番組表

放送について

番組審議会

第425回テレビ愛知放送番組審議会

◇開催日時 2月19日(木) 午後3時~4時05分
◇開催場所 テレビ愛知本社 5階特別会議室
◇出 席 者 新田委員長ら8委員と当社関係者
◇議  事 当社から、社業、視聴率、視聴者センター対応について報告した。その後、事前視聴したテレビ愛知制作特別番組『激撮!自衛隊密着24時』[2025年11月22日(土)午後7時58分から8時54分放送]について、合評した。主な意見は次のとおり。
  • タイトルが「警察密着24時」を想起させ、過去の苦い経験を連想させる。内容は違うが、類似したタイトルで良かったのか。戦車、潜水艦、ヘリ訓練など、普段見ることのできない自衛隊のリアルな任務の姿がよく伝わった。女性隊員の活躍を描くなら、過去に報道された性的被害事案などについて組織としての苦労、女性比率などのデータにも少し触れるべきではなかったか。専門用語(「ロメオ」「インディア」)等、もう少し解説が欲しかった。
  • 隊員が特別な存在ではなく、私たちと同じ生活を持つ「個人」として描かれており、番組への共感を高めた。衝撃映像で関心を惹きつつも、なぜその訓練が必要なのかという「考える余白」があり、単なる刺激の連続になっていない点が番組の品位を保っていた。「女性なのにすごい」という強調ではなく、一人の隊員として淡々と役割を果たす姿を描くことで、多様性を日常として示していた。
  • 現場の緊張感や技術に圧倒され、自衛官が誇りと使命感を持って任務に当たっている姿に感銘を受けた。航空自衛隊のロードマスターが接遇から貨物管理まで担うなど、想像以上の業務範囲には驚いた。離島の救難任務の重要性を実感するとともに、過去のハラスメント報道等を踏まえ、現在の環境改善がどう進んでいるのか知りたいと思った。
  • 自衛隊が気候変動による災害対応など、社会のレジリエンスを支える重要なインフラであることを可視化した点は価値がある。「かっこよさ」や「初公開」の強調が、若年層へのリクルート目的のように映る側面がある。なぜこのタイミングで取材許可が出たのか、制作の背景や意図をより明確にすべき。現場の迫力を伝えるだけでなく、自衛隊の役割を社会の中でどう理解するかという問いかけがあると公共的議論を促す番組に発展すると考える。
  • 日本の防衛力について「本気になればやれるノウハウがある」という希望を感じる人もいたと思う。陸海空すべてを網羅しており、特に知力も求められる潜水艦の任務などを通じて、自衛隊に対する理解が深まった。非常に秘匿性の高い現場にカメラを入れたテレビ愛知の取材力と、編成上の苦労を評価する。
  • 医療現場とも共通する訓練の繰り返しの重要性を感じた。潜水艦は男の職場という自身の固定観念を覆され、男女共同参画の進展に驚いた。閉塞空間で互いを理解し、誰かの代わりを務める姿勢は究極のBCPであると感銘を受けた。医師の同乗の有無や医務室の状況についても知りたかった。防衛だけでなく、人命救助の側面が示されたことで、自衛隊を肯定的に捉える人が増えるのではないかと感じた。
  • 戦車(MCV)の命中精度や、時速100キロでの走行など、真剣かつ勇ましい姿に圧倒された。自衛隊のなり手不足という現状において、女性隊員をクローズアップした意図について知りたい。全国で取材された内容であるため、ローカル放送に留まらず全国放送の有無や配信での反響についても知りたい。
  • 実弾射撃で「当たらないシーン」まで撮影できたのは非常に貴重。計器類や照準システムの解説がもう少しあればさらによかった。新千歳空港の管制を自衛隊が担っていることなど、知らなかった事実が多く勉強になった。岡山、千歳、呉、那覇など広範囲での取材は苦労したと思うが、地元の愛知県(小牧、守山、豊川など)の素材も含まれていればなお良かった。若い隊員たちがなぜ自衛官を目指し、何を思い継続しているのかという内面にも興味を持った。

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