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FEAUTURE特 集

ザ特集

女子大生とコラボ! "大人用"ランドセル開発に密着

18.04.18

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次は「ザ・特集」です。

少子化の影響で、
販売数が減る一方のランドセル。
そこで、名古屋の老舗かばんメーカーが
力を入れるのが大人向けのランドセルです。

今回、地元の「女子大生」と取り組んだ
新商品開発の舞台裏を密着取材しました。

味噌煮込みうどんに三州瓦。
そしてこちらは、ランドセル。
2017年4月、愛知県立大学で、
あるプロジェクトが始まりました。

学生ならではのアイデアで、地元企業の海外進出などを
サポートしようという取り組みです。

「丈夫で安心で安全なランドセルは
 世界に誇れるかばんだと思います」
と話すのは村瀬鞄行の林州代社長。

創業60年。
職人が手作りで仕上げるランドセルはとにかく丈夫。
品質には絶対の自信がありますが、
少子化で販売は減少。

新たな販路を探っていました。

「アジアは意外と教育熱心な国が多い
 子どもにお金をかける」
(村瀬鞄行 林州代社長)

助っ人として手を挙げたのは、外国語学部の5人。
留学経験もあります。
メンバーからは、こんな意見も...

「ロシアの学校かばんも
 ソ連時代のものはすごくしっかりしていて
 それに一番近いのが"日本のランドセル"だ」
(愛知県立大学4年 宮嶋いづみさん)

学生たちの意見に林社長は...

「若い人は非常に柔軟だし
 私たちだとランドセル1個しか考えていないが
 もっと違う人が持てるかもしれないとか
 語学も堪能」
(村瀬鞄行 林州代社長)

一方、学生たちは、外国語で日本のランドセルをPRする
記事をつくることにしました。

「地元にこんなに素晴らしい伝統のある
 産業や技術があることをもっと多くの人に伝えたい」
(愛知県立大学4年 宮嶋いづみさん)

その2週間後、学生たちが村瀬鞄行を訪れました。

「失礼しますー」

ものづくりの現場を見るのは初めてです。

「200パーツでできている
 1個でもないとできない」
(村瀬鞄行 林州代社長)

そしていよいよ工房に。
ひとつひとつ手縫いで仕上げるのは、
訳がありました。

「子供が6年間毎日使うという特殊な環境のために作られた
 かばんなのでとにかく丈夫」
(職人)

ランドセルには、使う人のことを考えた、
ものづくりの知恵と技術が詰まっていました。

良い記事が書けそうです。

「職人の手仕事だったり、思った以上に
 細部まで考え込まれて作られているのが
 とても印象的でした」
(愛知県立大学4年 宮嶋いづみさん)

そして完成した記事がこちら。

大容量で丈夫な設計。
ランドセルの特徴を丁寧に説明しました。

「ありがとうございますー」

2017年12月。
村瀬鞄行と宮嶋さんたちとの
新しい取り組みが始まっていました。

会社が進めていた大人用ランドセルの開発に
加わることになったのです。

「今、企業とビジネスバックの企画をしていて
 いくつか質問してもいいですか?」
(学生)

Q.「かばんはどういう基準で選ばれましたか?」
 (学生)

A.「A4の書類が入ること」
 (サラリーマン)

はたして学生たちが考える、
"大人用のランドセル"とは...

「ここはしまえる、ここにチャックが付いてる」
(学生)

「"これは思い付かなかった!"と
 いう風に(企業側から)言われたい」
(愛知県立大学四年 成田彩夏さん)

宮嶋さんたちが考えたのは、
「自分のお父さんに使ってもらいたいデザイン」。
ところが、このアイデアが、
村瀬鞄行の職人たちを悩ませることになりました。

メーカーを悩ませたアイデアとは?
続きは、19日に放送します。

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