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金スぺ

メダカ 人気も価格も↑

18.11.09

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かつては小川や田んぼで
よく見かけた魚に"メダカ"がいます。
今、このメダカの人気が高まっていて、
中には1匹数万円の値がつくものもいます。
メダカ・ブームを取材しました。


岡崎市にある観賞用メダカの専門店
「岡崎葵メダカ」。
ハウスの水槽の中には
色とりどりのメダカが泳いでいます。
これらはすべて"改良メダカ"
人の手によって品種改良されたメダカです。

「今現在は30~40代の客が増えてきている」
     (岡崎葵メダカ・天野雅弘さん)

人気の理由に、熱帯魚などと違って、
水槽に装置が不要なため飼育が簡単なことや、
品種改良が盛んに行われ種類が大幅に
増えていることなどがあげられています。

「誰もがつくろうと思えば、
 新品種のメダカづくりに
 すぐ参加できるのも楽しみ」
      (天野雅弘さん)

今、国内で出回っているメダカの品種数は、
5年前と比べ2.5倍にもなっているといわれます。

『紅三色カブキ』は2018年、
天野さんが品種改良したメダカ。
1匹で2万5千円。
新しい品種は、数万円単位で
取引されることが多いそうです。

また新品種には、育てた人が好きな名前を
つけることができます。
そのため自分のメダカを作りたいと
夢中になる人も大勢います。

『雲州三色』は2017年の春にでたメダカ。
当時は今の金額の20倍以上の値段がつき、
愛好家の間で評判となりました。

「(雲州三色は)出始めのころは
 ワンペア20万円しました。
 実際に当店に来て値段を聞いて、
 びっくりして買わずに帰るお客もいる。
(買いやすい)100円のメダカも販売している」
             (天野雅弘さん)

品評会も各地で頻繁に行われています。
プロアマを問わず、メダカの愛好家が自慢のメダカを出品。
10月の品評会では、ある改良メダカが話題を呼びました。


岐阜県関市の近藤健次さん。
改良メダカの世界にハマった一人です。
趣味で始めて10年目で
念願の賞をとったのがこのメダカ。

目が大きく飛び出た真っ黒なメダカ。
ほかのメダカと比べても、
目が出ているのがわかります。
出目のメダカが生まれるのは大変珍しいということです。

「6月ごろエサやっていたら
 何か目が出ている個体がいると思った。
 偶然にも賞をいただきましてうれしかったです」
              (近藤健次さん)

飼育の楽しさを知り、庭にメダカ小屋まで
作ってしまったという近藤さん。
いつの間にかメダカは2,000匹以上に。
休日は一日中、小屋にこもって
世話をするのが日課となりました。

「交配させて親と一緒のものが出るかというと、
 ほとんど違うような子どもが生まれる。
 どんな子どもが生まれるかという楽しさがある」
               (近藤健次さん)

こうしたブームの反面、
注意しなければならないこともあります。
名古屋の東山動植物園の担当者に聞いてみると...。

「メダカを理解していただくという点では
 (ブームは)すごくいいこと。
 たくさん増えて飼いきれなくなって
 どうしようかと思う人もいると思う。
 近くの池や川に逃がそうと考えると思うが
 それは絶対にやめていただきたい」
  (東山動植物園・水野展敏さん)

野生のメダカが絶滅危惧種に指定される中、
改良メダカを放つと、野生のメダカの遺伝子が
なくなってしまうからです。

人気が高まるメダカ。
ブームはどこまで続くのでしょうか。