FEAUTURE特 集

金スぺ

<全力エール>戦術が重要 フェンシング男子高校生

18.09.21

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「全力エール」、
今回は華麗なテクニックとスピードが魅力のフェンシングで
世界に挑む豊橋出身の高校生を取材しました。

迫力ある剣さばきを見せるのは尾矢陽太(おや さんた)選手。

オリンピック種目でもある「フェンシング」で、世界を目指します。

フェンシングは主に、
腕を含む上半身が攻撃対象の「サーブル」、
全身が攻撃の対象の「エペ」、
胴体のみが攻撃対象の「フルーレ」の3種目があります。

尾矢選手が得意とするのは「サーブル」。

他の2種目は相手を"突く"だけの種目であるのに対し、
「サーブル」だけは相手を"斬る"ような攻撃をすることが許されています。

尾矢選手はこの「サーブル」で出場した2017年のインターハイで
見事優勝を飾った期待の若手。

「(サーブルは)斬れるので単純に面白い。
一番スピード感があって格好いい。
小さい頃からやりたいと思っていた種目。」
       (愛工大名電高校3年 尾矢陽太選手)

フェンシングを始めたのは6歳の頃。
愛知県内の大学でフェンシング部の監督をしていた父親の影響でした。

最初はフルーレで練習していましたが、
ダイナミックな動きのサーブルに次第に魅せらていったと言います。

「怖くはないですか?」
    (岡田アナウンサー)

「相手から攻撃されるときは怖いなと思うけど、
 自分の動きで相手を動かすことを意識していて、
 自分の動きに対して相手が動いてきたものであれば、反応しやすい。」
           (愛工大名電高校3年 尾矢陽太選手)


尾矢選手のプレーをスローでみると・・・
相手が攻撃をしようと近づいた時、剣先を振って牽制しています。
     
これが尾矢流の戦術!

相手選手を惑わせ、タイミングを計ることで、攻撃を避けることができると言います。

さらに0.5秒後には自ら攻撃!

あっという間にポイントをとります。

尾矢選手と戦ったチームメイトは・・・

「術にはめられるとほとんど点を取れなくて負ける。
 やろうとしたことにも対処される。」
(チームメイト)

尾矢選手の巧みな戦術はチームメイトからもお墨付きです。

「戦術面でいえば磨く部分が尽きることはないので、
 毎日新しい課題が見つかって、本当に毎日の練習が楽しい。」
         (愛工大名電高校3年 尾矢陽太選手)

そんな尾矢選手に今後の目標を聞いてみると・・・

「来年から東京の大学に行って、
 トップ選手とたくさん練習をして、どういうい動きをしてくるのか。
 世界のトップ選手に近い動きもしてくると思うので、ひたすら練習して学んでいけたら。」
                  (愛工大名電高校3年 尾矢陽太選手)

夢へ向かって戦術を磨く尾矢選手の今後に注目です!


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