

 

――上白石さんはいかがですか?

【上白石さん】
本当にこの声に生まれて良かったなって心から思います。
もう両親に感謝です。本当に。
もう幸せです。

 

 

続く☆

宇野 名都美 @ 2016年8月30日 14:52

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