番組審議会
第422回テレビ愛知放送番組審議会
◇開催日時 | 10月8日(水) 午後3時~4時25分 |
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◇開催場所 | テレビ愛知本社 5階特別会議室 |
◇出 席 者 | 新田委員長ら7委員と当社関係者 |
◇議 事 | 当社から、社業、視聴率、番組種別、視聴者センター対応について報告した。また前回報告した「ディープ・ローカル旅 発酵する台湾」で不適切な表現が発生したことについて、再発防止策を報告した。その後、事前視聴したテレビ愛知制作開局記念特別番組『千原ジュニアの愛知あたりまえワールド☆大須で生放送!!商店街に隠れた大物有名人を探せSP』[2025年9月13日(土)昼12時30分から午後2時放送]について、合評した。主な意見は次のとおり。 |
- 地元のテレビ局として地元商店街の活性化に一役買うという狙い通りになっていた。生放送での練り歩きは準備が大変だったと思うが、臨場感があってよかったし時間配分やリスクヘッジもよく練られていた。山田ルイ53世さんが杖をついていたが無理をしていないのか気になった。
- 残り時間のカウントダウンは緊張感を生み、視聴者を参加させているようだった。千原ジュニアさんは時間がないのに食事を完食するなど、誠実で好感の持てる人柄が伝わってきた。
- 生放送の現場の活気と、局内とのギャップが面白かった。大須商店街の歴史や現在の多様な文化を考えると、テレビ愛知本社は絶好のロケーションにあると感じた。来年は現地で熱気を体感したい。
- 多彩な出演者と、モノマネ芸人扮するまさかの人物が登場する仕掛けがエンターテインメント性を高めていた。人込みや雨の中での生中継は大変だったと思うが、町の熱気と番組の臨場感が融合していた点が良かった。
- イベントとの連動が立体的で、突然の雨にも臨機応変に対応していた。モノマネ芸人のフリップの裏に貼られたカンペが見えていた点が残念だった。食レポは難しいが、アナウンサーが頑張っていた。
- 90分が短く感じた。大須の魅力がよく出ていたが、飲食店に偏っていた印象がある。番組の最後、大物有名人の「隠れた」感があまりなかったことや、ステージに戻ってゴールする演出がなかったことは残念だった。また出演者が飲酒する場面は少し気になった。
- 縁日の楽しい雰囲気で、生放送らしい手作り感があった。山田ルイ53世さんが番組進行やスタッフ、一般人を気遣うところ、また番組全体としても、出演者が一緒に歩いたり、握手をしたりと地元の一般の方へ配慮している点が好印象だった。
『ディープ・ローカル旅 発酵する台湾』不適切表現の再発防止策に対する意見
- 制作、仕上がり、そして放送前のチェックは、それぞれの時点で誰がチェックをするかというのは決めているのか。
- CMよりも番組の方が考査すべき対象としては重要なのではないかと感じる。
- 広く番組考査をしていこうとすると、体制そのものを議論しなくてはいけないのではないか。
意見に対して会社側は以下のように報告した。
- まずはプロデューサー、そして上司である所属長が責任をもって見る。編成担当と、番組によっては考査部に回して確認をする。
- 番組考査をどう位置付けるかは、腰を据えて考えていかなくてはいけない課題である。