FEAUTURE特 集
ザ特集
発明イベント『夢卵』人気の秘密
18.11.07
ものづくりの発想力を
育てようというイベントを
自動車部品大手、デンソーが
先週末に開きました。
今回も1万点を超えるアイデアが集まりました。
まるで、びっくり箱のような仕掛け。
ごみを捨てようとすると反応し口が開く『ごみ箱』
具だけじゃなく、"汁"の量も調節できる『おたま』
段差もスムーズに進む『キャリーバッグ』。
先週末、
刈谷市で開かれたデンソー夢卵(ムーラン)。
デンソーが行ったアイデアコンテストだ。
「2年に1度開催している。
社員のアイデアを創出する意欲や
文化を大切にしようと
1991年に立ちあがって今回で14回目です」
(デンソー夢卵実行委員・瀬川伸生さん)
応募作品は、国内外から1万3140点。
その中から書類審査を通過した48点が
一堂に集められ、来場者にアピールした。
東 周さんも、最終選考を目指す1人。
自動車のセンサー部品の開発に携わる部署に所属し、
今回、夢卵に初めて挑戦した。
「ストレス発散!『無限ボウリング』
というボウリングのピンを作っている
倒れたピンが自分で起き上がって自分で並ぶと」
(デンソー センサ&セミコンダクタ回路開発部
東 周さん)
これが、その『無限ボウリング』。
ピンが倒れると、自力で起き上がるというが...
「あれ?調子が悪いですね」
(東 周さん)
なかなか起き上がらない。
「センサーのデータ処理のところと
配線が多分弱くなっている」
(東 周さん)
うまくいけば、倒れたピンから
ニョキニョキっと足が出て
自動で起き上がり、何度でも
"無限に"ボウリングが楽しめる。
発想のもとになったのは、
子供の玩具だった。
「家でこうやって倒す時に
並べるのが面倒くさいなと。
これ自動で並んでくれたら
面白いんじゃないかと思って」
(東 周さん)
実は東さん、日ごろから子供のために、
様々なアイデアオモチャを作っていた。
こちらは3Dプリンターで作った、
クマの置物とチョウチョのメダル。
「いいお父さんなんですけど
やりたいことがたくさんあるので
土日を家族のために使うと
自分のやりたいことができないから
かわいそうだなと」
(東さんの妻・宏美さん)
Q.初参加への意気込みは?
「本番に向けてなんとか動くモノを作ろうと
今がんばっているので。
優勝なんてとてもイメージ沸かない...」
(東 周さん)
そして迎えた,コンテスト本番。
東さんの「無限ボウリング」は
無事に完成したのだろうか。
さぁ、ピンは起き上がれるか?