FEAUTURE特 集
ザ・追跡!
目指せ!フィギュアの星
17.10.26
フィギュアスケートの
浅田真央さんが2017年
引退しましたが、
フィギュア王国といわれる
愛知では次世代の選手たちが
次々と力をつけてきています。
将来のスター選手を夢見る
12歳の女子中学生に
密着しました。
早朝、午前4時半。
「まだ眠い?」
(河辺美那子さん)
「うん・・・・」
(河辺愛菜選手)
河辺愛菜さん。
12歳の中学一年生。
日も明けきらない早朝から
向かったのは・・・
「愛菜ついたよー」
(河辺美那子さん)
「う~ん・・・・。」
(河辺愛菜さん)
到着したのはスケートリンク。
フィギュアスケートの練習だ。
河辺選手は、滑らな身のこなしを
生かした表現力や、
エッジの使い方など、
高いスケーティング技術が
評価されている有望選手。
2017年は2度の国際大会で優勝している。
「オリンピックも出たいし、
メダルもとりたいです。」
(河辺愛菜選手)
スケートをはじめたのは、5歳の時。
浅田真央さんにあこがれてはじめたという。
毎日の練習を支えるのは、母親の美那子さん。
今は、11歳から13歳の選手が
出場する全日本ノービス選手権で
4位以内に入賞するのが目標だ。
入賞すればもう一つ上のランクの
全日本ジュニア選手権に挑戦できる。
今はジャンプの練習に力を入れている。
練習の様子を見守る美耶子さん。
タブレット端末で
撮った動画を持ち帰り
自宅で復習。
動画を見ながら、
フォームを細かくチェックする。
軸をしっかり作ることが今の課題だ。
「できた?早いね今日。」
(河辺美那子さん)
「いつもと一緒ですぅー・・・」
(河辺愛菜選手)
大会まであと10日。
ところがなぜか練習に身が入らない。
「河辺ー!!
こんなスケーティングしてたら
あなた問題外だからね。
帰りなさい!」
(コーチ)
「疲れたり、眠かったり
というのもあると思います。
目標を達成するためには、
何をしたらいいかとか、
もうちょっと自分で考えながら
やってくれるといいのにな・・・」
(河辺美那子さん)
「うるさいなーと思ってるんでしょ?」
(河辺美那子さん)
「うん。毎回同じことで怒られるんだもん」
(河辺愛菜さん)
「毎回同じことができてないんだもん!!」
(河辺美那子さん)
しかし本音は・・・
「飛べないと、自分に腹が
立ってきてそれで態度が
悪いみたいに言われてしまう」
(河辺愛菜選手)
大会一週間前。
この日は、所属するクラブのイベントに参加した。
先輩選手と一緒に、今できる
精一杯の演技を観客に披露した。
「(イベントは)本番ににていて、
すごくいい練習にはなったと思うので、
全日本ノービスでも、練習をがんばって、
今日みたいに楽しく終われたらいいなと思います。」
(河辺愛菜選手)
それ以降は練習の調子も上がり、
ジャンプの成功率も高まってきた。
「だんだん試合モードになってきました。
うふふふ。」
(コーチ)
いよいよ大会当日。
3番河辺愛菜さん
演技スタート
まずは3回転のコンビネーションジャンプ。
(ジャンプ2回)
成功!
ところが・・・
(ジャンプ失敗が続く)
後半は持ち直して、ジャンプも成功。
最後は得意なスケーティングで締めくくった。
河辺さんの得点、89.02
結果は5位。
惜しくも目標に届かず・・・くやしそう。
試合の後の反省会。
すでに新たな目標を見据えている。
「(今回の大会を)反省する
きっかけにしてもらえば
いかなと思います。」
(河辺美那子さん)
「次は、まず全中(全国中学校スケート大会)
があるので、全中で上位になれるように。
笑顔で終わりたいです。」
河辺選手の、次の大きな目標となる
全国中学校スケート競技会は
2018年2月に長野で行われます。
いい結果が出ることを期待したいですね。