更新日: 2009年03月26日
河合刃物とぎ店
【住所】名古屋市中区大須3-44-1
【TEL】050-3679-1267
【営業時間】9:00~19:00
【定休日】毎週火曜日、第3水曜日
【開業】2006年9月
お店の紹介
【場所】
東仁王門通から1本東の通り沿い、上前津駅8番出口徒歩2分
【オススメ】
包丁とぎ 500円~/1本
ハサミとぎ 300円~/1本
【予算】
300円~
【予約】
(お急ぎの場合)
午前中に持ち込み→当日夕方までに仕上げ
【雰囲気】
作業場には刃物を砥ぐための台、砥ぎ石、欠けている刃物を砥ぐ際に使用する機械などが置かれています。
1階は「河合自転車病院」。実はこちらの店長さんのお父さんなんです。
ポイント
会社のパントリーにあるいつ買ったかも不明な包丁を4本持っていざ取材へ!
河合さんに"刃を爪の上にのせて横滑りしてしまうと砥ぎが必要!"と教わり、試してみたところ・・・4本全てNG↓↓↓
早速砥いでもらうことに!!
砥ぐ際には基本的に3種類の砥石を使うそうで、最初は目が粗い石、次に最初よりも目の細かい石、そして最後に目の最も細かい石にしていく事によって砥ぐという事です。最後に使用する砥石は天然のものを使用しており、それで砥ぎ終わった後には"かえり"と取るために革砥で仕上げる仕事の細かさ!!
砥いでいただいた会社の包丁は見違えるほど輝きを増し、ものすごく切れるようになりました!
この「大須探検隊」をご覧になっている皆様!お家にあるずっと砥いでいない包丁を河合さんのもとに持って行って甦らせてみては??料理が楽しくなっちゃうかもしれませんよ!!
お店の人の話
42年前に結婚してからずっと大須に住んでいます。
10年前に会社を退職してから木彫りの世界に惚れ、自分で作るようになりました。木を掘るためには彫刻刀が必要!その彫刻刀はしっかり砥がれたものでなければならない!!という訳で自分で砥ぎたいと思い、勉強し彫刻刀を砥ぐようになり、包丁・ハサミ砥ぎの世界に入りました。
ちなみに、お店の看板や家の表札も私が彫って漆を塗りこみ作ったんですよ!!
栄や中川区、東京の方達から"砥ぎ"を教わり一生懸命やっています。基本的には"手"で砥ぐ事をモットーに、刃だけでなくサビ取りもしっかりとして美しく仕上げるようにしています!ただ切れれば良い訳ではないですもんね、刃物自体も美しくないと!!
定年退職してから10年!今では第二のこの仕事に生きがいを感じています。
日曜・祝日以外は毎日お昼から上前津の福祉会館で囲碁を楽しんでいて、そこで月に2回、無料で包丁・ハサミ砥ぎをするボランティアもしています(限定15名様)!興味のある方は一度来てみて下さいね!
この大須には衣服系のお店さんが多いので、注文も多いんですよ。
個人での注文ももちろん受け付けておりますので、是非切れなくなった包丁・ハサミがありましたら持ってきて下さいね!!
取材者:岸本 訓幸
更新日: 2009年03月26日
※店舗情報は更新日の情報です。大須に行く前に確認してネ!