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FEAUTURE特 集

ザ特集

黄金と"内ケ嶋一族"の謎

18.09.27

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岐阜県白川郷で黄金とともに消えた
「帰雲城」伝説を追う特集の後編です。

城とともに生き埋めとなった
城主で戦国大名の内ヶ島氏の謎に迫ります。


世界遺産、岐阜県白川郷に、
大地震で埋没した城があった。

城の名前は帰雲城。

城内には莫大な黄金が保管されていたという伝説がある。

城主の内ヶ嶋氏は、120年、4代にわたって
この地を治めていたという。

「武田信玄や上杉謙信 後には織田信長が出てくる
 戦国のスターが集まる中に出て生き残っている
 生き残る切り札が何であったか
 鉱山 金銀である可能性は捨てきれない」
(歴史家・作家 加来耕三さん)

地元にも、内ヶ嶋氏と金との関わりを示す様々な言い伝えがあった。

「山奥に上滝という滝があり川の砂を
(山から)といを使って流し荘川の町で金を取った」
(元荘川小学校校長 渡邊正範さん)

内ヶ嶋氏の経済基盤は砂金だったのか?

帰雲城の調査をしている野田秀佳さんは、
周辺の川を調べることにした。

「これ庄川ですね。
(水の)量が多いですね、今。
ここまで溜まっちゃってる。」
(白川郷埋没帰雲城調査会 野田秀佳さん)

帰雲城のすぐ近くを流れていたとされるのが、この庄川だ。
調査はさらに山の奥、庄川の支流で行うことに...

出発から40分。

山あいの渓流に出た。
早速、調査開始。

「これは違う」
(白川郷埋没帰雲城調査会 野田秀佳さん)

作業を繰り返すこと2時間。
すると...

「何か金色に光ってますね」 
(白川郷埋没帰雲城調査会 野田秀佳さん)

後日調べたところ、やはり金だった。

「こうして砂金が採れるのを見ると文献にも
 あるところの内ヶ嶋の時代も砂金が採れていた
 十分考えられる」
(白川郷埋没帰雲城調査会 野田秀佳さん)

山に分け入る野田さん。
取材班に見せたい物があるという。

「ここは荘川町牧戸にある場所で
 山を登った所に砦の遺構が残っている」
(白川郷埋没帰雲城調査会 野田秀佳さん)

急な斜面を登って山頂付近にたどり着くと開けた場所に出た。
人工的に造成されたようだ。

「これが四角になっている土塁になります」
(白川郷埋没帰雲城調査会 野田秀佳さん)

実はここ、内ヶ嶋氏と戦った
金森長近の砦の跡と言われている。

金森氏は、あの豊臣秀吉の家臣だ。

この戦で内ヶ嶋氏は、金森の軍勢に敗れたのだが、
なぜかその後も、秀吉からこの地を治めることを許されている。

「政治を司る人間にすれば元締め的に置いておけば良い
 欲しいのは金、銀で土地ではない
 代官でも良いし、金、銀の鉱山を任せるからよろしくで良い
 内ヶ嶋は生き残ったと私ははそう思う」
(歴史家・作家 加来耕三さん)

しかし、その仮説を裏付けるための証拠は、
幻の城とともに、この地のどこかに埋もれている。

「もし発掘して帰雲城が出て来たら
 今までの謎は全部解けると思う
 城の中に全部、資料が揃っているはず
 その為にも是非掘ってほしい」
(歴史家・作家 加来耕三さん)