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金スぺ

水上バス"追い風"に乗れるか

18.09.28

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この、ららぽーと名古屋の開業を
追い風ととらえているところがあります。
水上バスで、
利用客が立ち寄る波及効果に期待しています。

港区で最大規模となる巨大ショッピングモールの
ららぽーと名古屋。

現地に行くには地下鉄だと、
名港線「港区役所駅」下車で徒歩2分。

車では名古屋市内を南北に結ぶ「江川線」に隣接しており
アクセスも抜群だ。

さらにもうひとつ都心からの交通手段がある。
それが...。

「みなさんお待ちかねだと思いますけど
 "ららぽーと名古屋"という巨大な商業施設が
 グランドオープンするのをご存知でしょうか」
(ガイド)

水上バスの"クルーズ名古屋"でも行ける。
名古屋市が民間企業に運航を委託しているクルーズ名古屋。

「ささしまライブ」を出発し、名古屋港水族館のある
「ガーデンふ頭」を経由して、レゴランドのある「金城ふ頭」へ。

今回の「ららぽーと名古屋」のオープンに伴い
新しい寄港地「みなとアクルス」ができたのだ。

「ささしまライブ」から「みなとアクルス」までは約30分で到着する。
実際に船着き場から歩いてみると...。

わずか37秒だった。

クルーズ名古屋は2017年10月に定期運航を開始。
「ささしまライブ」から「金城ふ頭」までを約1時間で結ぶ。
最大54人まで乗船可能で、船内は冷暖房完備だ。

「中川運河はもともと
 物流のためにつくられた運河です
 昭和39年には1日に200隻を
 超える船が運航していました
 その後トラック輸送が伸びてきて
 今だと1日に2~3隻通るだけ
 物流の運河から賑わいをもたらす運河へ
 再生していこうということで」
(名古屋市名港開発振興課 塩沢洋さん)

船に乗り込んでみると、
船内にはガイドの姿があった。

この「クルーズ名古屋」では時折、ガイドが乗船している。
運河沿いの観光案内を聞きながら目的地まで行けるのだ。

「奇妙な建物があると思いますけど
 かつて鉄道貨物を通すために造られた施設です」
(堀川・中川運河に詳しい 柳田哲雄さん)

ガイドからは、中川運河にまつわる歴史の話や、

「コーヒーを飲んでいる方が手を振ってくれる」
(堀川・中川運河に詳しい 柳田哲雄さん)

船からしか見ることが出来ない運河沿いならではの景色も。

「"金城ふ頭"まで
  前から来よう来ようと思っていて
  ようやく(乗船できた)」(乗客)

「たまには変わったもんに乗船してみたかった
  懐かしい・・・40年ぶりに運河沿いを通ったもんで」
  (乗客)

名古屋市によると運航を始めた2017年10月からの
半年間の利用者は、約6000人にとどまっている。

水上交通の認知度が低いことや
土日祝日のみの運航であることなどが
原因としてあげられている。

「是非名古屋市内の景色を楽しんでいただきながら
 水上バスを利用して"ららぽーと名古屋みなとアクルス"に
 遊びに来ていただきたいと思います」
(ららぽーと名古屋みなとアクルス担当 萩野真由さん)

水上交通を街の新たな魅力にしたい名古屋市。

「ららぽーと名古屋」のオープンを追い風にして
知名度をあげたいところだ。


クルーズ名古屋の新しい船着き場、
「港アクルス」での乗船は29日からできます。


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