番組審議会
第367回テレビ愛知放送番組審議会
◇開催日時 | 4月22日(水) |
---|---|
◇開催場所 | 新型コロナウイルスの感染防止のため、委員の参集を回避し、代替措置として、委員からの書面提出により審議した。 |
◇出 席 者 | 坪内委員長ら8委員と当社関係者 |
◇議 事 | 当社から、2020年3月と2019年度通期の平均視聴率、放送番組の種別関連、2020年3月の視聴者センター対応などについて資料を配布して報告に代えた。その後、事前視聴したテレビ愛知制作特別番組『KAIJU殿下 伝説の原型師、再進撃ス』[3月20日(金・祝)朝6時5分から7時放送]について、合評した。主な意見は次のとおり。 |
- なぜ今再びゴジラを制作しようと決意したのか、動機がうまく伝わっていない。制作意図がうまく伝わったかどうか検証する必要がある。
- 人物の語りは、重みがあったが、番組の制作意図としては何を主張したいのか、疑問が湧いてきた。
- 結果的にゴジラは完成しなかったが、丁寧に取材を進めた姿勢は、評価できると思う。
- 特撮ならではのタイトルとその書体、活弁士の起用は、題材との親和性が高く、視聴者の気分を盛り上げる良好な演出になった。
- 原型師という職業はまさしく芸術家なのだと感じた。また、造型教室の講師ぶりからは、造形物を作る喜びを伝える伝道師だ、と感じた。
- 全体の構成が個人のインタビューが中心で、しかも映像も距離・画角など非常にうまく考え構成していると思った。
- 制作部屋と、関係者のコメントで構成されていたが、後半の造形教室で、地域と触れあう違う一面を見ることができ、変化があり好印象。
- タイトルの『KAIJU殿下』は、視聴後になるほどと思った。本人の語り口、アップの映像などが強烈に、KAIJU殿下を描き出していた。