番組審議会
第401回テレビ愛知放送番組審議会
◇開催日時 | 9月13日(水)午後3時~4時20分 |
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◇開催場所 | テレビ愛知本社 5階特別会議室 |
◇出 席 者 | 深田委員長ら8委員と当社関係者 |
◇議 事 | テレビ愛知が準拠する民放連放送基準が変更されることを説明、委員に諮問をした。また、当社から、2023年7月、8月の視聴率と視聴者センター対応などについて報告した。その後、事前視聴したテレビ愛知制作特別番組『目指せ天下一 岡崎てっぺんリサーチ』[2023年8月5日(土)午後6時30分から6時59分放送]及び『岡崎城大花火 生中継2023』[2023年8月5日(土)午後6時59分から8時54分放送]について、合評した。主な意見は次のとおり。 |
- 日中の「岡崎てっぺんリサーチ」から良い流れで、夕方の箱舟からの花火観賞という風情ある場面に繋げられていた。花火中継については、実際に見に行けない人、弱者に置かれている人にエールを送る番組でもあった。熱中症対策で外出を避けている人も多かった中、そういった人にも夏の風物詩を存分に伝えきれた。
- 花火前の「てっぺんリサーチ」では岡崎城に入らなかったのが不思議だった。花火中継は、現地に行けなかった人にも、また、会場に行った方にはもう一度ロキポで見て楽しんでいただくことで来年への期待につながるのではないか。リアルと放送両方の良さを来年につなげていただきたい。
- 「てっぺんリサーチ」は花火前の番組としては程よかったが、少し物足りなさがあった。花火は、夕暮れから徐々に暗くなる間の空の明るさ、景色が変わっていくところも一緒に楽しむことができた。煙の流れ、風の向きを想像するのが難しかったと思う。所々、花火の音と出演者の音声がかぶってしまい、どちらかに絞っても良いかもしれないと感じた場面もあった。
- 花火の生中継は、今年に企画をしたのがタイムリーだと思った。大河とのコラボ、有料席を設ける等で大混雑はなかったが多くの現地へ行けなかった人がテレビで見られたこと、ドローンの技術でここまで映せたことが良かった。
- 「てっぺんリサーチ」はもう少し骨太なところがあってもよかったが、花火の前の一呼吸と考えれば、このゆるい時間もあって良いと思った。花火大会の中継について、生放送だとトラブルや空白の時間が生まれがちだが、まるで収録編集したかのような素晴らしい番組に仕上がっていた。短時間でドローンの映像を編集して披露したのは特に秀逸だった。
- 終了時刻に合わせて編集された映像が放送されたが、実際に花火を観賞していた岡崎市民には違和感があったようだ。
- 「てっぺんリサーチ」について、花火の前の紹介番組ということであれば、岡崎の花火の歴史、作り方、種類等、放送の見方等に特化しても面白かったのではないか。花火中継に関しては、現地で感じられることがテレビ中継でどこまで再現できるのかと思っていたが、相当程度できていた。圧巻だったのはドローンの映像。花火の生中継は単調になりがちな気がしたが、船からの中継、プロジェクションマッピング、ドローン等を駆使し、見せ方を工夫することで素晴らしい番組になっていた。
- 大雨、夕立、中止などのリスクを取っての中継だったと思う。歴史的な背景、花火の生産、あるいは番組制作に伴う苦労話なども取り入れればより一層おもしろくなるのではないか。