FEAUTURE特 集
旬撮
桜ネックレス
18.04.06
稲沢市には
「桜ネックレス」と
名付けられた
ちょっとユニークな
名所があります。
一体、どんな
"ネックレス"
なんでしょうか。
稲沢市平和町の
平和支所周辺に続く桜並木。
支所の南側を流れる日光川に
東側の須ヶ谷川。
広い区域を囲うように
約1400本の桜の木が
植わっている。
地元の人はこれを
「桜ネックレス」と呼ぶが...。
花見に来た人に聞くと...。
"Q:"桜ネックレス"って知ってますか?
「それが目当てで
きょう来ました。
(どんなものか)わからないです。」
(花見客)
「すぐ近くの家なんです。
(桜ネックレス)聞いたことないですよね。
桜でできた・・・こう
何かこう花びらでできた。」
(花見客)
「名前だけは
聞いたことあります。
何かちょっとつながっているのかなぁ。
垂れているようなイメージ。」
(花見客)
この桜ネックレスが完成したのは、
今から20年前の1998年だ。
当時、稲沢市に合併する前の
平和町役場に勤めていた
橋本正人さん。
この町づくり事業に
携わってきた一人だ。
事業では、
桜の木を輪のように結ぶ案が採用され、
「桜ネックレス」になったそうだ。
「(約20年前)
桜の植栽が完成しまして、
私ども職員だったので、
すべてどういう状況か
ということを
一通り回って歩いた。
当然、ネックレスの
形状をした確認だけは、
その時にしています。」
(平和町役場に勤めていた
橋本正人さん)
ところで・・・
Q:上空から見たことは?
「ない!!本当は、
上空から見たいですね。
はい、この(満開の)時期に。」
(平和町役場に勤めていた
橋本正人さん)
橋本さんはもちろん、
桜守りのボランティア仲間も
空からは「桜ネックレス」を
見たことがないという。
実は、
誰も見たことがないのでは?
そこで、
取材班が用意したのが、
小型無人機のドローン。
カメラを搭載して飛ぶことに。
「上空から撮ってくださるんですね。
一度見たいです。
おーっ!いったいった!」
(平和町役場に勤めていた
橋本正人さん)
果たして
20年経った今も
"ネックレス"の
形状を保っているのか?
その姿が少しずつみえてくると、
橋本さんは・・・。
「これですね。
これこれ。
素晴らしい!
初めて見た!」
(平和町役場に勤めていた
橋本正人さん)
橋本さん、
興奮を隠しきれないようだ。
これが
「桜ネックレス」
の全体像だ。
総延長2.8キロにわたって
桜並木がネックレス状に
なっているのがわかる。
20年経った今、
その姿を改めて確認できたのだ。
「この20年経って、
やっと桜づつみらしく
輝きをもっていたように思います。
ネックレスの形を上から
確認することができました。」
(平和町役場に勤めていた
橋本正人さん)
これからは、
八重桜も楽しめるという
"桜ネックレス"
5月上旬まで楽しめるそうだ。