FEAUTURE特 集

金スぺ

メディック・ワン・ナゴヤ密着

18.07.06

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名古屋市消防局の救急隊、
「メディック・ワン・ナゴヤ」が
発足から1カ月。
隊員の活動の様子に密着した。

6月、名古屋駅のJRゲートタワーに配備された
メディック・ワン・ナゴヤ。

「みなさんが119番に電話すると
 日本一はよ病院に着くことが
 出来るのが名古屋の救急車」
(名古屋市 河村たかし市長)

このメディック・ワン・ナゴヤ、
JRゲートタワーで午前9時から午後8時まで
サポートを含めた4人態勢で待機している。

おもに名駅エリアをカバーする
名古屋市消防局直轄の救急隊だ。

「一般的に救急要請で多いのは高齢者層なんですけど
 名駅周辺は特に青年層が多いです
 デパートの中で目まいを訴えたり頭が痛い 胸が痛いとか」
(救急隊員)

インタビュー中に救急指令が入った。
交通事故現場からの要請で、ケガ人がいるとの情報。

現場へと急ぐ!

「エンジンかけます」

救急車が向かったのは...
名駅ではなく、新栄で発生した交通事故現場だ。

「タクシーの追突事故ね?」
(警察官)

「そうです」
(救急隊員)

追突された運転手が首の痛みを訴えているという。
救急隊員が頸部を固定し、病院へ搬送。
診察の結果、軽症だということだった。

実はこのメディック・ワン・ナゴヤ
状況によっては、出動範囲は名駅エリアに
限らないという。

そのワケは...。

「(現場から)一番近くの救急隊が呼ばれますので
 近くにいれば名古屋市内のどこへでも出動します」
(救急隊員)

隊が発足してから約1か月
多い時には10件前後出動する。
そんな多忙な中、こんな訓練も

「What seems to be the problem?」どうされました?
「When did the pain start?」苦痛はいつから?
「Do you feel any nausea?」吐き気を感じますか?
「I feel nausea」私は吐き気を感じます。

「外国人の方の対応として英会話を勉強しています」
(救急隊員)

外国人観光客が増加する中、
迅速に救急要請に対応するため、
こうしたコミュニケーションの訓練も欠かせないのだ。

午後4時、救急要請が入る。

近くにある専門学校で女子学生が倒れ、
意識がないというのだ。

エレベーターが無いビルの7階での救助活動。
レスキュー隊も応援に駆けつけた。
担架で慎重に運ぶ

学校関係者によると、この女子学生は体調不良のため
座って休憩していたものの、立ち上がったとたん
急に倒れてしまったそうだ。

「急に意識を失って倒れて
 問いかけにも答えなくなったので
 救急車を要請しました
 早かったです 3分くらいで来ました。」
(学校関係者)

この後、病院に運ばれた女子学生。
意識も正常に戻り、回復に向かったそうだ。

これまで、名駅周辺で出動要請があった場合は
最寄りの消防署から救急車を
向かわせるなどして対応していたが、
市によると、ゲートタワーに待機させることで、
到着までの時間が約1分短縮できるという。

メディック・ワン・ナゴヤが
名古屋の人々を見守る。

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