番組審議会
第412回テレビ愛知放送番組審議会
◇開催日時 | 10月9日(水) 午後3時~3時55分 |
---|---|
◇開催場所 | テレビ愛知本社 5階特別会議室 |
◇出 席 者 | 新田委員長ら7委員と当社関係者 |
◇議 事 | 当社から、社業、視聴率、番組種別、視聴者センター対応について報告した。その後、事前視聴したテレビ愛知制作特別番組『藤井七冠王座の行方』[2024年8月31日(土)午後2時30分から3時放送]について、合評した。主な意見は次のとおり。 |
- 藤井七冠の「チェスクロック方式の時間の使い方に課題がある」という言葉を捉えて「チェスクロック方式」に着目するという切り口が、自分のような将棋に無知な視聴者も取り込んでしまって素晴らしい。
- 食事やおやつ等に触れず、敢えて将棋の解説を丁寧に取り上げていた点に好感を持った。
- 将棋には縁がなく、ルールを知らず興味もないので見るのが辛かった。藤井七冠のファンのために作られたのか、将棋が好きな方に対して作られたのか、裾野を広げるために作られたのか、マニアックな目線で作られているように感じた。
- 将棋については駒の動かし方を知る程度の拙い知識しかないが、かなり見応えがあり好奇心を満たす番組だった。
- 将棋の初心者にも藤井七冠がいかにすごい偉業を成し遂げているか、そして藤井七冠にも課題があることが良く伝わる番組だった。冒頭で将棋AIが人間に勝るという話があった。ぜひ優秀な棋士にコンピューターが予期しない戦法を考えていただき人間の想像力の方が素晴らしいのだと証明していただきたいと思った。
- 将棋の戦いには先を読む力に加え、高い集中力が求められると痛感した。番組からは藤井七冠の熟考する姿がひしひしと伝わってきた。
- 番組の内容自体が将棋の内容の解説ではなかったという点は、将棋ファン以外にはとっつきやすかったのではないか。逆に将棋ファンには物足りなかったのではとも思う。