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FEAUTURE特 集

ザ特集

"生前遺影"を撮る姉妹の写真館

18.06.07

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6日に続いて岡崎市にある
老舗の写真館が舞台です。

写真館のカメラマンは
80歳と74歳の姉妹。

今、力を入れているのは
生前に撮る遺影用の写真です。

岡崎市にある小さな写真館
カメラマンは、大須賀宏子さん、74歳。

そしてもうひとり...

大須賀予偲子さん、80歳。
姉妹ふたりで写真館を営んでいます。

「ホタルヤ」はふたりの父親が
約70年前に創業しました。

父親の影響でふたりは、
子どものころから写真に興味を持ち
これまでにたくさんの写真を撮って来ました。

「私は小学校3年生の頃から父から
 小さなカメラをもらって毎日毎日撮りました」
(大須賀宏子さん)

「私が中学の2年生のときに父から
 ドイツ製のカメラをもらって
 その頃から写真を意識するようになりました」
(大須賀予偲子さん)

そんな、ふたりがいま力を入れていること
それは、生前に用意する遺影用の写真です。

「ちょっと強調しますね
 そうすると立体的になるんですよね。」
(大須賀予偲子さん)

メイクを担当するのは、予偲子さん。

「上まぶたをちょっと上げて
 あ、カワイイカワイイ」

シャッターをきるのは、宏子さんです。
「お客さんと同じ年代だからこそ、
 気持ちも分かり合える」と、
ふたりは言います。

「目線が下がると老けるから目線上げてね」
(大須賀予偲子さん)

「2年か3年に1度は撮っていきたい」
(生前遺影を撮影した人は)

そんな、ふたりにとって、
忘れられない1枚の写真があります。

「村松正樹君は小学校同じクラスだったんです」

写真の男性は、撮影した時にすでに体調がすぐれず
病床にありました。

そして、
写真の完成を見届けた 直後に、亡くなりました。

「もう大満足だ!これでやってください!っていうふうにおっしゃって
 じゃあお作りしましょうってこのお写真をお作りしたんです」
(大須賀予偲子さん)

今、その写真は、村松さんの自宅に飾られています。

「写真を撮った日が起きられた最後
 その次の日からほとんど寝たきりになった
 ちょうどいいときに来てくださって良かったねっと言っていた
 この写真にすごく満足して"ありがとう"っと言っていました」
(正樹さんの妻 鈴木鈴子さん)

予偲子さんと宏子さん。
ふたりは、人生を終えた後も残る大切な写真を
これからも撮り続けます。

「若々しく、とにかくきれいに残してあげたい
 という気持ちが一番強いです
 最高にいい顔を引き出してあげたい」
(大須賀予偲子さん)

「"ありがとう 気に入りました"という言葉が
 いただける写真を撮りたいですね」
(大須賀宏子さん)

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