FEAUTURE特 集

金スぺ

注目集める"フットゴルフ"とは

18.07.20

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サッカーとゴルフを融合させた
新しいスポーツ、「フットゴルフ」が今、
世界で注目を集めています。

フットゴルフとはサッカーボールを蹴りながら
ゴルフコースをラウンドする新しいスポーツ!

ゴルフと同じ18ホールを、
直径53センチのカップを目指してプレーします。

各ホールのパーの数は3から5、
18ホール合計でパー75以下になるように
コースが決められています。

オランダが発祥のこのスポーツ、
2012年には早くも第1回ワールドカップが開催され、
日本チームは第2回アルゼンチン大会に出場しました。

いまでは40カ国以上に普及した、
世界で急成長を続けているスポーツです

国内にフットゴルフ常設コースがあるのは、わずか11カ所。

東海地方では、岐阜県中津川市に唯一のコースがあります。

このゴルフ場がフットゴルフにコースを開放したのは2017年から。

それまでは、この地方のプレーヤーは兵庫県など
遠くまで練習に出向かなければなりませんでした。

この地方で練習ができるようになり、
世界の舞台が近づいた選手がいます。
高波瀬史人さん 22歳。

フットゴルフ歴は3年ですが、
国内で年数回開かれる大会結果のランキングで上位にいます。

2016年には、ワールドカップ日本代表として
参戦した経験の持ち主です。

「長い距離を蹴れなくてもパットが
 うまく決まればスコアが追い付いたり
 追い抜いたりもするのでサッカーを
 やっていなくてもできるのがおもしろい」
(高波瀬史人さん)

4月から社会人になった高波瀬さんは、
休日のわずかな時間を練習にあて、
2018年12月、モロッコを舞台にした
第3回ワールドカップ日本代表入りを狙っています。

世界と戦うには力勝負ではなくコースマネージメントが
結果につながると高波瀬さんは考えます。

「いかに自分のイメージにピタッと合わせていけるか
 (ボールコントロールの)精度が海外の選手と自分との差」
(高波瀬史人さん)

イメージ通りのボールコントロールが
求められるシーンがやってきました。

「左を狙ってしまうと下っていて
 右に開いてしまうので右から寄せられたい」
(高波瀬史人さん)

ピンの左は強い傾斜。
ここは緩やかな下りになるピンの右に狙いを定めます。

「若干弱かったけどイメージ通り」
(高波瀬史人さん)

難しいカップの位置でしたが、見事パーをキープ。

「ジャパンオープンの結果次第で日本代表が
 見えてくると思うので一つ一つの大会を重ねたい
 その先に日本代表に入れたらいいと思う」
(高波瀬史人さん)

現在国内ランキング16位の高波瀬さん。

残りわずかな国内大会で成績を伸ばし、
2回目のワールドカップ出場を
確かなものにしようとしています。


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