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ザ特集

"北海道地震"から約1カ月 愛知でも警戒が必要

18.10.03

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自然災害が続く
2018年の日本列島。

最大震度7を観測した
北海道胆振東部地震から
間もなく1カ月になります。

液状化現象が起きたこの地震、
愛知でもその危険性が指摘されています。

北海道を襲った最大震度7の地震。

札幌市清田区では、液状化現象による被害が。

道路は波打つように崩れ・・・
マンホールは浮き上がっています。

「揺れた後に一気に水の音がしたんです。
 窓の外を見たら、道路がどんどんなくなっていて。」
               (住民)

過去には、阪神淡路大震災。

そして東日本大震災でも液状化で被害が出ました。

愛知県でも、決してひとごとではありません。

「愛知県の西側は非常に液状化の危険性は高い。
 水が多く、しかも砂が堆積していることが多いので、
 液状化の可能性が高くなります。
 池を埋め立てたようなところも
 危険性が高くなる場合がありますし、
 あるいは、昔は川だったところを埋め立てて作った地盤も
 液状化の可能性が高くなる。」
       (名古屋大学 野田利弘教授)

野田教授が見せてくれたのは、
液状化の可能性が高いとされる名古屋市南区の
最近の写真と江戸時代の絵です。

かつては海や塩田だったところに、建物が密集しているといいます。

液状化は、地震の大きな揺れによって、砂の粒が沈み込み、
水分が地表に浮き上がる現象のことです。

「見ていただきましたように、
 重いものは沈む、そして軽いものは浮く。
 そして場合によってはこのように傾いてしまう。
 まさしくこのビルの傾きと同じようなもの。
 そしてこのマンホールが浮いたような状況が
 東北地方太平洋沖地震の時にも見られた。」
           (名古屋大学 野田利弘教授)

液状化の問題点を次のように指摘しています。

「避難が非常にしづらい。
 泥水が噴いています。
 そういうところになかなか避難できないですよね。
 さらにマンホールが浮いていたりすると、
 緊急車両も入ってこられないような状況になる。
 確かに自分の家の下の地盤を強くするということで、
 液状化が起きないようにすることはできます。
 しかしながら、液状化というのは自分だけの被害じゃなくて、
 周辺全体の被害になる。
 そういう意味で非常に(対策が)難しい。」
           (名古屋大学 野田利弘教授)

液状化の危険性が高いとされている名古屋市。
現在、マンホールが浮き上がらないようにする工事を進めています。

しかし、対象となるのは緊急輸送道路などに限られます。

液状化の被害を防ぐ根本的な対策は...?

「土地の土の性質から来るものですので、
 名古屋市ですと西側一帯が、
 液状化の危険性が高いエリアになっておりますが、
 それを全て解消するのは難しい状況です。」
       (名古屋市危機管理企画室 井深聡さん)

液状化は避けられない。

そのことを前提に私たちも対策をとることが重要です。