テレビ愛知がある街「大須」！神社仏閣、歴史ある老舗、電脳ショップ、サブカル系からトレンドファッションのお店までがぎゅっと詰まった「魅力のごった煮」商店街！大須をトコトン楽しむためのサイト♪

更新日: 2003年02月20日

春香堂

【住所】名古屋市中区大須2-15-14
【TEL】052-231-0650
【営業時間】9:00～18:00
【定休日】年始のみ
【開業】1935年

お店の紹介

【場所】本町通沿い
【オススメ】
千年菊方（写真）
あの徳川家康が残したメモを元に、当時のお香を再現した煉香（ねりこう）。春香堂と徳川美術館でしか手に入らない品で、完成までの秘話はとても興味深い。
【雰囲気】
店の前で常にお香をたいているので、その優しい香りに誘われ、つい足を止めてしまう。店内には、静かな和の空間が広がる。

ポイント

材料にもこだわり！オリジナルのお香＆線香。香りのブームで、身近になったお香。「好きな香りであれば、どれも同じ」なんて思っていたが、甘かった...。春香堂には、160種類にものぼるオリジナルのお香がある。大正時代に、漢方薬店として培った独自の知識と技術を生かし作り続けてきた。そこいらのお香とはちょっと違うのだ！もちろん材料にもこだわりがある。"沈香（じんこう）""白檀（びゃくだん）"といった香木は、原産地のベトナムやインドまで足を運んで選りすぐっているという。これを知ったら、買う方だって、こだわりを持って選ばないわけにはいかない。「源氏物語」の世界へいざなう香道。茶道、華道と並んで、日本の三大伝統芸道の一つと言われるのが「香道」だ。教室（＊）を開いていると聞いて、いざ探険へ！「香炉を反時計回りに2回まわしたら、"香りを聞いて息をはく"を3回」、というのが基本のスタイルだそうだ。時には足をくずしても良い。作法があまり厳しくないところが私の性格にピッタリ！なんて思いながら、挑戦したのは「三種香」。3種のお香を聞き分ける遊びだ。何もない畳の部屋に座ると、感覚が研ぎ澄まされて、鼻だけでなく全身にお香が染み渡るんだな～。初体験で、見事当ててしまった！まるで、大好きな「源氏物語」の世界に飛び込んだようで...。ホント、癖になる☆＊ 毎月第2・第4火曜日　昼の部（14：00～17：00）／夜の部（18：00～21：00）

お店の人の話

大須は、独特の空間ですよね。人が集まるという点では栄と同じだけれども、文化は全く違う。大須に来たら、その魅力にとりつかれて出られないような、"島"のような空間にしたいと思っています。実際、この空気を求めて大須にやってくる若者が増えましたよね。うれしいことです。これからも、どんどん話題をつくって、大須商店街を盛り上げていきたいですね。

取材者：宮田祐三子

更新日: 2003年02月20日

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