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FEAUTURE特 集

小さな驚きカンパニー

"救助用"で人気の理由とは!?

17.07.13

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木曜企画「小さな驚きカンパニー」です。

今回は、救助用として
生産が追いつかないほどの
人気商品を作った会社をご紹介します。

釣りなどに使える、
一見、何の変哲もないこのボート。

実は・・・。

なんと、2つに分かれるのだ!

分割するボートを開発しているのは
大府市の「オーパ・クラフト」
社長の福庭正宏(ふくにわまさひろ)さんだ。

オーパ・クラフトは、従業員4人の小さな会社。

手作業で、FRP製のボートを作っている。

FRPとは"繊維強化プラスチック"のこと。

ガラス繊維に1枚1枚樹脂を塗り、
型に貼り付けていく。

乾いたあと、型を外せばパーツの完成だ。

丈夫で安全性を重視した一方、
利便性にもこだわってきた。

岡田アナが、
2つに分かれたボートを組み立てることに。

「ぜひ、やってみてください」
(オーパ・クラフト 福庭正宏社長)

「わかりました」
(岡田アナ)

まずは、
ボートの前後のパーツをつなぎ合わせる。

次に、空いた隙間に
"くさび"と呼ばれる板を差し込むだけ。

所要時間はわずか1分。

「じゃあちょっと振ってみます」
(オーパ・クラフト 福庭正宏社長)

手荒に扱っても、ボートはびくともしない。

ヒミツはこのつなぎ目、
カギ型に折り曲げられている。

実は、ボートの前後のパーツとも、
つなぎ目がカギ型になっており、
組み立てるときは、
このカギ型の部分をかみ合わせる。

さらに、
隙間の部分に"くさび"と
呼ばれる板をはめ込むことで、
しっかり固定されるのだ。

「どうして分割式のボートを作ったのですか?」
(岡田アナ)

「2つに割ることでコンパクトになる。
駐車場の隅とかに立てかけられ、日本に合う」
(オーパ・クラフト 福庭正宏社長)

また、車で簡単に運ぶこともできる。
分割すれば、縦横約1.5メートル!
軽トラックの荷台なら最大4艇を積み込めるという。

「水辺にやってきました。
実際にボートを浮かべてみます」
(岡田アナ)

ボートの両側に特製の浮きを付けると
水上での安定感が飛躍的に高まるという。

どのくらい安定しているのか、試してみた。

「大人3人がかりでやってみます。お願いします」
(岡田アナ)

「結構体重かけてます」
(岡田アナ)

揺らしてみたらどうか。

「きゃー」
(岡田アナ)

「これだけ揺らしても大丈夫なんですね
ちょっと酔いそう...」
(岡田アナ)

コンパクトで安全ボートは、
全国の自治体からも注目されている。

大府市のこちらの小学校があるエリアは
2000年の東海豪雨で水没した。

「あー、ありますね。こちら」
(岡田アナ)

緊急物資の保管庫に、
オーパ・クラフトのボートが。

「コンパクトに収納できるというのと、
機動性が優れているので運ぶのも簡単、
水没したところへ車ですぐに運べる」
(大府市危機管理課 相木直人課長)

レジャー向けに開発されたオーパ・クラフトのボート、
今、災害救助の現場で役立てられている。

ご紹介したボートの価格は、一艇約45万円。
今や救助用が主流で、
海外からも引き合いがあるということです。