FEAUTURE特 集
金スぺ
スポーツクライミング女子高校生
18.04.20
この地方には
2年後の東京オリンピックなど
世界の大舞台を目指す
有望な人たちが大勢います。
そんな人たちの「魅力」を
伝えていきます。
倉菜々子さん。
安城学園高校の3年生です。
スポーツクライミングで
世界を目指す彼女にエール!
東京オリンピック
正式競技となった
スポーツクライミングは、
登りきった壁の数を競う
「ボルダリング」
登った高さを競う
「リード」
登る速さを競う
「スピード」の
3種目を合計した
スコアで争います。
刈谷市にあるクライミングジム。
ここで倉さんが
練習しているというので
訪ねてみました。
身長159センチと
クライマーとしては
小柄な倉さんですが、
身軽な体型をいかして
2015年に国体で優勝。
その後、ワールドカップ
出場なども果たした
国内トップレベルの選手です。
「こんなところを
登っていくんですか」
(岡田アナ)
「スタートがここなので
足で踏んだり。
125度の傾斜ですね」
(倉 菜々子さん)
このジムでは難易度の高い
125度の傾斜の壁で練習開始!
本格的な練習を
始めたのは7歳の時。
以降、1日3時間、
週3日のペースで
登っているんだそうです。
「きっかけは
なんだったんですか?」
(岡田アナ)
「大府市にある愛知健康の森に
遊びに行ったとき忍者体験で
小さい壁を登って楽しくて、
ジムに行って登りたいと思って」
(倉 菜々子さん)
「忍者みたい」と
夢中になった遊びが、
スポーツクライミングへの道に
つながった倉さん。
ただ、こんなエピソードも。
「家のドアの縁に
ぶら下がっていて落ちて、
(小学校の)入学式の
2日前に骨折した」
(倉 菜々子さん)
その後、倉さんが
どんな選手に成長したのか、
ジムのインストラクターに聞くと...
「(倉さんは)高いところで
あまり怖がらない。
(一般的には)落ちたら
けがをすると思って
無理な動きはできないんですが
経験もありますがすごいな」
(クライミングジムぴなくる2刈谷店
荒木翔太さん)
3種目の中では
ボルダリングを得意とする倉さん。
ボルダリングは
複数のコースが設定され、
時間内にいくつ
登りきれるかを競う種目。
その登るときにつかむのが
ホールドと呼ばれる突起物です。
倉さんはホールドの位置を
正確に把握し、
ゴールまでのルートを
瞬時に判断する能力に
優れているのです。
倉さんは
もの凄いスピードで登っていき、
7メートルの高さもあっという間。
笑顔もみえました。
「最初は怖かったけど
今はふつうに登れる」
(倉 菜々子さん)
オリンピックへの思いは...
「オリンピック競技に
決まってから競技人口が
一気に増えた感じがするので
そんな中でも
頑張っていきたいと思います」
(倉 菜々子さん)
20歳で迎える夢舞台で
最高の結果を目指しています。