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FEAUTURE特 集

ザ特集

目指せ!新しい"大人用ランドセル"

18.04.19

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18日に続いて老舗かばん店の
ある「挑戦」をお伝えします。
女子大生と開発することになったのは
「大人用のランドセル」
しかし、学生からの
斬新なアイデアに、
困惑してしまいます。
一体どんなアイデア
だったのでしょうか...

地元のものづくり企業と
愛知県立大学の学生との
共同プロジェクト。
中村区のランドセルメーカー、
村瀬鞄行の悩みは、
少子化にともなう
販売の減少でした。
新たな販路を開拓しようと
企画したのが
"大人用のランドセル"
その商品開発に、
学生たちも加わることになりました。
ところがそのアイデアは、
ランドセルメーカーには
受け入れがたい、
ある問題がありました。

この日打ち合わせに参加したのは、
林社長と、開発担当の野口さん。

「かばんを横にしても使えるように、という
 ご提案をもらったんですが」
(村瀬鞄行 野口勝司さん)

「(横にして)手で持つと、
(肩ベルトが)地面に
 ついてしまうので
 それをなんとか
 解決出来ないかと思って...」
         (大学生)

肩ベルトを鞄の中に
収納できないか?
というのです。

しかしランドセルは
肩ベルトの付け根が
アーチを描くことで、
背中にぴったりフィットし、
肩への負担を軽くする
仕組みになっています。
肩ベルトの立ち上がりは
絶対になくせません。

学生たちからの難題に、
野口さんの出した答えは?

2か月後、
ようやく試作品が完成しました。

完成したのがこちら。
肩ベルトのアーチも健在です。
これをどうやって
しまうのでしょうか?

野口さん、大胆にも
ランドセルの"かぶせ"に
穴をあけてしまいました。
アーチを保ったまま
収納できます。お見事!

老舗のプライドを保ちつつ、
学生たちのアイデアも
受け入れたランドセル。
学生たちも満足です。

「本当にかっこよくて、
 プロの手にかかると
 すごいなと思った」
     (大学生)

「大学生は素人だが、
 それを職人魂で
 形にしてやるぞと。」
(村瀬鞄行 野口勝司さん)

「私たちでは
 このかばんのアイデアは
 出てこなかったと思う
(学生たちの)自然体が
 ものづくりに役立ちました」
(村瀬鞄行 林州代社長)


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