あらすじ
ある晩、人気アイドルグループ「ヴォイス」の公演中に、リードボーカル、ソ・ユニョンの遺体が楽屋で発見される。警察庁の科学捜査班の初任検視官コ・ダギョン(キム・アジュン)は初めての現場検証に意気込むが、遺体には抵抗した形跡も外傷も見られず、自然死なのか他殺なのか、その死は謎に包まれていた。遺体は死因究明のため国立科学捜査研究院(科捜研)に回され、なかでも有能な法医官ユン・ジフン(パク・シニャン)が解剖を担当することに。だが、死因隠蔽を目論むある権力が動き、検察は解剖の担当を、ジフンとは犬猿の仲であるサンムン大学法医学学科長イ・ミョンハン(チョン・グァンリョル)に任ずる。裏で陰謀が働いていることを察したジフンは、真実を明かすべく遺体を略奪、解剖室に鍵を掛け、偶然来合わせたダギョンを助手に剖検を始めてしまう。科捜研内に緊張が走る中、ジフンは解剖に臨み、気道から青い繊維を摘出。ソの死因は閉塞による鼻口窒息死で他殺と断定する。だが、ソのスタイリストであるイ・スジョンが犯行を自白。犯人の証言とミョンハンの再解剖により死因は青酸カリ中毒と判断され、ジフンは違法解剖と検視結果のねつ造の罪で南部分院に左遷、事件の真実は闇に葬られてしまう。
そして、1年後。ソ・ユニョン事件にいまだ疑問を抱き続けているジフンのもとに、新人法医官としてダギョンが赴任してくる。ソ事件の真相を一緒に追求しようと言うダギョンを突き放すジフンだったが、様々な事件を共に解決していくなかで、彼女の情熱に心動かされていく。一方で、ある取引によりソ・ユニョン事件の死因をねつ造、科捜研の院長の座に就いたミョンハンと、ジフンの対立は激化。そんな中、20年前に起きたある事件と、ジフンの父の死が関係していることがわかる。さらに、ソ・ユニョン事件にまつわる陰謀が再び浮かび上がり、事件の担当検事でジフンの元恋人チョン・ウジン(オム・ジウォン)と刑事チェ・イハン(チョン・ギョウン)も、再捜査に動き出すが…。
果たして、真実は明らかにされるのか?正義は権力を打ち負かすことができるのか?