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FEAUTURE特 集

ザ特集

生涯現役 姉妹ふたりの写真館

18.06.06

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80歳と74歳の姉妹ふたりが営む、
老舗の写真館が岡崎市にあります。

今、姉妹が力を入れているのは
遺影用の写真撮影です。

岡崎市にある小さな写真館
名前は、「ホタルヤ」です。

カメラマンは、大須賀宏子さん、74歳。
そしてもうひとり...

大須賀予偲子さん、80歳。
姉妹ふたりで「ホタルヤ」を営んでいます。

息の合った連携で、客を和ませまながら、
シャッターをきります。

「お父さん目あいてるよね?いいよね?
 この顔いいよね?どうです?」

時代はアナログからデジタルへ
使う機材は随分変わりましたが、扱いはおてのものです

「ホントに年齢を感じさせないというか、
 非常に元気で、パソコンも上手にお使いになられる
 それも兄弟でしてらっしゃる すごいなと思いました」
(家族写真を撮影した人)

写真館「ホタルヤ」は今から約70年前に
二人の父親が創業しました。

二人は、それぞれ高校や写真の学校を卒業してすぐに、
店で働き始めました。

まだ、女性カメラマンが少なかった時代です。

「ちょっと偏見はありました
 "えっ!女性ですか?"それが第一声ですね」
(大須賀宏子さん)

「とにかく一生懸命働きました」
(大須賀予偲子さん)

今、二人は一緒に暮らしながら写真館を経営しています。
そんな二人が、数年前から力を入れていること
それは...
  
「あっいいですね」
「 こんな風です 」

生前に撮る遺影用の写真です。

「ほとんど(シワは)消さずに残して薄くしておきました
 あまり(シワを)取ると20歳になりますから」
(大須賀宏子さん)

「ご自分の生きた歴史みたいなものがありますもんね」
(大須賀予偲子さん)

「こんにちは、お邪魔しまーす」

この日も、70代の女性ふたりが撮影に訪れました。

Q.生前遺影を撮影する理由は

A.「よその葬儀に行っても
  あんまりにも若い遺影が多い
  だから年相応なきれいな写真をと
  女性ですので」

メイクを担当するのは、姉の予偲子さん。

そして、シャッターをきるのは妹の宏子さんです。

「いきま~す。あっ。非常に良いお顔です。はい。」
(大須賀宏子さん)

「おー素晴らしい。お渡ししまーす。」
(大須賀予偲子さん)

「ありがとうございます はい 頂戴いたします。」

「子どもたちも、毎日見てくれれば」
(大須賀宏子さん)

これまで、数多くの遺影写真を撮ってきたふたり。
その中でも、特に、忘れられない写真があるといいます。

それは、同級生を写した最後の写真でした

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