番組審議会
第387回テレビ愛知放送番組審議会
◇開催日時 | 4月20日(水) 午後3時~4時20分 |
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◇開催場所 | テレビ愛知本社 5階会議室 |
◇出 席 者 | 坪内委員長ら8委員と当社関係者 |
◇議 事 | 当社から、2022年3月の平均視聴率と視聴者センター対応などについて報告した。その後、事前視聴したテレビ愛知制作番組『命をつなぐ養蜂家 ハニーさんの10年 ~ミツバチを絶滅の危機から救え~』[2022年3月26日(土)深夜0時55分から1時50分放送]について、合評した。主な意見は次のとおり。 |
- ハニーさんとミツバチを軸に多方面から生態系の危機という現状を知ることができた。
- ハニーさんのイベント参加者や一緒に活動をする多くの方は女性だった。主婦の心をとらえて、活動の輪を広げていくというのは効果的なアプローチだと感じた。
- ミツバチ絶滅の要因とされる農薬に係る追究が少し弱い。農家が農薬を使うから良くないと伝わるのは良くないとも感じた。食料や環境に全国民が賛同できる運動を取り上げる番組は貴重であり、継続して報道していってほしい。
- 生態系の中のミツバチの重要性をハニーさんの言葉だけでなく客観的に番組側が補って、定量的かつ具体的な説得力を持たせられると良かった。
- 社会に対するメッセージが強かった。「人間が世界を凌駕したような勘違いをしている」「太陽の力はすばらしい」など、良い言葉がいろいろな人から発せられた。
- ミツバチが減っていたとしても、それが、薬品が原因であるというエビデンスは構築されていたのかということを、もう少し示した方が良かった。
- ハニーさんは農薬を天敵のように言わなかった。柔らかい形で自覚を促すような番組だった。
- ハニーさんの自然を愛して守っていきたいという生き方がこの番組のテーマであり、強い共感を得た。